Apple Watch Series 2のライバル『TOMTOM SPARK』をランナー目線でチェック!

Apple Watch Series 2のライバル『TOMTOM SPARK』をランナー目線でチェック!

  • DIGIMONO!
  • 更新日:2016/12/01
No image

掲載:DIGIMONO!

Apple Watch Series 2を超えるランニング端末はあるのか?

【詳細】他の写真はこちら

前回紹介したApple Watchの第二世代モデルとなる『~Series 2』。時計本体にGPS機能がビルトインされたことと、50m防水となったことにより、これまで以上にランナーから注目される存在となり、9月16日に発売されるや良好なセールスを記録している。さらに10月28日にリリースされた『Apple Watch NIKE+』は、人気ブランド同志の強力コラボレーションということもあり、初回入荷分はあっという間に完売したというショップも少なくない。
Apple Watchはその拡張性の高さや、ライフスタイルからスポーツシーンまでシームレスに使用できる点が大きな魅力で、ランニングシーンにおける機能性の高さは筆者の想像をはるかに超えていた。

南井正弘の「RUNNER’S DIGIHIGH」Vol.5
現在所有するユニーカーは約1000足! 世界中のマラソンレースに出場する南井正弘が、ランナー目線で綴るデジタルの”グッとくる話”

このような状況下において「既存のランニングデバイス製造ブランドは、苦戦を強いられるのでは?」意見もある。しかし「既存ブランドはある程度シェアは落とすかもしれないが、Apple Watchと共存できる」というのが筆者の見方だ。世界にはスント、トムトム、ガーミン、マゼラン、エプソンなど、様々なブランドがランニング用デバイスを開発しており、それぞれ特徴があって、様々なタイプのアスリートにあわせて豊富なバリエーションがラインナップされている。今回はオランダを本拠に世界中にGPS機器を供給するトムトムの『SPARK CARDIO + MUSIC』(以下 SPARK)を紹介する。

TOMTOM
SPARK CARDIO + MUSIC (実勢価格:3万5780円)

モノクロのディスプレーは文字サイズも大きく視認性も高い。本体の3GBのストレージに500曲以上を保存できるので、音楽を聴きながら走るランナーにもオススメ。

トムトムと聞いて「あっ、ランニング用ウォッチのブランドですよね?」とすぐに答えらえる人はコアなランナーのはず。以前、ナイキのランニングウォッチをOEM生産していたが、日本での展開は短期間だったし、今春になって日本国内にて自社ブランド名でランニング用デバイスを発売するようになったばかりだから。

しかしながらこのトムトム、カーナビゲーションの世界では著名であり、ヨーロッパやオーストラリアでは高いシェアを誇っているブランドだ。それだけにGPSの精度には定評がある。今回、筆者がトライしたのは『SPARK』。角型のフェイスはシンプルなデザイン。同じヨーロッパブランドのスントが、円形を基調としたデザインを採用しているのとは対照的だ。以前展開されていた『Nike+ SportWatch GPS』にも似ているが、こちらのほうが洗練されているのは明らか。ドイツの著名なスポーツ用品見本市の『ISPO 2016/2017』最優秀製品賞や、iFデザインアワード2016を受賞しているというのも納得。マットなブラックカラーは好き嫌いが少ないし、飽きも来にくいはずだ。

実際に使用してみると「直感で操作できる!」という知り合いのランナーの感想を象徴するように、マニュアルを見ないでいじっているうちに、目的のエクササイズメニューに簡単に到達でき、ランをスタート。スクエアなスクリーンは文字も大き目で視認性も高い。最近のポピュラーなカラー画面ではないが、モノクロのディスプレーは走行中でもペースや経過時間を確認しやすい。ラップ機能を設定しておけば1㎞が経過するごとにバイブレーションで知らせてくれるので、トレーニング時やレース時のペース管理にも対応。ファンランナーやフィットネスランナーはもちろんのこと、記録達成を目指すシリアスランナーにもピッタリだ。

そして手首部分には光学式の心拍数測定の可能なセンサーも搭載しているので、心拍数と運動強度の関係を組み合わせた、より効果的なトレーニングプログラムにも対応している。「My Sports」というスマートフォンアプリに接続すれば、詳細な走行データを分析可能。データはBluetooth経由で簡単に転送でき、距離、時間、ペースはもちろんのこと、消費カロリー、累積標高、心拍数、ストライドレートといった項目も管理できるのは、シリアスランナーには嬉しいところ。走ったルートも地図で確認できるので、先日のシドニーマラソンでも使用したが「シドニーのこのストリートは雰囲気がよかったなぁ……」と思い出に浸ることもできる。

このように操作性も高く、機能性も高いトムトムの『SPARK』だが、注意点がひとつある。搭載されているソフトウェアはこまめにアップデートされるので、機能を最大限に発揮するにはプログラムの更新は不可欠だが、更新にはパソコンが必要で、専用の管理ソフトがインストールされていなければならないということ。

こういった部分はスントなど他のランニングデバイスブランドも同様だが、最近若年層はスマートフォンですべてを済ませ、パソコンを持っていないということも珍しくないので、将来的にはソフトウェアのアップデートもスマートフォン経由でできるようになればいいのだが……。ちなみに以前の『Nike+ SportWatch GPS』は水や汗に弱いという印象を持っていたランナーも少なくないと思うが、今回トライしたモデルは40m防水なのでその点は安心だ。

文/南井正弘

※『デジモノステーション』2017年1月号より抜粋

みないまさひろ/フリーライター、ランニングポータルサイト『Runners Pulse』編集長。某スポーツシューズブランドでプロダクト担当を10年務める。かつて、伝説的クイズ番組『カルトQ』(フジテレビ)のスニーカー部門チャンピオンにも輝く。ほぼ毎日のランを欠かさないファンランナー。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

IT総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
3万円前後の費用でどんな自転車も電動シフトに変身できる後付け電動コンポ「XSHIFTER」
日本のIT産業の生産性の低さの一つの理由 --- 水野 匡章
【ビデオ】ダッジ、米国製マッスルカー初の4輪駆動となる「チャレンジャー GT」を発表!
ネットで好まれるムービーと避けられるムービーを分析するとこうなる
ちょっと嬉しいiPhoneの裏技3種!

注目のキーワード

キーワードで気になるニュースを絞りこもう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加