火星に「生命」の証拠?高濃度メタンガス NASA探査車が観測!史上初

火星に「生命」の証拠?高濃度メタンガス NASA探査車が観測!史上初

  • ハザードラボ
  • 更新日:2019/06/24
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NASAの火星探査車キュリオシティ(NASA/JPL)

米航空宇宙局(NASA)は24日、火星探査車「キュリオシティ」が観測開始以来、最高濃度のメタンガスを観測したと明らかにした。地球では有機物の腐敗や発酵によって発生することから、この発見が、火星に微生物が存在する可能性に結びつくとして、今後の探査に期待が寄せられている。

キュリオシティは先月中旬以来、直径154キロのゲール・クレーター内にそびえるシャープ山のすそ野に広がる粘土質の多い土壌で、さまざまな場所を掘削しながら探査を続けている。

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今月18日の探査のようす(NASA/JPL)

NASAによると今月19日、体積濃度「21ppv」という極めて高濃度のメタンガスを観測。1ppbvは、縦・横・高さ10センチの箱の中の空気に1立方センチメートルの化学物質が含まれている状態を意味し、1ppbvの濃度は、大気の10億分の1がメタンガスということを意味する。

火星でメタンガスが見つかったのは今回が初めてではないが、2013年の検出量の3倍の量に相当する濃度だという。

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メタンガスは酸素がない環境で微生物が有機物を分解することで発生する(環境省ホームページより)

地球では、ほとんど酸素のない環境(嫌気環境)に生息する微生物がエサを食べることで発酵し、メタンガスと二酸化炭素を排出すると考えられていることから、今回検出されたメタンガスは、ごく最近、微生物の活動によって排出された可能性が考えられるという。

もちろん堆積岩と地下水や、水素と二酸化炭素などの相互作用によっても作られるため、これがすぐには生命が存在する証拠にはつながらないが、NASAは今後、欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機と協力して、メタンガスの発生源の解明を進めるとしている。

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