仕事でワインを飲むとき、高確率でやっている「失敗」

仕事でワインを飲むとき、高確率でやっている「失敗」

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  • 更新日:2017/11/14

デートや接待などで、ワインを飲むシーンが増えている近ごろ。ワイン独特のマナーを知らずにいると、無意識のうちに相手に失礼な行動をしてしまっているかもしれない。そこで、最新書籍『男のためのハズさないワイン術』(フォレスト出版)を発売したばかりの、ワインコンサルタントでワインソムリエの竹内香奈子さんに、ビジネスシーンでやりがちな失敗と、正しいマナーについてお話を聞いた。

◆「テイスティング」に気をつけて

仕事で食事をする際には、ただでさえ席次など気をつかうポイントは多いが、ワインを飲むシーンではさらに注意すべきことがあると竹内さんは言う。
「失敗しやすいのは、『テイスティング』のときですね」。
ワインをボトルで頼むと、コルクが抜かれたあと少量のワインがグラスにそそがれ、試飲を求められることがある。これが「テイスティング」と呼ばれる一種の儀式だが、ここでやってしまいがちな失敗とは何か。

「ソムリエ裁量のお店だと『テイスティングしてください』とよく言われますが、そのときに誰が飲むかは重要です。たとえば自分が接待する側、つまりホストだったとします。そして接待する相手、つまりゲストがワイン好きだった場合、『どうぞ(テイスティングしてください)』と、ゲストにテイスティングをすすめる人がいますが、これは絶対にやってはいけないこと。なぜテイスティングをするかといえば、『このワインは正常ですよ』という確認をするためなので、それをゲストにさせてしまうことは、毒見をさせていることと同じなんです」。

テイスティングの起源は、中世のヨーロッパにある。百年戦争でフランスとイギリスが争っていた時代に、互いに敵国の客人を招いた食事会を催すことがあった。その際、ワインによる毒殺を防止するために、招いた側の国の人間が、「毒は入っていませんよ」と示す目的で始まったという。まさに毒見だ。こうした由来を知れば、間違ってもゲストにテイスティングをすすめてはいけないことがよく分かる。
「ついワインが好きな人や、詳しい人にテイスティングをしてもらった方がいいのでは、と考えてしまう人もいると思いますが、そこは必ずホストである自分が行うようにしてください」。

◆マナーでは、男性が女性にワインをそそぐのが基本だが……

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前回のコラムでも書いたように、ワインを飲む場面では、男性側が女性側にワインをそそぐのがマナーだ。しかし、ビジネスシーンにおいて、仮に接待する側(ホスト)が女性、接待される側(ゲスト)が男性だった場合には、同じ原則を当てはめて良いものだろうか。竹内さんは、次のように話す。

「日本のビジネスシーンでは、たとえ女性だったとしても接待する側がワインをそそいだ方が良いと思います。もちろん、ワインのマナーとしては男性がそそぐべきなのですが、ホストがゲストに向かって『私は女性だから、あなたがついでください』というふうに振る舞ったら、相手を怒らせて仕事に支障をきたしかねませんよね(笑)。せっかく接待をしているのに、それでは意味がない。日本では立場が下の人がお酒をつぐという文化がありますので、そこは臨機応変に対応して良いところだと思います」。

デートなど、カジュアルな場面でワインを飲むのであればマナーを守ることが推奨されるが、接待など仕事でワインを飲む際には、場に合った柔軟な対応が求められる。見極めが肝心なのだ。

◆手土産にワインを選ぶときに、覚えておくといいこと

ちなみに、仕事相手への手土産としてワインを購入する際のポイントについても、竹内さんに聞いた。
「私のお店にも、手土産用のワインを買いに来られる方がいるんです。そのときによく質問されるのが、『2000円から3000円でもおいしいワインはありますか?』といったこと。ワインの価格観が分からなくて、2000円台だと安くておいしくないのでは……と思われるんですね」。

確かに、ビールなどと違いワインの価格観は一般人には分かりづらい。レストランに行ったりすると高額なワインも目にするため、おいしいワインは総じて高いもの、という固定観念を持ちがちだが、竹内さんは「1000円台でもおいしいワインはありますよ」と言う。
「最新刊の『男のためのハズさないワイン術』にもワインの価格の仕組みについて書いた部分があるのですが、『2000円から3000円でもおいしいワインはありますか?』と聞かれる方はきっと、レストランで出されるワインの価格を思い浮かべているんだと思います。ただ実は、ワインを置いているレストランでは、仕入れ額の2倍から2.5倍の値段でワインを提供していたりするので、レストランで3000円のワインはお店で買うと1000円台ということも多い。3000円以下で十分おいしい手土産用のワインが購入できますから、安心してください」。

ワインショップを訪れれば、予算に合わせて店員の方が適当なワインをおすすめしてくれるので、仕事相手へワインを贈ろうと考えている方は、ぜひ気軽に来店してみてほしい。

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