「72時間ホンネテレビ」はDVD化もアリ? デジタルネイディブ世代以外の視聴者へのアプローチ

「72時間ホンネテレビ」はDVD化もアリ? デジタルネイディブ世代以外の視聴者へのアプローチ

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  • 更新日:2017/11/14
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いわゆるテレビと違って、観る場所を限定されないのもAbemaTVの強み。11月2日は夜の銀座でも「72時間ホンネテレビ」を観ることができた(撮影/写真部・大野洋介)

日本中でどれだけの人が、カウントダウンを見つめながら11月2日の午後9時を待っていただろう。AbemaTV(アベマティーヴィー)の画面に映し出された稲垣吾郎さん(43)、草なぎ剛さん(43)、香取慎吾さん(40)の第一声は、「72」というタイトルの歌だった。

【写真】「72時間ホンネテレビ」スタート直前の3人の様子をカメラがとらえた

「ありがとう、あたらしいこの場所が好きになった」

と歌う3人。久しぶりの歌声を喜ぶコメントが並び、視聴数は約10分で100万にのぼった。

「72時間ホンネテレビ」というタイトルの通り、11月5日午後9時まで72時間の生放送。「ありのまま」「感謝」をテーマに掲げた。

AbemaTVは、サイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資して2016年4月に開局したインターネットテレビ局。スマホにダウンロードした専用アプリやパソコンのブラウザで無料で見ることができる。

同局のオリジナル番組を統括する編成制作本部制作局長の谷口達彦さん(34)は、9月24日に番組について発表したときの興奮を、いまも覚えている。

「歴史が変わると思いました」

谷口さんに取材したのは生放送の5日前。あと5日だなんて信じられないくらい内容が固まっていない、と苦笑いを浮かべたが、目指す方向は明確だった。

「事件性を帯びた発言を期待しているわけではありません。彼らが描く『新しい地図』を、日本中のみんなが、SNSを介して関わったり一緒に勉強したりして見守る、リアリティーショーのようなイメージです。過去じゃなく未来を向いた、前向きな番組にしたい」(谷口さん)

番組はネット、特にSNSとの親和性を重視していた。

9月24日以降、詳細が明らかになるたびに、ツイッターは「#ホンネテレビ応援してます」「#ホンネテレビでやってほしいこと」というハッシュタグや、番組情報をシェアして視聴につなげようと呼びかけ合うファンのツイートであふれた。放送開始と同時に、稲垣さんのブログ、草なぎさんのYouTube、香取さんのインスタグラムも始動した。

「AbemaTVの視聴者はデジタルネイティブの10〜20代が中心ですが、この番組はまだ出合っていない世代の方にも楽しんでほしい。スマホアプリだけでなく、パソコンやテレビで視聴する方法を3人が解説する動画も配信しました。72時間見続けるのは無理だというお手紙もたくさんいただいたので、DVD化も検討しています」(谷口さん)

常にユーザーインターフェース(UI)を第一に考えるのは、多くのヒットアプリを生んできたサイバーエージェントが母体のAbemaTVならでは。現在、専用アプリのダウンロード数は2200万を突破。テレビ画面で見るためのアマゾン「Fire TV Sitck」の売り上げも番組が告知されて以降好調に推移。広告枠の問い合わせ、メディアに取り上げられる回数、SNS上でAbemaTVが語られる量などあらゆる面で、開局以来最大の注目を集めている。(編集部・竹下郁子)

※AERA 2017年11月13日号より抜粋

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