義母の遺体を捨てた男が、逮捕前に呟いた言葉

義母の遺体を捨てた男が、逮捕前に呟いた言葉

  • 週刊女性PRIME
  • 更新日:2017/12/07
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山本豊和容疑者

車1台がやっと通れる幅の山道脇の草むらで、無職・神久美子さん(62)の遺体は見つかった。

<写真>遺体遺棄現場の様子

土地勘のある人間の犯行

10月17日午後3時ごろ、捜索に協力していた民間の救助犬が発見した。街灯もなく、日没後は真っ暗になり、歩くのも怖いほどだ。

同じ静岡市内にある神さんの自宅からは、南東に約1・8キロ離れている一帯。

毎日、付近をウォーキングしているという60代女性は、

「夜は誰も通らないところです。昼間だって、この先の畑に農作業に行く人が車で通るくらいかなぁ」

10月5日、同居する男性が深夜に帰宅したところ神さんの姿はなく、同月11日に神さんの親族が警察へ行方不明者届を出していたのだ……。

一体、誰が遺体を遺棄したのか? 容疑者が逮捕されるまでの約1か月間、地元では、

「新聞を読むと、遺体には自宅のカーテンが巻かれていたっていうんだよ。同居の男の人が怪しいよなぁ」(タクシー運転手)

といった推理談議が尾ひれをつけ流布していたのだが、後から思えば実に核心を突く、こんな推理もあった。

「私ら地元の人間でもここらへんは道に迷うことがある。それくらい入り組んでいるんだから、土地勘のある人間の犯行としか考えられない。例えば、新聞配達員とかね」

遺体発見から約1か月後の11月26日、静岡県警静岡南署は、死体遺棄の疑いで無職・山本豊和容疑者(34)を逮捕した。容疑者は、神さんの次女の夫。そして、土地勘がなければ仕事ができない元新聞配達員だった。

容疑者の自宅マンションは神さんの自宅から直線距離で約2キロのところ。同じマンションに住む60代の女性は、

「よく子どもを抱っこして可愛がっていました。マンションの役員の仕事もしっかりやってくれていたし、あいさつもきちんと返してくれて、愛想もよかった。こんなことをする人だなんて……」

同じく60代の男性は、

「奥さんと長男、長女の4人暮らしでさ、アットホームな感じの家庭でした。2~3週間前かな、ゴミ捨て場で会ったとき“きのう生まれましたんで”ってうれしそうに3人目の出産の報告をしてくれてね。ちょっと信じられない」

「警察に事情を聞かれている」

新しい命の誕生を心待ちにする妻がいたにもかかわらず義母の遺体を遺棄していた。警察は早くから、重要人物としてマークしていたようで、

「1か月半くらいかな、駐車場にずっと、刑事さんの車が止まっているの。逃げないように見張っていたんだろうね。だけど、このマンションの住人が逮捕されるとは思わなかった……」(別の住人)

容疑者は、2015年5月ごろから市内の新聞販売店で働いていたが、職場でも事件の推理談議が交わされていた。

関係者に事情を聞いたという男性は、

「容疑者が、10月5日の午前中に神さんに借りていたお金を返しに行ったと話していて、“最後に会ったのが自分だから警察に事情を聞かれているんです”と話したそうです。

口の悪い同僚が“お前がやったんだろ”なんて、冗談っぽく話していたそうですが、誰に言うでもなく“殺してないから”ってポツリと呟いていたという話です……」

勤務態度は至ってまじめで、元同僚は、

「ほかの配達員が事故に遭ったりすると応急手当てをしたり、火事を見つければ通報し正義感の非常に強い人でした。

職場に子どもを連れてくることもあって、子煩悩って言葉が本当にぴったりくる。明るくてにぎやかで楽しいキャラクターみたいに愛嬌があって……。逮捕が信じられない」

外面がいい反面、取材の過程で浮かび上がってきた内面には、少しダークな素顔が隠されていた。

容疑者一家の知人が明かす。

「かなり以前からお金には困っていたようです。月収は26万円くらいで、家庭には20万円ほど入れていましたが、それでも火の車。本人はパチンコにしょっちゅう行っていて、休みの日も家にいない。お金に困ると奥さんと一緒に、神さんのところにお金を借りに行って、そのうち旦那さんだけで、借りに行くようになったんじゃないかなぁ。

前職はハウスメーカーで営業をしていたそうですが、ほぼ歩合のため、収入はばらつきがあり、いつもマイナスの状態だったみたいです。

ちょっとしたことでカッとなって、家の壁を殴って穴をあけたり、言い争いをすると“もう別れる”と逆ギレ。3人目の子どもについて奥さんは、“旦那には歓迎されていない”って悲しげに話していました」

ベランダに200万円の札束

金に関しては、だらしない面もあり、前出の事情を知る男性は、

「販売店の締め日が毎月5日で、毎回ギリギリだったそうです。集金したお金を使い込んでいたのではないかという話です。

遺体を遺棄したとされる前日も5日の締め日で、なかなか入金がなかった。会社が午後4時ごろに連絡すると、すぐに納めに行くって連絡があって、結局、入金されたのは6時ごろ。新聞の集金は、年金生活者もいて、支払いが遅れることもあるため、配達員が立て替えることもあるそうです。お金が足りなければクビですから、神さんに借りに行ってたのではということですが……」

と内情を明かす。そして、

「連絡のなかった2時間あまりの間、容疑者は“事故に遭った”と会社に説明をしていたというが、そんな事実はなかったそうです」とも。

民放報道局記者が話す。

「神さんの部屋には当時、大手メーカーに勤務し今春、退職した男性の退職金の一部が現金として置かれていました。山本容疑者は死体遺棄の容疑は認めていますが、殺人については“お金を借りに行ったら死んでいた”と供述し、否認しています。

数年前から神さんに無心し、消費者金融にも借金をしていたようです。容疑者の自宅マンションのベランダの室外機の下から、帯封のついた200万円の札束が見つかっています」

もし供述どおり、義母が死んでいたのなら死体を遺棄する必要はなく、通報すればいいだけのこと。山本容疑者はわざわざ車で遺体を運び、

「遺棄に使用したブルーシートとスコップは職場に隠していた」(同・民放報道局記者)

11月27日、山本容疑者は静岡地検に送検された。捜査当局は引き続き、神さんの死が自然死だったのか殺害だったのかを調べている。

前出の元同僚は、

「本人が否認しているように本当に殺してないと思いたいのですが、神さんが死んでいたというのなら、なんで通報しなかったのか……」

と腑に落ちない様子だ。

夫が加害者で母親が被害者になった妻は幼子を抱え、今どうしているのか。

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