虎一筋16年...阪神・安藤が今季限りで引退、15日に会見

虎一筋16年...阪神・安藤が今季限りで引退、15日に会見

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  • 更新日:2017/09/15

阪神・安藤優也投手(39)が、今季限りで現役を引退することが14日、わかった。15日に球団から正式発表され、西宮市内で引退会見を開く。虎一筋16年、2003、05年と2度のリーグ優勝に貢献。08年からは球団史上初の3年連続開幕勝利投手にも輝くなど、長きにわたってチームを支えた最年長がユニホームを脱ぐ。

プロ16年目のベテランが、ついにマウンドに別れを告げる。今年12月で40歳。長年、虎投手陣をけん引してきたチーム最年長の安藤が、この日までに球団と話し合いを行い、ユニホームを脱ぐ決意を固めたことが、分かった。15日に引退会見が開かれる。

2002年にトヨタ自動車からドラフト自由獲得枠で阪神入団。1年目の4月14日の横浜戦(現DeNA、甲子園)でプロ初勝利を挙げると、翌03年に中継ぎ転向。ウィリアムス、リガン、吉野と強力リリーフ陣を形成し、51試合登板。5勝2敗5セーブ、防御率1・62の好成績で、18年ぶりのリーグVに貢献した。

04年にはアテネ五輪の日本代表に選出され、銅メダルを獲得。05年から再び先発に戻ると、自身初の2桁勝利となる11勝5敗、防御率3・39で、2年ぶりのリーグ制覇の原動力となった。

08年からは3年連続で開幕投手を務め、球団史上初の3年連続開幕勝利投手に。名実ともにエースになった。その後、右肩の故障などで苦しんだが、再びリリーフに戻った13年に復活。自己最多58試合に登板し、4勝2敗23ホールド1セーブ、防御率2・28を挙げ、昨年まで4年連続50試合以上の登板を果たした。

福原が引退し、福留とともにチーム最年長となった今季。「自分のことだけではなくて、福原さんのようにチームが勝つために僕も後輩たちにいいアドバイスをしていきたい。目標は優勝しかない。金本さんを男にするじゃないですが、優勝するためにちょっとでも力になりたい」と意気込んでいたが、桑原や中継ぎに転向した岩崎、若手投手の台頭もあり、開幕から2軍生活が続いた。

言葉通り、若手や不振で降格した藤浪らへ惜しみなくアドバイスをおくるなど、鳴尾浜で懸命に練習。ウエスタン・リーグでも好投を続けていたが、世代交代の流れのなか、チャンスが巡ってくることはなかった。

球団によると、安藤に対してコーチやフロントなどのポストを打診している模様だが、まだ決まっていない。また引退試合についても、球団は検討しているという。甲子園最終戦となる25日のDeNA戦などが、候補となってきそうだ。

通算485試合登板、77勝66敗76ホールド11セーブ、防御率3・56。プロの他の投手にとってもお手本と絶賛された美しい投球フォームと、外角低めへ糸を引くように決める抜群の制球力で一時代を築いた背番号「16」が、後輩にバトンを渡す。

★安藤という男

夏前に、ふと聞いた。「阪神でチャンスがなかったら、他球団でやることもある?」。ぶしつけな質問にも即答だった。

「俺は自由枠で阪神に入った人間だから…。阪神で、終わりたい」

安藤らしい答えだと思った。実直で義理堅い。真面目で偉ぶらない性格は、どの職業でも成功したと思う。エースとして活躍していた頃、企画で難波の会社に立ち寄った際に「社食でも行く?」と冗談をいったら「いいねえ」。居合わせた社員が驚く中、野菜カレーを一緒に食べた。社食を食べたプロ野球選手はおそらく最初で最後だろう。

入寮時、奧さんを連れていきなり結婚発表して“退寮”。「子供の記憶に残るまでは…」と懸命に頑張り、今や長男は中学生(次男は小5)に。「上の子はもう、俺に興味が無いんじゃない!?」と笑った。親父の背中も存分に見せ尽くした、波瀾万丈の16年だろう。

「もう一度、優勝したい」。そして僕が聞いた中では唯一の“個人的な目標”。「500試合、投げたいな」。あと15試合-。その思いはいつか指導者として、後継者を育てて叶えて欲しい。 (運動部デスク・堀啓介)

★安藤の名場面あらかると

◆プロ初勝利 1年目の2002年から先発起用され、2試合目の同4月14日の横浜戦(甲子園)で、8回無失点の好投でプロ初勝利

◆初タイトル 先発に再転向した05年に11勝5敗、防御率3・39でリーグVに貢献。勝率・688で自身初となる最高勝率のタイトルを獲得

◆3年連続開幕星 08年3月28日の広島戦、09年4月3日のヤクルト戦、10年3月26日の横浜戦(いずれも京セラ)で球団初の3年連続開幕戦勝利投手

◆1000投球回 13年〜16年は中継ぎで4年連続50試合以上登板。14年5月13日の広島戦(米子)で1000投球回達成

安藤 優也(あんどう・ゆうや)

投手。1977(昭和52)年12月27日生まれ、39歳。大分県出身。トヨタ自動車から2002年ドラフト自由獲得枠で阪神入団。同年4月7日のヤクルト戦(神宮)で初登板、同14日の横浜戦(甲子園)でプロ初勝利を挙げた。05年に11勝、06年は10勝を挙げ、2年連続2桁勝利。08年に自己最多13勝を挙げた。通算485試合に登板、77勝66敗、防御率3・56。今季ウエスタンでは28試合登板、防御率4・10。1メートル84、99キロ。右投げ右打ち。年俸8800万円。背番号「16」

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ユニホームを脱ぐ決意を固めた安藤。16年間、虎投手陣を支えてきた

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