「AIアシスタントの声が選べる」首かけスマートスピーカー - オンキヨーのCESブースから

「AIアシスタントの声が選べる」首かけスマートスピーカー - オンキヨーのCESブースから

  • マイナビニュース
  • 更新日:2018/01/14
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●パーソナルスタイルのウェアラブルなスマートスピーカー

CES 2018に出展したオンキヨー&パイオニアのブースでは、ネックバンドタイプのスマートスピーカーの試作機や、iPhoneにドッキングするLightningスピーカー、パイオニアブランドの完全ワイヤレスイヤホンなどが展示されていました。

「VC-NX01」はネックバンドタイプのスマートスピーカー。オンキヨーブランドで開発中のプロトタイプです。AIアシスタントにはオンキヨーがプラットフォームをデザインした「ONKYO AI」を採用しました。

まず「ONKYO AI」について触れておくと、こちらはオンキヨーが1年前にグローバルパートナーシップの提携を発表したSoundHound社の対話型音声対応知能「Houndify」をベースとして、東芝デジタルデジタルソリューションズのコミュニケーションAI「RECAIUS(リカイアス)」、さらに"ヒアラブル"ベンチャーのネインによる音声合成エンジンを組み合わせてAIアシスタントを構成したプラットフォームです。

オンキヨーのAI/IoT事業戦略室 室長 宮崎武雄氏は「アマゾンやグーグルに対抗するAIアシスタントをオンキヨーが独自につくることが目的ではありません。これからのオンキヨーのスマートプロダクトにとって必要であり、付加価値のある機能とサービスをコストメリットも考えてユーザーに提供するため、ベストな形を検証するためのプロトタイプです」として、「ONKYO AI」のコンセプトを立ち上げた理由を語っています。

ネックバンドスタイルの本体にはステレオスピーカーや、音声コマンドを認識するためのマイク、各種センサーが搭載されています。オンキヨーはGoogleアシスタントを搭載するスピーカー「G3」をすでに商品化、日本でも発売しています。

今回あえてヘッドホンやイヤホンにしなかった理由については、「家の中や外で、周囲の音も聴きながらAIアシスタントによるエンターテインメントを楽しむためには、パーソナルスタイルのウェアラブルスピーカーがベストと考えたから」であると、同戦略室 副室長の八木真人氏がコンセプトを説明しています。AIアシスタントに正確に音声コマンドを伝えるため、商品化にあたってはビームフォーミングタイプのマイクを搭載することも検討しているようです。

CES 2018で展示した試作機は屋外にも持ち出すことを想定して、スマホとBluetoothでペアリングしてインターネットにつなぐ仕様としています。屋外でスマホを介さずに使えるようにするためには、本体にSIMを装着してモバイルネットワークに常時接続できる仕様もありかもしれません。または家の中をメインに使うのであれば、スマートスピーカーと同じようにWi-Fi接続ができる機能も欲しいところです。

試作機の「VC-NX01」には、「ONKYO Voice」と名付けられたユニークなフィーチャーがあります。これはAIアシスタントの「声」を複数の選択肢から自由に切り替えられる機能。今回の試作機にも男性「ジョージ」のほか、女性「ルーシー」「シンシア」の声が登録されていました。「ハロー、ブルージーニー」(アラジンと魔法のランプのキャラクター)というウェイクワードで起動させ、「シンシアの声に切り替えて」と音声コマンドを送ると、3つのパターンから声を切り替えられます。

上記は、東芝のリカイアスエンジンをカスタマイズして作り込まれた機能です。人気アニメのキャラクターボイスを設定したAIアシスタントみたいなものが、将来このスマートスピーカーに搭載されたら話題を集めそう。八木氏は「オンキヨーグループのe-onkyo musicのサイトから、お客さまが好みの音声アーカイブを購入・ダウンロードして、スマートスピーカーにインストールしできるような楽しみ方も今後検討していきたい」と語っていました。今後の展開がとても楽しみです。

●iPhone向けドックスピーカー、間もなく登場の完全ワイヤレスイヤホン

もうひとつ展示されていたプロトタイプは、パイオニアのLightningオーディオアクセサリー「RAYZ」シリーズに採用されているチップを応用した、iPhoneに対応するドックスピーカーです。「Siriをご家庭で便利に使っていただくために最適な製品を検討するプロトタイプ」なのだと、宮崎氏が説いています。

「自宅に帰れば、iPhoneユーザーの方々は恐らくどなたもiPhoneを充電されていると思います。その間もSiriを呼び出したりしながら、iPhoneをスマートスピーカーのように便利に使える製品をRAYZシリーズのラインナップとして検討しています」(宮崎氏)。

すでに商品化されているLightning接続のカンファレンス用スピーカー「RAYZ Rally」も似たような使い方ができますが、今回の試作機は、より音楽再生の品質にこだわったり、iPhoneと連携した音声ピックアップの作り込みをどこまでやるか、その際のコストメリットの打ち出し方も含めて、色々な要素が検討されている段階です。

最後に、こちらは間もなくパイオニアから商品として発売される完全ワイヤレスイヤホン「SE-C8TW」です。6mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載しています。アメリカでは99.99ドルで販売を予定しており、AAC/SBCのオーディオコーデックをサポートしたお手ごろ価格が魅力。

国内のオーディオブランドから、いよいよ完全ワイヤレスイヤホンも出そろってきた感じがします。SE-C8TWがパイオニアらしいサウンドを楽しませてくれるのか、国内展開も含めて注目したい製品です。

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