長男は、高校3年生で受験勉強に取り組んでいるはずだった

  • 西日本新聞
  • 更新日:2017/10/12

長男は、高校3年生で受験勉強に取り組んでいるはずだった。2年前の春、めまいを発症。学校に行けなくなった。1年間、学校を休み、今春、復学を試みたが、めまいが再発。今秋、別の高校の通信制に2年生のまま転校した。

自分の子どもが学校に行けなくなる。想定外だった。いじめ? サボり? いくつか病院にも通った。長男と何度も話した。私は、原因を探すことに必死だった。

今になって思う。そんなもがきは、長男のためではなく、自分の不安をかき消すためだったのかもしれない。「早く普通の高校生に戻ってほしい」。「普通とは何か」を考える心の余裕はなかった。

長男は、新しい道を歩みだした。知り合いのすし店で週4日のアルバイトも始めた。生気が戻ったように見える。原因究明はどうでも良くなった。「人間、いろんな生き方がある」。分かっていたはずのことを、長男に教えてもらった。 (斉田康隆)

=2017/10/12付 西日本新聞朝刊=

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