アインズ役・日野聡が語る「オーバーロード2」の世界

アインズ役・日野聡が語る「オーバーロード2」の世界

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  • 更新日:2018/02/13
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「オーバーロード2」より (C) 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード2製作委員会

平凡な会社員の鈴木悟は、VRMMORPG「ユグドラシル」をこよなく愛するプレーヤー。最大級ギルド“アインズ・ウール・ゴウン”のギルドマスターとしてアンデッドの最上級職“オーバーロード”を操り、ゲーム内でその名を轟かせていました。しかし、ギルドの仲間たちは少しずつゲームを離れ、ついに「ユグドラシル」のサービス終了が決定……。鈴木は、最後の瞬間をゲーム内で迎えようとします。しかし、サービス終了の時を過ぎても、何故かログアウトされず、それどころかNPCたちが自分たちの意思を持って動くように。戸惑う鈴木ですが彼はそのゲームの中で生きることになります。

「オーバーロード2」より

自分や仲間たちがつくり出したNPCとともに、“アインズ”を名乗り、世界を手中に収めんと進軍していく。圧倒的な力を持ったアインズの活躍と、個性的な仲間たちの魅力で人気を博した「オーバーロード」。現在は第2期アニメ「オーバーロード2」が放送中です。

■ ここまでの展開を経て

――アインズの活躍を中心に描いた第1期とは一転、アインズに仕える“守護者”たちを追った「オーバーロード2」。アインズを演じる日野さんは、どのように受け止めているのでしょうか。

日野:まるで主人公が多数いるような物語が展開されています。結果として、主役のアインズ役である僕も含めて、全話に登場しているキャストさんがいないんですよ。これは、非常に珍しいことだと思いますが、僕としてはうれしいです。なぜなら、それが原作どおりだから。「オーバーロード」のキャラクターは全員が魅力的ですし、その原作に忠実であるというのは、僕も含めて、ファンにとってすばらしいことだと思います。

――現在、「オーバーロード2」では、リザードマンの部族を滅ぼそうとするアインズたちと、それに抗おうとするリザードマンの戦いが描かれました。リザードマン編で日野さんが「熱い!」と思われたところは?

日野:リザードマンのかっこよさです。彼らは、強敵に対しても毅然としていて、そしてどんな逆境にも挫けずに立ち向かう魂を持った男気のあるキャラクターです。少年マンガ的な熱さも感じますね。回を追うごとにトカゲさんたちがすごくかっこよく見えてきて、多分、女性は惚れるんじゃないかなと思います(笑)。

――リザードマンたちの男らしさに、日野さんは胸を熱くしているわけですね! 一方、守護者たち側に注目すると、コキュートスががんばっていますが……?

日野:ギルドのメンバーはイケイケな性格の持ち主が多くて、リザードマンはみんな殺しちゃえという雰囲気が支配しています。でも、コキュートスは、リザードマンと同じく武人です。だからこそ、彼らの心の強さを買って、殺さずに配下にしたいと、アインズに提言しました。いわば、殴り合うことで友情が芽生えたのでしょう。コキュートスもまた、少年マンガの主人公のような人物です。

――リザードマンたちを消し去ろうと考えるアインズに対し、コキュートスはリザードマンを部下にすることが利益になるとアインズに提言しました。僭越ともいえる行動ですが、日野さんはそんなコキュートスの行動をどうご覧になりましたか?

日野:コキュートスの発言には、純粋に喜びましたね。子どもが初めてのことに成功したような、過剰に褒める気持ちで演じました。同時に、鈴木としては、NPCたちが自分の意思を持つことで、不確定要素が増えるわけで、そこが複雑なところではあります。

■ 鈴木とアインズの演じ分けのポイントとは!?

――日野さんが演じるアインズについて伺います。前述のように、アインズには、普通の会社員の“鈴木悟”と、 アンデッドの“アインズ”という極端な二面性があります。そんな難しい役どころを日野聡さんはどのように演じているのでしょうか。

日野:演技をするときに中心にいるのは、やっぱり鈴木なんです。その鈴木が、どうにか魔王であるアインズであろうとしているというのが基本です。鈴木は、慎重で臆病な人。第1期の序盤では、鈴木が自分の置かれている状況を理解できていない、戸惑いを強く意識しながら演じていました。魔王然として話すのではなく、魔王然としているふりをがんばっている人物を演じたというわけです。複雑ですね(笑)。結局、鈴木はつねに不安や戸惑いのなかにあって、セリフの意味だけを聞くと毅然とした魔王に見えますが、気持ちの中では戸惑いをにじませています。

――そんな鈴木ですが、アインズに敵対する者には、容赦なく高位魔法を行使し、消し去る一面も合わせもっています。

日野:バトルなどのある瞬間で、アンデッドとしての邪悪な素顔を見せる瞬間があるんですね。その瞬間は完全にアインズですね。それでも鈴木の慎重な部分は失っていない。例えば、第1期の終盤でのシャルティア戦では、さまざまな貴重なアイテムを駆使して、戦闘に臨みました。

――「オーバーロード2」では、第1期と比べてアインズとしての演技に違いはあるのでしょうか。

日野:作中での時間もそれほど経過していないので、基本的にはないですね。ただ、アインズとしては、あらたな実験として、各守護者たちがどれだけ自分の意思をもって提案をしたり、行動を起こしたりというところを評価しようとしています。だから、守護者たちの頂点に君臨する尊大さを維持しながらも、慎重に何かを探そうとする心の動きは意識しています。

――会社員の鈴木とアインズを瞬時に切り替える日野さんの演技に注目しても「オーバーロード2」を楽しめそうですね。最後に、今後の展開を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします!

日野:「オーバーロード2」は全編を通して、オトコのかっこよさが際立つ物語になると思います。特に、後半戦ではセバス・チャンの活躍が光ります。オジサマってこんなにかっこいいんだと、感じてもらえると思います。(WebNewtype・取材・文:星野政明)

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