【球界ここだけの話(741)】楽天・塩見、新加入の岸に背番号を譲った優しさ

【球界ここだけの話(741)】楽天・塩見、新加入の岸に背番号を譲った優しさ

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  • 更新日:2016/11/30

背番号は選手の顔であり、命のような存在といえる。ある日、突然、愛着ある背番号の変更に迫られたら…選手は頭を悩ますだろう。

楽天・塩見貴洋投手(28)は入団時から背負った「11」を、西武から新加入の岸孝之投手(31)に快く譲った。

「岸さんが楽天に入団してくれるなら、喜んで他の番号を選びますよ。岸さんはわざわざ連絡をくれて『本当に申し訳ない。ありがとう』と言ってました。かなり恐縮してましたね。僕はぜんぜん気にしてませんから」

今季は8勝10敗と黒星が先行した左腕だが、148イニングを投げ、規定投球回に到達。シーズンを通して先発ローテーションを守り抜いた。相性の悪くない「11」を手放す理由など見つからない。

それでも、来季から「17」を背負うことになり、「伸びしろのありそうな番号でいいですね」と意に介さなかった。この舞台裏を、星野仙一球団副会長(69)が明かしてくれた。

「塩見は人がいいものだから、まだ岸の入団が決まる前から『僕の背番号を譲ります』と言ってきた。獲得に乗り出している最中だというのに。でも、FA選手を獲得する場合、チーム一丸にならないといけない。結果的に今回は、それが実ったということだな」と笑い飛ばした。

気持ちよく譲るケースだけではない。今オフ、楽天・岡島豪郎外野手(27)もこれまで背負ってきた「27」から「4」に変更。そのときの心境を振り返る。

「野球人生で一番悩みました。「27」には愛着もあったし、その数字自体も好きだった。もちろん、1桁の番号も魅力的だった。球団から話をされたときはうれしかったけど、複雑な心境でした。変更した以上は、周囲から『4といえば岡島』といわれるようにならないといけない。結果を残すだけです」

入団時に決まる背番号-。選手個々に、それぞれの思い入れがあり、重みが違う。その半面、塩見のように極めて異例のパターンもあった。間違いなくいえるのは、岸が楽天に溶け込みやすい環境は整っている。(広岡浩二)

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慣れ親しんだ背番号「11」を快く譲った塩見

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