現役ビジネスパーソンの年金の支給額って、結局いくらなの?

現役ビジネスパーソンの年金の支給額って、結局いくらなの?

  • @DIME
  • 更新日:2018/11/04
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老後の生活のことを考えると、やはり気になるのが年金の問題だろう。年金の計算は複雑であり、「自分は将来、いくらぐらいの年金を受け取れるか分からない」という人も多いかもしれない。年金支給額の平均や上限などを分かりやすく説明していくので、皆さんも今後の人生設計に役立ててほしい。

厚生年金支給年齢

まず、年金の仕組みについて簡単に説明すると、日本に居住している20歳以上60歳未満の人は、国民年金(基礎年金)の被保険者となる。その中でも、被保険者は3つに分類されており、会社員や公務員など勤務先を通して加入している人を「第2号被保険者」、その第2号被保険者の被扶養配偶者で年収130万円未満の人は「第3号被保険者」、それ以外の自営業者等は「第1号被保険者」と定義されている。この中で、「第2号被保険者」は厚生年金の対象になり、「第1号被保険者」は国民年金基金の対象(任意加入)となり、国民年金とは別に老後に向けてお金を積み立ていく仕組みだ。

会社員や公務員など「第2号被保険者」が受け取れる厚生年金の支給開始年齢は65歳であるが、厚生年金の加入期間が1年以上あり、基礎年金の受給資格期間を満たしていれば、60歳から64歳までいわゆる特別支給を受けられるようになっている。

[女性は厚生年金支給年齢が違う?]

通常の厚生年金は男女ともに支給開始年齢が同じであるが、特別支給の厚生年金は男女で少し条件が異なる。

特別支給の厚生年金の対象者には、受給開始可能年齢として定められている60歳以上という条件に加え、生年月日にも制限がある。男性の場合であれば1961年4月1日以前に生まれた人、女性の場合は、1966年4月1日以前に生まれた人が対象と決められているので、この条件の違いについては覚えておいてもらいたい。

厚生年金支給額上限

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老齢厚生年金の支給額は会社員や公務員として働いていた時代の「平均給料」によって当然変わってくるが、最高額はあらかじめ設定されている。というのも、平均給料を基に計算される月々の厚生年金の料金は、月収が62万を超えるとそこから一定になるので、月収62万円の人も月収100万円の人も、老齢厚生年金の支給額は変わらないということになる。

国民年金の支給額は?

国民年金の制度上の支給額は、20歳から40年間満額で支払っていた場合は、月額6万4941円となっている。一方で、厚生労働省が発表した平成28年度のデータによると、実際の国民年金の平均支給額は月額5万5373円となっている。

年金の支給額の推移

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国民年金の支給額は、1999年4月~2003年3月までの月額6万7016円が過去最高。そこから国内の景気・物価などの変化に合わせて増減を繰り返し、現在は月額6万4941円となっている。

[年金の支給額の平均は?]

これまで説明してきたように、国民年金の実際の平均支給額は月額5万5373円となっており、同様に、厚生労働省が発表した平成28年度のデータによると、厚生年金の平均支給額は14万5638円となっている。ここでいう厚生年金は公務員や私学共済等以外の民間企業からの加入者を対象としている。このことから、厚生年金は国民年金の約2.6倍の受給額となっており、厚生年金として9万円程度が上乗せされているのがわかる。

[年金の支給額が減額される場合も]

これまで説明してきたよう年金の支給開始年齢は65歳となっているが、60歳から年金を受け取れる仕組みとして、年金の繰上げ受給という制度がある。これを利用すれば、60歳から年金を受け取ることが可能となるが、その分年金支給金額が減額になってしまうので注意する必要がある。

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年金の仕組みをしっかり把握しておこう

老後のための備えを始めるためには、年金について理解しておくことは不可欠。厚生年金は国民年金と異なり、人によって支給額も異なってくるので、会社員として働いている皆さんもこれを機に自分が将来もらえるであろう年金の支給額を調べてみてはいかがだろうか?

文/praia

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