続々と発見される双頭のサメ。一体何が起きているのか?

続々と発見される双頭のサメ。一体何が起きているのか?

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  • 更新日:2016/11/30
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世界ではB級ホラー映画に登場してきそうな双頭のサメが増えているそうだ。奇形の増加傾向は2008年にオーストラリア沿岸で頭が二つあるサメが引き上げられて以来のことである。

例えば2013年、フロリダの漁師らがメキシコ湾でオオメジロザメを捕獲。その体内から頭が二つある胎児が発見された。

こうした症状を多頭症という。それぞれの頭にはきちんと脳があり、内臓や手足の制御を共有している。多頭症の生物は、脳が議論をしているかのように動き方が混乱することがしばしばで、数か月以上生きることは稀だ。

2016年、大西洋で発見された双頭のナヌカザメ

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最近、スペインの研究者が、養殖していた800匹のアトランティック・ソーテール・キャットシャークの中に双頭の胎児を発見して論文を発表した。

だが、これは普通の奇形ではなく、卵生のサメから発見された初めての双頭の胎児であった。調査を行うために卵は細心の注意を払って切り開かれたが、そのままにしていた場合であってもきちんと孵化したかどうかは分からないとバレンティン・サンス・コーマ教授は話す。

また仮に孵化したとしても、それほど長くは生きられないと推測される。このことは、これまで卵生のサメの双頭奇形が発見されなかった理由であるかもしれない。

2008年にオーストラリア沿岸で発見された双頭のヨシキリザメ

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遺伝子の突然変異?それとも乱獲?

こうした奇形が増加している原因は今のところ分かっていない。そもそも事例が少ないために、奇形を誘発する原因の特定ははなはだ困難だ。

コーマ教授は遺伝子の突然変異が原因ではないかと考えている。標本は研究室の中で養殖されていたため、感染、化学物質、放射線等への曝露が考え難いからである。

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乱獲がその犯人とする説もある。海洋学者ニコラス・エーエマン氏も最近カリブ海で双頭のサメを発見した。彼によると、サメの個体数は減少しつつあり、遺伝子のプールも縮小している。これが近親交配につながり、遺伝子の異常が遺伝しやすくなるというのだ。

2013年にメキシコ湾で発見された双頭のオオメジロザメ(関連記事

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一方で、メキシコの海洋学者フェリペ・ガルバン=マガーニャ博士は、単なる誤解と話す。彼によれば、双頭のサメは実際に数が増えているわけではなく、科学誌が増加したために報告事例が増えているだけだという。

実はガルバン=マガーニャ博士も奇形のサメを発見したことがある。それは2011年にメキシコ沿岸で捕獲された単眼のサメだ。単眼症という先天的な疾患が原因であり、目はきちんと機能していたという。

Strange! Two-headed bull shark discovered in the Gulf of Mexico

via:Mystery of the TWO-HEADED sharks/ translated hiroching / edited by parumo

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