Android Wear使いがApple Watchを1週間使ってみた。LTE接続とApple Payだけでもかなり便利

Android Wear使いがApple Watchを1週間使ってみた。LTE接続とApple Payだけでもかなり便利

  • Engadget
  • 更新日:2017/11/13
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アップルから登場した「Apple Watch Series 3」を1週間試してみました。ここ数年、スマートウォッチとしてAndroid Wearを使ってきたのですが、その視点からみても、個人的に「買い」だと感じることができた。

Apple Watch Series 3は、デザイン自体は従来と同様のスクエアボディ。今まで使っていたAndroid Wearは円形で時計らしいデザインだったので、スクエアはそれほど好みではありません。

Apple Watch Series 3の使い方自体は画面タッチと側面のボタン、竜頭ということでAndroid Wearと大きな違いはなく、単に時計として使うだけなら問題はありません。デジタル時計で時刻表示が大きく、秒数が表示され、日付と曜日が表示される時計盤が好みなのですが、これはApple Watchにはデフォルトでは入っていないようです。というより、Android Wearのようにサードパーティのアプリとして時計盤がインストールできないのは残念です。

用意されているアプリもそれほど多くはないようです。特にGoogle系のアプリが用意されていないのは、Googleの怠慢ではありますが不自由な部分です。特にGmailは、通知だけは表示されるものの、中身の確認ができないのが不便なところ。ただ、そう頻繁に中身までをチェックすることはなく、普段はタイトルと送信者さえ分かれば十分でしょう。

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▲通知はこの程度ですが、まあ、中身はなくとも必要なメールだと分かれば、すぐにスマートフォンを取り出せます

バブル風のアプリリストのUIもそれほど使いやすいわけではありませんが、それほど目くじらを立てるほどではなく、実際のところは慣れ次第というところ。

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スポーツもアクティビティも興味がない人間なので、ワークアウトやコーチング、呼吸がどうこうという機能は、特に興味を引かれませんので、検証はしていません。▲一度だけ使った"呼吸"app

最大の難点は、iPhone専用という点です。後述するメリットを考えればiPhone専用なのは仕方がないのですが、普段はiPhoneよりはAndroidをメインに使っていると現状では、優先度はAndroidとならざるをえません。Android WearがiPhoneでも使える点に比べれば不自由に感じます。

気になる点をいくつか挙げましたが、逆にその欠点をすべてひっくり返すメリットがApple Watch Series 3にはあります。

一つ目が、LTEの搭載です。eSIMと呼ばれるネットワーク経由でSIMの内容を書き換えられる仕組みを導入しており、iPhone上で契約をして、契約情報を書き込み、携帯ネットワークを利用できます。それだけでなく、ひとつの契約、ひとつの電話番号でiPhoneとApple Watchの双方を利用できるという優れものです。

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▲LTE通信を利用可能。複数の回線を割り当てられますが、一度に待ち受けできるのはもちろん1回線のみです

iPhoneがもう1台あるようなもので、これは便利です。iPhone自体は普段使いの端末ではないのですが、電話番号は常に持ち歩きたいと思っている番号ですので、Apple Watch Series 3があれば、iPhoneが手元になくても電話が受けられる、というのは大きなポイントです。

最近は完全ワイヤレスヘッドホンを使っているので、それを使えばApple Watchでの電話にも支障がありません。日本ではあまりBluetoothヘッドセットで通話するのは一般的ではありませんが、そこを気にしなければ通話も問題ないでしょう。時計に向けて話すのは未来的ですが、向こう側の声が周囲にまる聞こえになってしまうのであまり現実的ではありません。

NTTドコモ、au、ソフトバンクの3社とも、この機能に対応したサービスを提供しており、どのキャリアを使っていても同じ使い方ができるのは頼もしいところ。MVNOの利用ができない点は残念ですが、今後の動向に期待したいところです。

ちなみに、一度eSIMに契約を書き込むと、Apple Watchをフルリセットしても契約を解除していないと、同じキャリアの別の契約をApple Watchに書き込めません。仮にApple Watchを中古で売ったとすると、それを購入した人が同じキャリアで契約しようとしても失敗してしまいます。売る前に契約解除が必要なので注意しましょう。

さて、もう1つのメリットがApple Payです。おサイフケータイライクに使える非接触決済のApple Payですが、普段、Androidでおサイフケータイを頻繁に使っているので、その利便性は話すまでもありません。

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▲Apple Payの使い方はこれまでと同様。側面ボタンを3回押しです

Apple Watch Series 3の場合、iPhone 8 / iPhone Xと同様にFeliCaとNFCの両方の決済に対応しています。FeliCaに対応しただけだと海外でのNFC決済が利用できず、個人的には不便を感じていました。それが、今回は日本ではFeliCa、海外ではNFCと使い分けられるようになって、より利便性が向上しました。

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▲日本で数少ないNFC決済対レジがあるTSUTAYAで試してみたところ、問題なくNFC決済ができました

海外でのスマートフォンのNFC決済は今まで頻繁に使っていて、サイフを取り出す必要がなくスピーディな決済が可能なので重宝していました。使える国を選びますが、欧州のドイツやスペインなどでは使える店も多くて便利です。

Apple Watch Series 3の場合、さらにスマートフォンを取り出す必要がなくなります。スリに狙われやすいiPhoneですから、それを取り出すよりは安全です。しかも腕に装着したApple Watchをクレジットカードのリーダー/ライターにタッチすればいいだけなので楽ちん。

日本でも、もちろんおサイフケータイのようにコンビニの買い物や飲食、電車の乗り降りといったシーンで使えます。まあ、電車の改札では使いにくいですが、普段の生活で活用できる点で、Apple Watch Series 3は十分メリットのある製品という印象です。

腕時計やスマートウォッチとして、というよりも、携帯代わり、おサイフ代わりに使える部分でメリットの大きなApple Watch Series 3。個人的には、この2点から買いたくなる製品でした。

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