東京が予約数ランキングで世界一!Airbnbが提供する新「体験」、東京ナイトカヤックツアーに参加してみた

東京が予約数ランキングで世界一!Airbnbが提供する新「体験」、東京ナイトカヤックツアーに参加してみた

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/11
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Airbnb(エアビーアンドビ―)は「空いている部屋などを貸したい人」と「それを借りたい人」をつなぐマーケットプレイスだ。数年前、海外旅行の際に利用したことがあるが、当時は「ホテル代わりに使える部屋を探せるサイト」というイメージだった。しかし現在では、海外はもちろん、日本国内の旅行や出張でも使用されるようになっている。訪日外国人の急増により、都市部のビジネスホテルの予約がしにくい、もしくは料金が高騰する中で、Airbnbは簡単にリーズナブルな部屋はもちろん、宿泊施設が少ない場所でも部屋を確保できるとあって、利用者が急増しているのだという。

また2016年からは宿泊先の予約に加えて「体験」の取り扱い、予約が追加された。普通では体験できないグルメツアーやアクティビティを現地のホストが企画・提供するもの。旅をより思い出深いものにするために「宿だけではなく体験も」というAirbnbのこのサービスは、開始から1年で世界26か国40の都市で広がり、今後もさまざまな国や地域に拡大し続けている。日本では東京では2016年11月から「体験」が始まったが、驚くことに約半年ほどでL.A.やバルセロナ、パリなどの都市を抑えて東京が予約数のランキングにおいて世界のトップになったという。

■「駅から徒歩3分」の冒険を体験

その国内の「体験」において予約数の上位に位置するのが、「Tokyo waterway night paddling」。夜の運河をカヤックで進みながらスカイツリーなどの夜景を眺めて冒険気分を味わう、約2時間のアクティビティだ。日本国内で人気の「体験」と聞けば、和風なもの、いわゆる日本の伝統的なものが海外の人には人気なのではないかと思っていたが、意外とそうでもないという。Airbnbのトリップ事業最高責任者、ジョセフ・ザデーさんは語る。

「日本だけではなく色々な国を見ても、その国の伝統的なものが人気というわけではありません。正直に言うと人気が出るものは私たちでも予測がしにくいところ。ただ、人気の『体験』には共通点があって、それはホストの情熱や気配りなんですよね。どれだけ提供するものに魅力を感じているか、参加する人たちを楽しませようと思っているか、その部分で人気に差をつけていると思っています。今回はその情熱をもって日本で人気になっている『体験』を経験しようと来日しました」

彼とAirbnbのスタッフと一緒に体験するのは前述の「Tokyo waterway night paddling」。集合場所は東京の東側「東大島」から徒歩3分ほど、夕暮れ時の旧中川沿いにある駐車場だ。

「元々は沖縄や北海道などでカヤックツアーもしていましたが、水辺から眺める景色が面白いこの場所で、数年前からツアーを始めていました。週末限定、日本人向けのものだったのですが、4か月前くらいからAirbnbに情報をアップしたんですよ。そうしたら1日に20組くらい海外からメールがあるので、その反響にびっくりしています」と語るのは、クーランマランの福田高士さん。この「体験」のホストだ。

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川沿いに並べられたカヤックを前に、まずは操作のレクチャーを受けた後、カヤックとともに水の上へ。水面は思った以上に波もうねりも少なくいわゆる凪の状態。自分が乗ったのは2人乗りのカヤックだったが、初対面のパートナーとの相性も悪くない。ちょっと左に行きがちな癖があるものの、スイスイ進んでくれる。旧中川は運河としてはほぼ使われなくなってはいるが、近くの住民からは散歩やジョギングなどに日常的に親しまれているのだろう。その中を筆者たちは非日常的なアクティビティを行う。彼らの珍しそうな視線を浴びつつ漕ぎ進んでいく。

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カヤックの操作にも慣れたころ、日が落ちて状況が一変する。運後沿いの家々、マンションの明かりが真っ黒な水面との対比でイルミネーションのように見えてくる。運河に架かる橋もライトアップされて、非日常感を後押しする。ごく日常的な場所で非日常の体験ができるのが、なんだかおもしろい。水の上の立派な冒険だ。往復約6km、時間にして1時間半ほど。カヤックに不慣れなこともあるが、1人7000円の価格も特に高いとは思わない、非常に満足できる内容だった。もちろん景色も楽しんだが、単純に、無心でカヤックを漕ぐことが意外なほど楽しかった。

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ホストの福田さんは「外国人向けのツアーとしては急にはじめたので、英語もたどたどしくて」と苦笑するが、ジョセフさんを含むスタッフたちとは問題なくコミュニケーションが取れていた。ずっと英語を勉強しようと思っている筆者としては気恥ずかしくなるほど。「説明に使う単語やセンテンスを丸暗記している」と笑うが、こういう努力の部分がジョセフさんの言う「情熱」なのかもしれない。

■Airbnbのプラットフォームを使えば提供する側への転身も

カヤックのほかに今、日本で人気のものといえば、『イギリスでコメディを学んだ日本人が英語でコントを行うショー』などだという。やはり「情熱系」だ。ジョセフさんは語る。

「サイトから簡単に申し込みができるので、もし提供したいものがあるなら、自分でホストになってみるのもいいと思いますよ。ただ、高いモチベーションがあるのか、専門知識があるのか、などの確認はあります」

「そんなに簡単に言うけど」とは思うが、実際にやってみてうまくいかない人のために教育プログラムも準備されている。そのあたりは提供する側、サービスを受ける側、双方にとって安心できる体制といえるだろう。

『好きことで生きていく』という広告コピーはYou tubeのものだが、副業解禁元年、とも言われた2017年。自分の得意にするところを「体験」として、収入を得ることはAirbnbのプラットフォームを利用すれば十分可能だ。受ける側から提供する側へ。部屋だけじゃなくて、自分の経験もシェアする。自分のキャリアの棚卸しをすれば、思わぬものが眠っている可能性もあるかもしれない。

取材・文/今 雄飛
こんゆうひ/ミラソル デポルテ代表。スポーツブランドのPR業務を行うかたわら、自転車、、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中。趣味はロングディスタンスのトライアスロン

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