学歴差カップルは離婚率が高いってホント!?

学歴差カップルは離婚率が高いってホント!?

  • @DIME
  • 更新日:2019/08/24
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かつては広く行われていた結婚を前提とした“お見合い”だが、そのマッチングにおいて重要とされたのが“釣り合い”であった。ロマンチックな出会いにおいて我々は本当に“釣り合い”を第一に考慮しているのだろうか。この件に関してオンラインの出会いを調査した興味深い研究が報告されている。

出会いの“人選”において一般的に高学歴が好まれる

スマホの普及によりオンラインでの“出会い”はますますカジュアルな行為になっている。このきわめて個人的な出会いを求める行為を分析することで、人々がどのような基準で潜在的なパートナーを“人選”しているのかが浮き彫りになるのかもしれない。

ベルギー・ゲント大学の研究チームが2019年7月に「Economics of Education Review」で発表した研究では、出会い系アプリ「ティンダー」のユーザーを対象に“人選”において学歴がどのような影響を及ぼしているのかを探っている。

研究チームはベルギー・フランデレン地域在住の24人の男女のフェイクな登録プロフィールを作成した。プロフィールの大部分は同じような内容だったのだが、学歴についてはさまざまなバリエーションがつけられた。

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Phys.org」より

3600件ものティンダーユーザーの反応を分析したところ、女性は大学院卒である「修士」の男性のプロフィールを、単なる大卒(学士)男性の2倍、興味を持つことが明らかになった。つまり女性は潜在的なパートナーとして高学歴男性にかなり強い関心を持っているのである。

その一方、男性は修士女性に対して学士女性よりもほんのわずかに強い(プラス8.2%)興味を持つにとどまり、実質的にはあまり女性の学歴からは影響を受けていないことが判明した。

しかしながら新たな発見だったのは、これまで男性は一般的に高学歴女性を忌避する傾向があると考えられてきたことが、どうやら事実に反するということである。高学歴女性は特に嫌われていないどころか、わずかながら好感を持たれているのである。

この結果を受けて研究チームは人々はパートナー選びにおいて必ずしも“釣り合い”を第一に考慮しているわけではないことを指摘している。

もちろん実際の出会いと交際にはさまざまな要素が影響を及ぼすのだろうが、少なくとも“人選”の上では男女共に高学歴な人物が有利であるようだ。

“学歴差カップル”は離婚率が高まる

高学歴女性の数は着実に増えていて、先進国では大学卒業の割合が男女で逆転しているケースも珍しくない。ちなみにオランダでは大学や高等専門学校などを卒業する割合は女性の35%、男性の29%で女性のほうが高い。

そして高学歴女性が増えてくればそれに比例して増えてくるのが、女性のほうが高学歴というカップルである。しかしながらオランダにおいてこの組み合わせは離婚率が高まることが、オランダ中央統計局(CBS)の統計が示している。

オランダのカップルのうち、今ではカップルの20%が女性のほうが高学歴で、カップル全体の13%において女性が“大黒柱”になっているという。

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DUB」より

これにより“学歴差カップル”の割合が高まるのだが、この“学歴差カップル”は12年後の離婚率が31%と高くなっているのである。男性が高学歴の場合は離婚率が有意に高まらないことから、離婚する大部分の“学歴差カップル”は女性が高学歴のケースということになる。ちなみに“同学歴カップル”の12年後の離婚率は19%にとどまる。

CBSは“学歴差カップル”は依然として問題になっていると指摘している。過去数十年間、女性の教育レベルが大幅に向上し、一方で男性の側は何の変化もない。

そしてカップルの関係は、両者が共に高度な教育を受けている場合に成功する可能性が最も高いとCBSは結論づけている。こうしたカップルは、失業などの不測の事態に対処する能力を備えていると考えられ、人生の重要なイベントにに迅速に対処できるということだ。

今後ますます高学歴女性が増えると女性のほうが高学歴のカップルも自然に増えてくることから、この“学歴差カップル”の離婚問題は今後さらにオランダ社会で深刻になるのかもしれない。

この世で一番幸せなのは子どもがいない非婚女性

高学歴女性は経済的自立を果たしやすくなることは言うまでもない。考え方次第ではあるが経済的に自立できれば結婚、出産に対する態度にも余裕が生まれてくるだろう。

結婚を急がない晩婚という選択もあり得るうえに、さらに非婚というオプションもないわけではない。そしてある専門家にいわせれば、自立した独身中年女性こそがこの世で最も幸せなグループであるというから興味深い。

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの行動科学者であるポール・ドラン教授は、今の社会で最も幸せなグループは未婚で子どもがいない女性であると主張している。

6月に英・ウェールズで開催された大規模な文化祭「ヘイ・フェスティバル」で講演を行ったドラン教授は、従来の“成功者”のイメージは、今では幸福に体現するものではなくなっていることを解説している。

ドラン教授はアメリカの国勢調査である「American Time Use Survey」のデータから、未婚、既婚、離婚、別居、死別などさまざまな人々の幸福度と惨めさを比較検証している。

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The Guardian」より

「端的に言います。あなたが男性なら、おそらく結婚するべきです。 あなたが女性なら、結婚するかどうかは気にしないでください」(ポール・ドラン教授)

ドラン教授の分析では、男性は結婚することで「落ち着き」、生活の上でリスクを減らし、仕事に専心して収入を増やし、少し長生きするといったいくつかのメリットがある。その一方で女性は結婚後の生活に耐えなければならず、結婚しなかった場合よりも寿命が短いという。そして意外なことに最も健康で幸せな人口の下位グループは、子どもを持ったことのない非婚女性であると結論づけている。

このように、女性にとって子どもがいない独身生活は多くのメリットがあるにもかかわらず、結婚と出産育児は女性の人生の成功の象徴であるという従来の価値観によって、残念ながら独身女性に社会的汚名(スティグマ)が着せられてしまう可能性があることもドーラン教授は指摘している。

「40歳の子どものいない独身の女性を見て『今は残念だけど、いつかいい出会いがありますよ』と慰める人がいるかもしれませんが、それは違います。…(中略)…彼女が出会う男性は彼女の幸せを削ぎ、健康を悪化させ、寿命を縮めるのです」(ポール・ドラン教授)

もちろん最終的には個々の価値観、人生観であり決して推奨されるべきものではないが、経済的に自立できる高学歴女性には、幸せで長生きができる非婚という選択肢もあるのかもしれない。

文/仲田しんじ

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