早稲田、カギは未完成のスクラム、関東大学ラグビー対抗戦

早稲田、カギは未完成のスクラム、関東大学ラグビー対抗戦

  • J SPORTS
  • 更新日:2017/09/15
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いよいよ、関東大学対抗戦が始まる。早稲田大学は初戦で、昨年7位の日本体育大学と対戦する。昨年2位の早大が目指すのは、対抗戦優勝ただ一つ。

そして、その先に見据えるのは大学選手権だ。しかし、新チーム発足後初の公式戦である関東大学春季大会では、白星は流通経済大学戦の1つにとどまり、勝ち点7で、Aグループ最下位という苦しいスタートとなった。

昨季は「スクラム・ブレイクダウン・チームディフェンス」を3本柱として掲げた早大。今年もその方針は変わらない。

BK(バックス)はメンバーの入れ替わりが少なかったが、FW(フォワード)は昨季の4年生がスタメンの多くを占めていた。

そのため、今年はこれまで出場機会の少なかったHO(フッカー)鷲野孝成(基理3年=神奈川・桐蔭学園)やルーキーのPR(プロップ)久保優(スポ1年=福岡・筑紫)らが台頭してきた。

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スクラムの完成度が気になるところだ

しかし、新生FWのスクラムは安定感を欠き、昨季は特に前面に押し出していただけに、未完成という印象は否めなかった。

さらに、加藤広人主将(スポ4年=秋田工)が故障でスタメンから離脱。主将不在のFWはPR鶴川達彦(文構4年=神奈川・桐蔭学園中教校)が支えたが、セットプレーがおぼつかず、攻撃の起点を作れない試合が続いた。

一方、夏合宿ではアンストラクチャーな場面でのディフェンス強化に取り組んだ。加えて、FWはラインアウトモールを重点的に練習。その後の夏季オープン戦では、初戦の大東文化大学戦で辛くも勝利を手にした。

スクラムで押し負けることが減り、ラインアウトの成功率も飛躍的に向上。頼もしさを増したFWは、春季大会の大東大戦の完封負け(●0-27)から見違えるような成長を見せた。

BKもFB(フルバック)梅津友喜(スポ2年=岩手・黒沢尻北)が復帰早々攻守で活躍。WTB(ウィング)中野厳も4年生の意地を見せており、層に厚みが出てきた。

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ディフェンスの要として黒木副将の活躍が欠かせない

また、ディフェンスで忘れてはならないのがCTB(センター)黒木健人副将(教4年=宮崎・高鍋)だ。派手なプレーこそないものの、常にラインで身体を張り続けている。

U20日本代表でチームを離れていたSO(スタンドオフ)岸岡智樹(教2年=大阪・東海大仰星)と古賀由教(スポ1年=東福岡)も戻ってくるため、BKの戦力は非常に充実していると言える。

対抗戦でカギを握るのは、やはりスクラムでどれだけ相手を圧倒できるかだろう。ここまでの段階では、手応えをつかんでいる一方で、目標としている制圧するようなスクラムには至っていない。

ここから飛躍することができれば、強固なスクラムと夏に鍛えたラインアウトモールが攻撃の糸口となるはずだ。また、セットプレーが改善されてきているだけに、BKによる単純なミスは避けたいところだ。

これまで、ハンドリングエラーによってその後のアタックが途絶えてしまう場面が散見された。チャンスをしっかりとものにするために、そのようなミスはなくしていかなければならない。

日体大戦と言えば、昨年度の対抗戦で薄氷の勝利(〇45-40)を収めたことを記憶しているラグビーファンも少なくないはずだ。

「普段できていても試合でミスを連発して、逆に格下のチームが普段やっていることをできたり、普段以上のことが出せたりしたらひっくり返されることはあります」。

ラグビーの勝敗についてFL(フランカー)加藤主将が語ったこの言葉は、まさに戒めとなるだろう。逆に日体大は昨年つかみかけた白星を忘れてはいない。打倒早大に燃えていることだろう。

2カ月半に及ぶ戦いを占う開幕戦だけに、気は抜けない。

文:曽祢真衣/写真:吉田安祐香、大庭開(早稲田スポーツ)

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