著名女優を輩出する『ピチレモン』モデルから期待の志田彩良が長編映画初主演 「恥ずかしいから絶対観ないで」!?

著名女優を輩出する『ピチレモン』モデルから期待の志田彩良が長編映画初主演 「恥ずかしいから絶対観ないで」!?

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  • 更新日:2017/09/25
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映画『ひかりのたび』で初主演となった志田彩良

著名女優を輩出してきた『ピチレモン』出身モデルの中で今、最も注目されているのが18歳になったばかりの志田彩良(しだ・さら)だ。イオンやドコモなど数々のCMに出演する他、短編映画『サルビア』(2014年)、『わたしのまち』(2016年)にも主演するなど女優として快進撃を続けている。

そんな彼女の長編映画として初主演となる『ひかりのたび』は、とある地方都市での不動産売買に絡む金(マネー)をテーマに人間の本質にまで鋭く踏み込んだ問題作。メガホンを取った澤田サンダー監督は群馬県の伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞で史上初の2度のグランプリを獲得、新たな才能の商業映画デビュー作ということでも話題を呼んでいる。

志田の役どころは、冷酷非情な不動産ブローカーを父に持つ女子高生・植田奈々。転校を繰り返し、帰る故郷のない寂しさを抱えつつ、表向きは優しい父の裏の顔に気づきながら共に暮らす複雑な心境を抑えた演技で丁寧に表現している。

素顔の彼女は明るい笑顔が素敵な女子高生。周りの空気まできれいにしちゃいそうな透明感を持つ期待の新星に撮影の裏話からプライベートまで直撃インタビュー!

* * *

―長編映画は初主演! 人間の暗い部分も掘り下げる映画ですが、まず脚本を読んでどう思いました?

志田 本当に難しい内容で、わからないことがありすぎてちょっと不安にはなりました。でも撮影前に澤田監督としっかり読み合わせをさせていただいて。監督は主人公についても作品についてもすごく思いが強くて、作品についてだったり、奈々ちゃんというキャラクターについてだったりを話していくことで撮影前に役がほぼ完璧にでき上がっていったので。

特にお父さんとの距離感は結構話し合いましたね。関係性とか、こういう人でこういうお仕事をしてて…とか。普段の自分と違いすぎて、ふたりの時はどうしてるんだろうとか、すごいたくさん考えました。

―普段、お父さんとは仲がいいんですか?

志田 仲良しで、デートしたりとかします。最近はお母さんと3人で出かけることが多いんですけど、小さい頃からふたりで海に行ったりディズニーランドに行ったりしてました。お母さんといつも取り合いしてます(笑)。

―お母さんとライバル(笑)。主人公の奈々とは同年代ですが、自分との共通点は?

志田 …ないと思います。お父さんとの関係もまったく違いますし、学校での過ごし方も自分と本当に真逆で。私は学校ではずっと喋ってて、もっとうるさい感じです(笑)。

―確かにこうやって話していると、映画の印象と違って明るいですね!

志田 よく言われます(笑)。

―同級生役の萩原利久さんとは初共演で、自転車を二人乗りしたりと甘酸っぱいシーンもあって、キュンとしちゃいましたよ!

志田 憧れますね。青春したいなって思います(笑)。

―あまり青春は満喫してない?

志田 うーん、高校に入ってから友達と遊ぶのが楽しくて、なんか恋愛したいって思わなくて。男のコと仲良くなっても性格的にもあんまり女のコとして見られないので、恋愛にも全く発展しなくて…。もう高校生も終わっちゃうので学校での青春は諦めました(笑)。

―休みの日は友達と遊ぶことが多いんですか?

志田 そうですね。海が近いのでみんなで行ったりとか。でも家族で出かけたり、結構マイペースなので、買い物とかはひとりのほうが楽でいいなとも思うんですけど。優柔不断なので、洋服を買う時はお母さんとお父さんに「どっちがいいかな?」って決めてもらわないと、もう何時間も悩んじゃいます(笑)。

―ますます映画の役柄とのギャップが…(笑)。役作りでしっかりお話したという澤田監督の印象は?

志田 名前(サンダー)からして変わってますけど、やっぱりすごく変わった監督です(笑)。でもすごく優しくて奥さんとも仲が良くて、現場では監督の奥さんとお母さんがごはんを作ってくださって、毎回手作りのごはんだったんです。

―ケータリングではなく、手作りの食事だったんですか!

志田 はい、スタッフさんもみんなで食べてました。一番印象に残ってるのは「しそジュース」ですね。初めて飲む味ですごくおいしくて、毎朝飲んでました。

―ヘルシーで元気が出そう! 撮影では失敗しちゃったエピソードもありますか?

志田 あります! 朝起きるっていうシーンがあったんですけど、そこでホントに寝ちゃって(笑)。「スタート!」がかかってるのに起きられなくて、シーン…っとなったことがあります。お昼ごはんを食べた後に、私いつもお昼寝するんですけど、ちょうどその時間で…。

―お昼寝って、子供っ(笑)! でもほんわか、現場も楽しかったみたいですね?

志田 楽しかったです。空き時間にスタッフさんとも話したりして。助監督さんは前にMVの撮影で一度ご一緒した方だったので、その時の話とかをしましたね。「成長したね」って言われてすごく嬉しかったです。

―芸能活動も小6からとなるとキャリアも6年。初期のお仕事でのスタッフとの再会もあったり?

志田 そうですね。(初主演の短編映画)『サルビア』から結構繋がっていて、その時のカメラマンさんが呼んでくださって別のお仕事をしたり、その現場の監督さんがさらに次回作の『わたしのまち』の監督さんで。

―どんどん繋がって女優の道が広がったんですね! 今回はアフレコで声を後から入れる演技にも初挑戦ということで、どうでした?

志田 難しかったですね! 本当にそこだけは今でもやり直したいぐらいです(苦笑)。動かないようにじっとして、他の音が鳴らないようにして…。撮影中はスタッフさんが雰囲気を作ってくださったのですごくやりやすかったんですけど、撮影してから1~2ヵ月経ってから録ったので、その時どういう気持ちだったのかも思い出しながらで。なんだかすごく難しかったです。

―それを乗り越えて自信にも繋がったのでは。アニメなど声の出演にも挑戦したりとか。

志田 やってみたいです! 声だけでお芝居するのってすごく難しいと思うので、挑戦してみたいなと思います。

―もしかして、難しいことって好きです?

志田 好きですね(笑)。

―そういえば『ピチレモン』時代にもギネスに挑戦してますよね。

志田 はい(笑)。「マシュマロキャッチ」っていう、相手が投げたマシュマロを5分間にお箸で何個キャッチできるかっていうので、すっごく難しかったです!

-チャレンジが好きって、実は結構、体育会系?

志田 運動は好きですね。でもホントに走ることだけで、球技とかは苦手なんですけど…。

-生まれ持った身体能力だけで勝負するタイプ(笑)?

志田 はい(笑)。走るのだけは短距離も長距離も学年で1位でした。

-それはスゴイ! 陸上の道も目指せそうですが(笑)、女優は元々目指してたんですか?

志田 はい、演技するのは好きです。初めからお芝居をしたいと思ってました。

-そもそも芸能界に入ったのはスカウトがきっかけだそうで…。

志田 お母さんがインターネットに私の写真を載せていて、それを事務所の方が見てメールをくださいました。ちょうど芸能界に興味を持ち始めた頃で、それまでは周りに勧められても「絶対やだ!」と言っていたんですけど、なんだか突然「やってみたいな」と思い始めて。そんな頃に声をかけていただいたので嬉しかったです。

-いいタイミングだったんですね。同じ『ピチレモン』出身の先輩女優に憧れたりします?

志田 憧れますね。でも具体的にこの人というのはなくて。そういう人を作ってしまうとその人になりたくなって自分が失くなってしまう気がして、作らないようにしているんです。

-なるほど、志田彩良という女優はゼロから作りあげていくと! 友達も応援してくれていたり?

志田 あまりお仕事の話はしないんですが、目の前で私のことをネットで調べて「コレ出てんの?」とか聞かれるんです(笑)。今回の作品も取材していただいた記事がツイッターで回ったりして、みんな「観に行きたい」って言ってくれてるんですけど「恥ずかしいから絶対観ないで」って(笑)。

-いや、そこはひとりでも多く呼びましょうよ(笑)! この映画は不動産ブローカーの父とその父に対して複雑な心境を持つ娘、そして現代のマネーを巡る闇も描いていますが、どんな人に観てもらいたい?

志田 やっぱり同世代には観ていただきたいです。同じような悩みもあるだろうし、あとは私もこの作品に出会うまではこういうお仕事のことだったり世の中のお金の流れだったりを知らなかったので。何か感じるものがあるんじゃないかなって。映画の内容は結構ブラックな部分もたくさんあるんですけど、本当に映像がすごくきれいなんです。

-難しい役柄で、女優としての幅も広がった?

志田 そうですね。今まではお芝居中に相手の言葉を聞く余裕があまりなくて、自分のことでいっぱいいっぱいになっていたんですけど…。この作品では、例えばお父さんとか同級生の男のコとか、そういう誰かと絡んでいく時に相手の言葉をちゃんと聞く余裕が持てたので、そこは自分にとって成長できた部分かなと思います。

-では最後に、今後はどんな女優さんになりたいですか?

志田 いろんな色を出せる女優さんになりたいです。今までは今回の映画みたいに影のあるような役柄が多くて、すごく暗いイメージを持たれていると思うので(笑)。コメディだったり、天真爛漫な女のコとか明るい役にも挑戦したいなって思います!

(取材・文/明知真理子 撮影/利根川幸秀)

●志田彩良(SHIDA SARA)
1999年7月28日生まれ(18歳) 神奈川県出身 164cm A型 ○ティーン向けファッション誌『ピチレモン』専属モデルを経て、短編映画 『サルビア』で主演。長編映画初主演となる『ひかりのたび』が9月16日(土)より公開。最新情報は所属事務所公式サイトにて。

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