阪神・鳥谷、覚悟の37歳シーズンへ「終わり近い、優勝したい」

阪神・鳥谷、覚悟の37歳シーズンへ「終わり近い、優勝したい」

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  • 更新日:2017/12/06

阪神・鳥谷敬内野手(36)が5日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の4億円でサイン。12球団野手NO・1年俸となった虎生え抜き戦士は、5年契約4年目となる来季へ「何歳までもできるわけじゃない」「自分がグラウンドに立っている状態で優勝したい」と鳥谷流の表現で“もうひと花”を宣言した。

人間である以上、永久不滅は有り得ない。プロ野球選手だってもちろん同じ。鉄人と呼ばれても、必ずやってくるのが「引退」。現役バリバリ、36歳鳥谷の言葉が、深く、重く、染み渡る。

「何歳までもできるわけじゃない。終わりは近づいている自覚はあります。自分がグラウンドに立っている状態で優勝したい」

誰もが簡単に口にする「優勝」の2文字も“鳥谷流”の表現を耳にすると、身が引き締まった。

更改自体はあっさり終了。5年契約の3年目が終わり、「ずっと一緒です」と来季も4億円でプレーする。気がつけば松田(ソフトバンク)と並び、12球団を見渡して野手最高年俸。頂点の男が、覚悟を持って臨む2018年。2年目の2005年から遠ざかるV。もう一度、優勝せずには終われない。もうひと花…。そんな気持ちが伝わってくる。

5月25日の巨人戦での顔面死球、流血。鼻骨を折り、フェースマスクでも試合に出続け、金字塔「連続試合出場」は歴代2位の1895試合まで伸びた。9月8日のDeNA戦では史上50人目の通算2000安打も達成。住み慣れた遊撃から三塁にコンバートされながら、ポジションを死守し、最終的にはゴールデングラブ賞にも輝いた。誇れるシーズンだ。

「でも、サードが自分のポジションだという認識もないし、もう一度、チャレンジする気持ち。ポジションを獲るんだという気持ち」

そこに油断は微塵もない。辿ってきた道が、そう思わせるのか。1年前のシーズンは地獄だった。極度の不振が原因で、プライドでもあったフルイニング出場が途切れた。あの屈辱のシーズンはもう味わいたくない。

迎える37歳のシーズン。1学年上は、かの有名な「松坂世代」。松坂大輔(ソフトバンクを退団)を筆頭にキラ星のごとくスターが揃う。が、そんな1歳上の戦士たちが、37歳になった今季、どんな成績を残したか。栄光の日々が永遠不滅でないことを感じさせる成績に終わった選手が何人いたことか。その姿も、鳥谷の視界には入っているはず。だからこそ「何歳までも…」と口にし、「終わり」を感じた…。

もっとも、鳥谷がそう簡単に終わるとは誰も思っていない。一番、思っていないのは鳥谷自身だろう。

「一番はチームの優勝。そのためには、何が必要かを考えて行かないといけない。もっともっとうまくなれる」

あくなき向上心、探求心の持ち主だ。咲かせるのは“ひと花”どころではないのかもしれない。 (上田雅昭)

★1歳上は“松坂世代”

鳥谷の1歳上の世代は、1980年のいわゆる“松坂世代”。このオフ、松坂大輔はソフトバンクを、村田修一は巨人を、久保康友はDeNAを、梵英心は広島を自由契約となった。巨人・杉内俊哉も11月に50%ダウンの年俸2500万円で契約更改。阪神・藤川球児は復活したが、来季、鳥谷が迎える37歳シーズンは、黄金世代にとっても厳しい1年となった。

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契約更改を終え、会見を行う鳥谷。言葉の節々に決意がにじんだ(撮影・山田喜貴)

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