実は「意識低い系」が本当の勝ち組なワケ

実は「意識低い系」が本当の勝ち組なワケ

  • Be inspired!
  • 更新日:2016/10/20
No image

(Photo byMitchell Riggs)

所有品0。
あるのはアパートの部屋だけ。
1年間もの間そこに毎日1個しか新しい物を持ち帰れないとしたら…。
あなたなら、何を優先しますか?

『365日のシンプルライフ』

No image

(Photo byGUESTLIST)

写真のこの男性。
彼はフィンランド、ヘルシンキ在住の若手フィルム・メーカー、ペトリ。
実はペトリはお国ではちょっとした有名人。
彼はある実験を1年に渡って続け、その経過を全てビデオに録画した。
それがフィンランドはもちろんのこと、世界中で公開され話題となったのだ。
その実験の内容とは…

①自分のすべての持ち物を倉庫にあずける。
②毎日1つずつ、必要なものを倉庫から部屋に持ち帰る。
③1年間、食べ物以外の物を買わない。

彼女と別れ、傷心中のペトリは自分の部屋がたくさんの物で囲まれていることに嫌気がさし、現実逃避のように部屋にあった全ての物をロッカーにあずける。
文字通り全てなので、1日目はまさかの素っ裸。
そこから毎日、倉庫から1個だけ持ち帰れる物を頼りにペトリは通常の生活を続けようと試行錯誤する。

※動画が見られない方はこちら

果たして、1年が終わった時にペトリが気づいたこととは?
1番大切な物とはなんだったのか?
この答えはネタばらししたくないので、ここでは書くのを避けておく。
ペトリの映画『365日のシンプルライフ』はとても個人的なことに焦点を当てていた。
しかし、「私たちが本当に必要な物は何か」という疑問はとても普遍的である。

Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)

No image

(Photo byROOMED)

1970年代半ばから1990年初頭のバブル崩壊まで、高度成長期の中、日本の人々は派手に消費し、消費こそがステータスであり、幸せであると思っている人も少なくなかったのかもしれない。
しかし、ミレニアルズ(2000年代以降に成人もしくは社会人になる世代)はそれに比べ、消費の仕方に対して保守的であると指摘されている。
静岡産業大学の葉口教授によると、不景気が当たり前の世界で生まれ育ったミレニアルズは、車やブランド品などによってステータスを誇示するような消費の仕方には魅力を感じないそうだ。
ソーシャルネットワークの「シェア」にも現れているように、近年の若者の価値観は「シェア:共有、共感」へと移行しつつあるという説がある。
「個人」から「社会」へと人々の意識は移り、結果的にシェアハウスやコミュニケーションを伴うお金の使い方へと消費の在り方は変化していっているそうだ。
この現象は、非正規雇用や結婚する若者の減少問題にも加え、国の経済に衰退を招くと懸念される。
しかし、古市憲寿著の『絶望の国の幸福な若者たち』によると、高度成長期に若者だった人々の中で当時「人生に満足している」と答えたのは5割だったのに対し、現在の若者は7割が幸せなそうだ。

「幸せ」の価値観が変化してきている

No image

(Photo bySabino AguadFollow)

私たちミレニアルズの親の世代から見ると私たちは向上心が少なく見えるのかもしれない。
彼らの世代と比べたら「マイホーム」にも「マイカー」にも「キャリア」にも消極的なのかもしれない。
しかし、それは悪いことなのだろうか?
アメリカの科学者マット・キリングワースは幸福度追跡装置というものを開発した。
調査対象は、前代未聞の65万人もの人。
アプリを使って、世界中の人々の幸福度を数分単位で調べ、理由を探り出した。
結果、年齢、性別、収入、既婚/未婚かなどは関係なく、幸せの要因は「目の前に集中しているかどうか」だったそうだ。
「何をしているか」ではなく、「目の前のことに集中して取り組めているか」。
そこが大事だったのだ。
この結果を見ると、親の世代よりも今の世代の幸福度が高いのも理解ができる。
長い間働いて、お金を貯め、家や車を買うよりも、ある意味未来を諦め、その日その日を生きている人の方が長期的に見ても幸せだということだったのだ。
また、「物」よりも「経験」にお金を使う方が幸せだという説は定着してきていると思うが、現在の「ミレニアルズ」の「シェア思考」もそこにつながるのかもしれない。
人と共有する時間は物理的には手に入らない「経験」である。

そもそも私たちに選択肢はない

(Photo bySteven Depolo)

資源は限られていることは誰もが知っているが忘れがちだ。
8月8日に私たちは今年分の資源を使い果たしていた。
消費社会に慣れきってしまったが、このままの速度で消費を続ければ私たちに未来はない。
望まなくとも、全人類が「生き方のシフト」を将来、迫られる。
それならばミレニアルズの生き方は一石二鳥だと思って今から受け入れ、順応していくべきではないだろうか。

”トキやコトを楽しむ“をテーマにあたらしい消費や生活の形につながるイベントを開催!

No image

(Photo byThe CAMPus)

今週末の22日(土)、23日(日)の2日間でルミネ環境推進プロジェクト「choroko(チョロコ)」と学べる都市型マルシェ「The CAMPus(キャンパス)」による共同開催イベントが開催される。
テーマはまさに “トキやコトを楽しむ”ーていねいなくらし。
同じ関心を持った人々と楽しい時間をシェアすることで、お金には変えられない週末をぜひ過ごして欲しい。
記事の冒頭に紹介した『365日のシンプルライフ』もルーフトップシネマで上映される。
詳細はこちら

この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!

No image

社会を良くするために「ベスト」を目指さない男、江良 慶介。

シンプルライフ、サードウェーブ、オーガニック、こんな言葉を見かけることが多くなった。ここ数年の間で、これらの言葉を「聞いた人」、「聞き慣れた人」、「聞き飽きた人」。...

ーBe inspired!

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

コラム総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
秋葉原の「オタク向け美容室」で推しポケモンの髪型にしてもらった
老舗温泉ホテルの熾烈な価格競争 1泊2食で6000円以下も
女として見れねぇ......! 「幼児体型な女性」の特徴6つ
「2時間飲み放題」で酒が出てこない、返金要求できる? マツコは店に配慮「大変よ」
【気持ち分かる?】みんなの「小っせーけど、どうしてもイライラしてしまうこと」30連発
  • このエントリーをはてなブックマークに追加