日本の「芸能人組合」の理事 はっきしりない法制度に苦言

日本の「芸能人組合」の理事 はっきしりない法制度に苦言

  • NEWSポストセブン
  • 更新日:2017/03/21
No image

“芸能人組合”の構想を明かしていた小栗旬

清水富美加(22才)の出家騒動で話題になったのが「月給5万円」という言葉だ。芸能界では悪条件の中でタレントが働かされているケースが多いのではないかと注目が集まったのだ。

そんななかダウンタウンの松本人志(53才)が『ワイドナショー』(フジテレビ系)のなかで、自身が所属する『吉本興業』の現状に触れながら、なぜ自分で待遇の交渉などをしないのかと投げかけた。

相方の浜田雅功(53才)は、まったく売れてない時代だったにもかかわらず、吉本のエライ人におんぶして「ギャラ上げてくれ」と懇願し、松本も「松竹いってから後悔しても遅いぞ」とすごんだりしていたという。

「そのやり方がよかったとも思わないし、今そういう人が出てくるともぼくは思わないんですけど、『だったら組合作れよ』って思うのよ。作ったほうがいいよ。吉本だけじゃなくて、もっといえば芸能界の日本タレント組合みたいなんを作ったほうが、なんかあった時に、その機関を通じてやるようにしていかないとぼくはダメやと思うんですよ。芸能界のクオリティーを高めるというか、長い目で見た時には」

この“芸能人組合”については、過去に小栗旬(34才)が『クイック・ジャパン』(2014年8月号)の中で俳優の労働条件を改善するべく労働組合づくりの構想があるものの、俳優仲間に呼びかけてもなかなかのってくる人は少ないということを明かしている。

実は松本や小栗が提言した“芸能人組合”にあたる団体は存在する。それは『協同組合日本俳優連合』だ。1963年9月に設立された『日本放送芸能家協会』を前身とし、1967年に設立された。現在、西田敏行(69才)が理事長を務め、約2500名の俳優が加入している。同団体専務理事で声優・俳優でもある池水通洋(73才)が言う。

「形としては協同組合なので労働組合ではありませんが、最低の出演料を決めたり、長時間労働は割増金が必要とか、撮影中にけがをした場合の交渉もやっていますから、芸能人を守るための活動をやっています。『御用組合』なんて報じられることもありますが、そんなことはありません。

個人加入ですから事務所も通さず入れますし、宗教も関係ありませんから、清水(富美加)さんも加盟していただければご相談にのれたのに今回の辞め方は不幸でしたね。やっぱりコミュニケーションが全然取れていなくて、不幸な形になっている気がします」

芸能人は労働者かどうかという点についてはこんな見解を示した。

「われわれは個人事業主という形になっていることは事実ですが、実態は労働者。芸能人の35%は年収200万円以下なんです。清水さんくらいになると、最初は収入が安かったのかもしれないけど、辞める前は高くなっているだろうから、想像ですけど、『単なる労働者とはいえない』という言い分は通るかもしれませんけどね。

いずれにせよ、日本の法律制度がはっきりしていないんですよ。外国では芸術家はみんな、精神的労働を行う労働者だっていう解釈なんです。UNESCOの1980年の芸術家の地位に関する勧告でも、精神的な労働をする労働者だという位置づけになっている。でも日本では、芸能人は税法上個人事業主という位置づけになるので、労災保険など社会的保障が適用されにくい形になっていますから、矛盾が起きているんです」(池水さん)

※女性セブン2017年3月30日・4月6日号

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

芸能カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
妹のデビューに激怒の堀北真希に「なぜ姉妹で苗字が違うの?」と素朴な疑問
川越達也、園山真希絵、森崎友紀......消えたタレント料理人たちは今
筧美和子が豊満バストをポロリ 「ヤバイ!出てる」と大興奮
嵐・松潤の“裏切り”で凹む井上真央
【あざとすぎる】おバカキャラ「鈴木奈々」がスッピンを披露した結果→批難殺到!!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加