アラフォーからの年下男子との付き合い方ーペヤンヌマキ×安藤玉恵

アラフォーからの年下男子との付き合い方ーペヤンヌマキ×安藤玉恵

  • 女子SPA!
  • 更新日:2017/11/14
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ペヤンヌマキさん(左)と安藤玉恵さん(右)

自分よりひとまわりも若い15歳の美少女・ナオミをみそめて妻にするも、その美しさと奔放さに翻弄されて身を滅ぼしていく男・河合譲治の心情を描いた、谷崎潤一郎の小説『痴人の愛』(1947年、新潮社)。

その時代設定を現代にうつし、かつ男女逆転させたバージョンを、女性の醜くも可笑しい“ブス”な実態を描くことに定評がある演劇ユニット「ブス会*」主宰のペヤンヌマキさん(AV監督・劇作家)が、盟友の女優・安藤玉恵さんと舞台化。ペヤンヌマキ×安藤玉恵 生誕40周年記念ブス会*『男女逆転版・痴人の愛』として12月8~19日、東京・こまばアゴラ劇場で上演されます。

「20代の頃はどちらかというとナオミに感情移入していたのに、40歳になったいま、ナオミよりも主人公の男に感情移入している自分がいた」

とペヤンヌマキさん。そんな彼女自身を投影した存在ともいえる、美少年・ナオミに翻弄される主人公の洋子(40歳)を、同い年で20年来の仲でもある安藤玉恵さんが演じます。

アラフォーから年下男子の魅力に目覚めたというペヤンヌさんと、年下男子に惹かれたことがないという安藤さん。対照的なお二人に、アラフォーからの年下男子との付き合い方について聞きました。

◆40女にとって年下男子は偶像か、人間か

――ペヤンヌさんはアラフォーから年下男子に目覚めたそうですが、きっかけはなんだったんですか?

ペヤンヌマキ(以下、ペヤンヌ):基本的に年上好きで、これまで年下好きの気持ちがまったくわからなかったんですけど、30半ば頃からゲスなおじさんに辟易することがよくあって、おじさんとの飲み会の帰りに美しい物を欲して、家で羽生結弦君のDVDを観まくったりしていました(笑)。

――安藤さんは、年下の美しい男子を目の保養にするといったことは……。

安藤玉恵(以下、安藤):ないない。いっぱいご飯食べてほしい、元気でいてほしい、みたいなのはありますけど、愛でたい気持ちはないですね。俳優という仕事柄、美しい男性にも会う機会が多いですが、そういった男性を目の前にすると態度とか言葉の端々についアラを探しちゃうんです。「何かあるだろう」って意地悪な気持ちから(笑)。一つでも見つかると、人間っぽいなってうれしくなる。

ペヤンヌ:そういう意味で、私は人間っぽさは求めてないのかもしれない。美しいものは偶像であってほしい。眺めているだけで満足、みたいな。

――7月に上演されたリーディングで、ナオミ役の福本雄樹さんがシャツを脱いで背中を露わにするシーンがありましたが、見えているのは背中だけなのに、とてもエロチックで、ペヤンヌさんのフェティシズムを感じました(笑)。

ペヤンヌ:背中好きなんですよね。

安藤:そういうことが私、わからないんです。いろんなことに対する執着がゼロなんです。でも、ペヤンヌさんはいろんなことに執着するから、聞いていて面白い。

今回の『痴人の愛』もそうですけど、男性が出演するブス会*の作品にはペヤンヌさんの萌えが反映されてるよね。

ペヤンヌ:うん、自分が萌えるタイプの男の子を出しはじめたのは、『男たらし』(第4回ブス会*公演/2014年)に出演したイキウメ(という劇団所属)の大窪人衛君からだと思う。あの時はわりと高校生萌えだったんですよ。お父さんがプレイボーイで、その反動で童貞を守っている男子高生に萌えてて……。

安藤:だから、設定が細かすぎるんだよ(笑)! もう、共感するのが難しい。

――今回の萌えどころは?

ペヤンヌ:ナオミが純粋な少年から悪い男に変わっていくエロさ、ですかね。福本君は悪い男は地でいけるんで、問題は純粋な少年をどう演じるかですね(笑)。

◆40過ぎると女は男性化する?

――ペヤンヌさんが年齢を重ねてから『痴人の愛』を読んだ際、感情移入する対象がナオミから主人公・譲治に移っていた、という話が興味深いです。その変化を、ご自身でどう捉えていらっしゃいますか?

ペヤンヌ:自分が20代の時に年上男性に求めていた、自分の知らない所に連れて行ってくれるとか、知らない知識を与えてくれるといった部分を、自分がその男性の年齢になったら、今度は自分が与えなきゃいけないって思うようになったんです。ちょうど、30の時にブス会*を立ち上げたあたりから。

それまでどちらかというと、女性として引っ張られたいタイプだったんですけど、演出家になってからは引っ張る側にならざるを得なくなったから、気持ち的に男性化しちゃった部分もあるのかもしれません。演出家というある種の権力をもった仕事をするなかで、そこに寄ってくる男性がいるということも知りました。

安藤:「ブス会*に出たいです」っていう男の子、多いからね。そうすると、「ペヤンヌさんと話したいです」って言われる。

ペヤンヌ:そう。若い頃に比べて、男性がこちらに対してもってくれる興味のベクトルが明らかに違うんです。例えば、AV監督として興味を持ってくれているのか、それとも演出家としてなのか、女性としてなのか、30代ぐらいの頃はよくわからなかったんですけど、最近、ほぼ女性としてじゃないっていうのがわかってきましたね(笑)。

安藤:むしろ色目を使っちゃ失礼だと思ってるんだと思うよ。私が好きな監督の作品に出たいと思ったら、やっぱりリスペクトをもって近づいていくから、女を出さないもん。

――でも、羨ましいです。演出家というフィルターがあるものの、イケメンたちと触れ合えるわけですから。

ペヤンヌ:なんかちょっと聞こえが悪くない(笑)? まあ、必然的に“指示”というコミュニケーションがありますからね。自分の理想像に近づけていくわけだから、このうえなく楽しいですね。

安藤:演出家の醍醐味だよね。あと10年ぐらいしたら、ペヤンヌさんは自分で主演をやって、好きな男の子を舞台上にたくさん上げるようになるんじゃないかって、ちょっと思ってます(笑)。

ぺヤンヌ:(笑)。でも、この前、大竹しのぶさんの還暦の誕生日パーティーの話を聞いて、羨ましいなって思いました。ご自分がこれまで共演したお気に入りの男子たちを会場に全員集めていて、あれぞ人生の勝利って感じ。

ただ私の場合、元から姉御肌で年下好きで、年下と付き合ってきたタイプだったらよかったんですけど、元が年上についていくタイプだったから、今更どういうキャラで年下に接したらいいか、正直、迷走中なんです。

――同世代で同じような戸惑いを感じている女性は多いと思います。今回の『男女逆転版・痴人の愛』を通して、アラフォー女性の年下男性との付き合い方について気づいたことはありますか?

ぺヤンヌ:う~ん、甘やかしすぎたら、絶対悪い方向にいくなって分かっていても、止められないんですよね。これまで年下じゃなくても甘やかしてダメンズにしてきましたからね……(笑)。うまく育たなくても、それはそれで楽しいと思う気持ちが大事なんじゃないですかね。

安藤:40過ぎたら、もうたいていのことじゃ傷つかないっていうのもあるよね。

ぺヤンヌ:それすらも楽しんでしまおうみたいな。

安藤:傷もまた一興、みたいなね(笑)。

<TEXT/女子SPA!編集部 PHOTO/林紘輝>

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