職場で総スカンになる50代社員の特徴

職場で総スカンになる50代社員の特徴

  • @DIME
  • 更新日:2017/11/14

■連載/あるあるビジネス処方箋

50代になると、会社員は完全に3極化する。社長や役員になる、いわゆるトップエリート。管理職で定年を迎えるグループ。そして、管理職になることもできない人たちだ。

20~40代の社員にとって、特に煙たいのは、管理職で定年を迎えるグループの中で、昇格が遅れたり、上にはもう上がれない人だ。管理職になることもできない人は視界には入らないのかもしれない。

今回は、20~40代の社員から嫌われ、総スカンになる50代の社員の特徴について考えたい。反面教師として参考にしていただきたい。

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■虚勢をはる

50代に限らず、20~40代でも、同世代の社員と比べ、昇進・昇格が遅れている社員は程度の違いはあれ、コンプレックスを抱え込む。だから、何らかの機会を通じて自分を大きく見せようとする。たとえば、会議でわざと難しく説明をしたり、専門用語や業界用語などを使う。50代で昇格が遅れている人は、そこに悲壮感が漂う。

50代の場合は、すでに同世代の中には役員などがいる。社長になっている人もいるかもしれない。ところが、自分は課長や、部下が数人しかいない部長でしかない。そこで必死に虚勢を張り、大きく見せようとする。しかし、そのような材料がない。つまりは、希望に満ちた未来がないのだ。

それも無理はない。60歳の定年まで10年を切り、もう、上に上がる可能性が低い。せいぜい、1ランク上にしか上がれない。だから、どこか、自信がない雰囲気を漂わせつつ、虚勢を張る。その姿は、会社員の悲哀そのものだ。20~40代の社員は、そこに「今までさんざんと下を抑えつけてきたのに往生際が悪い…」と不愉快なものを感じ取るのだ。

■「余裕」を演出する

50代で昇格が遅れているのに気にしていない、といったそぶりをする。しかし、その演出が、一段と悲壮感を感じさせる。素直に同世代のエリート層や出世グループを認め、称えるならばある意味でかわいい。下の世代も、ある程度は認めるかもしれない。ところが、そんなかわいさはない。あたかも自分はそのような競争とは無縁だったと言わんばかりのパフォーマンスをする。だから、反感を招く。20~40代の社員は、その世代間での競争に参加している。皆が闘っている中で、ひとりで評論家のような言動をとることがいかに不愉快であるかを感じ取っていない。

■若い世代にこびる

負けを認め、謙虚になることもなく、盛んに20~40代の社員の輪の中に入ろうとする。そのときに使うのが、20~40代の世代が使う言葉だ。「キモイ」「ドキュン」「シレっと…」「めちゃめちゃ」などとあえて聞こえるように口にする。

しかし、いずれもが前後の話の流れからすると、使い方に問題がある。不自然なのだ。ときには、「ナウい」などと、もはや、完ぺきな死語を使う。

あるいは、漫画の雑誌を買ってきて、それを愛読しているかのようにふるまう。さらには、会社のそばでシュークリームを5~10個買ってきて、皆に手わたす。それが、なぜか、恩着せがましい。皆からお礼をもらうまで、そばにいる。なかなか、離れないのだ。

常に疎外感や劣等感をもっているから、ここぞとばかりに自分をアピールする。しかし、いつまでも自分の負けを認めることなく、虚勢を張り続ける、だから、反感をまねく。挙句に、若い層にこびつつ、自分に従わせようとする場合もある。

■給料に見合った働きをしていない

なぜ、総スカンになるのか。つまりは、給料に見合った働きをしていないのだ。少なくとも、20~40代のエリート層にはそのように見える。自分たちよりも高いお金をもらいながら、怠慢なことをしていたり、高い成果や実績を残していない。それにも関わらず、若い層にこびつつ、自分の居場所をつくろうとする。あるいは、同世代の50代のエリ―ト層に敬意を払わない。中には、批判をしたりする場合もある。そこに、20~40代のエリート層は不快なものを感じるのだ。

■辞めない

つまりは、辞めないから、総スカンになる。出世競争がある程度決まる40代後半までに見切りをつけて、50歳前後で会社を辞めて、ほかの会社に転職をしたり、自営業などを始めるわけでもない。なぜか、そのまま残り、60歳どころか、定年延長で65歳までいる。

そのことに感謝する姿勢を皆の前で示すこともなく、居座り続ける。懸命に、必死に、真摯に仕事をしているならともかく、そんな姿勢を決して見せない。ここに、20~40代の意識の高い社員からすると、なんとも言えぬ理不尽なものを感じる。なぜ、こんなに高いお金をもらいながら、ここまで傲慢なのか、と思いがちなのだ。

最後に…。50代の場合は難しい立場と言える。昇格で順調に上がってきた人にはそれなりのポジションや待遇が与えられる。しかし、今やそのような人は少なくなりつつある。管理職にすらなれないまま、50代を迎えた人もいる。不満を持つのもわからないでもないが、ほかの世代からの目にも配慮はしたい。謙虚さはやはり、必要ではないだろうか。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。近著に「会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ」(KADOKAWA/中経出版)。

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