野暮ったくならないボーダー柄の着こなし方とは?

野暮ったくならないボーダー柄の着こなし方とは?

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2018/10/12

【モードをリアルに着る!オム Vol.19/小林直子】

女性にパリジェンヌスタイルがあるように、男性にもパリジャンスタイルと考えられているものがあります。それはどんなものかといえば、美しいパリの街を颯爽と歩く、フランス映画に出てきそうな小粋なパリジャンのスタイル、といったところでしょうか。

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WEARより

そんなパリジャンがいかにも着そうなのがボーダーです。パリジェンヌ、パリジャンといえばボーダーだと、多くのパリジェンヌ、パリジャン以外が思っていることでしょう。

しかしストリートスナップを見ても、最近のフランス映画を見ても、多くのフランス人以外がイメージする絵に描いたようなボーダースタイルのパリジャンらしき人はいません。なぜでしょうか。

そこは一筋縄でいかないフランス人、多くの人が持っているイメージどおりにボーダーを着たら、それは野暮なことだと考えているからではないかと推測します。ジーンズにボーダーTシャツに革ジャンでは野暮すぎる。ではどうしたらいいか。

◆ボーダー柄はTシャツでなくセーターを探そう

そんなふうに考えて提案しているのではないかと思うのがアレクサンドル・マテュッシによるアミ(フランス語で友人という意味)のひねりを利かせたボーダースタイルです。

まずボーダーTシャツは選びません。選んだのは黒が基調で白いボーダーが入ったセーター。それに黒に限りなく近いネイビーのピンストライプのスーツ、そして最後に、アレクサンドル曰く「ソフィー・マルソーの巻き方」で首に巻いた、白いストライプが入った黒いマフラー、白ソックス、黒革レースアップシューズです。

実際、このとおりの格好で出てきたら、おしゃれすぎて怖いですけれども、学べるところはいろいろあるでしょう。では、このアミのルックのように、野暮にならないようにボーダーを着るにはどうしたらよいでしょうか。

まずは定番の、ボーダーTシャツにジーンズは避けましょう。もちろんボーダーTシャツにジーンズ、グッチのビットローファーにベレー帽という、90年代の渋谷系そのままみたいなスタイルもやめましょう(いないと思いますけど)。これらは使い古された「おしゃれ」のイメージが貼りついていて、今さらもう使えません。それはまるで、地方都市のシャッター商店街に残った洋品店のウィンドーに飾られたマネキンが着ているみたいなスタイルです。

ではどうするかというと、どうやったら定番を外せるか、そして粋に見えるか考えましょう。

アミではそれをまずボーダーTシャツは選ばない、そして白が基調のボーダーも選ばないというところから始めています。季節は秋冬です。できたらボーダーのカットソーではなくて、セーターを探しましょう。選ぶときも、白に黒やネイビーのボーダーが入ったボーダーTシャツをそのままセーターにしたようなものではなく、どこかデザインされたものや、白が基調ではないものを選びましょう。

次にアミでは、そのボーダーセーターをピンストライプのスーツのインナーとして合わせています。さすがにカジュアルに着られるピンストライプのスーツを持っている人はほとんどいないでしょうから、スーツにこだわる必要はありません。ただし、やはりごく普通のジーンズをボトムに持ってくるのはやめましょう。太畝のコーデュロイのファイブポケットパンツや、目立たないほど細いピンストライプの入ったフランネルのトラウザーズもいいでしょう。

アミは仕上げとして、同じようにストライプが入ったマフラーをすることで、縞と線を全体にちりばめているわけですが、あまりにやりすぎると少し息苦しい感じもしますので、縞と線の繰り返しは2か所でとどめておいても構いません。どこまで繰り返すかは、縞や線の幅や、どれぐらい目立つかによります。しかし逆に、セーターとマフラー、もしくはセーターとソックスというように、2か所に配置するとおしゃれに見える割合は高まりますので、そこは意図的に入れていきましょう。何度も書いていますが、スタイル全体を3色以内でまとめればシックでエレガントに見えますので、子供っぽくなりがちなボーダーの場合も、全体を2色、もしくは3色以内でまとめるといいでしょう。

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WEARより

前述したように、アミのルックそのままで日本の街を歩いたら、おしゃれすぎて怖いです。それはおしゃれ自意識過剰すぎて怖いということです。そうなると、人が寄ってこなくなりますから、あくまでおしゃれはさりげなく、目立たないように気をつけましょう。男性のおしゃれは、わかる人にはわかる、わからない人にはわからないぐらいでちょうどいいです。

今年の秋冬、ちょっと素敵なボーダーのセーターを見つけたら、工夫を凝らしつつさりげなく、ボーダーのおしゃれにチャレンジしてみてください。

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【小林直子】

ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に。新刊『お金をかけずにシックなおしゃれ 21世紀のチープシック』が発売中

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