南極にいる“誰も想像できないほど”奇妙な生物5選! 金色の毛を持つワームから巨大クモまで!

南極にいる“誰も想像できないほど”奇妙な生物5選! 金色の毛を持つワームから巨大クモまで!

  • TOCANA
  • 更新日:2018/07/18
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南極と言われて思い浮かぶのは、氷山や氷河、雪といった寒そうなイメージやペンギンなどの生物だろう。しかし、南極には我々が思っている以上に奇妙な生物が住んでいる。今回は極限の環境が生み出した、南極大陸に住む少し変わった生物たちをご紹介しよう。

■エウラギシカ・ギガンティア

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画像は、「AUSTRALIAN GEOGRAPHIC」より

南極に住む“エウラギシカ・ギガンティア”は、体長20cmほどの巨大なスケールワーム。体は金色のブラシのような毛で覆われており、地球外生命体のような外見をしている。金色の毛以外に鋭い牙も持つこの生物は、南極の海底500m~700m付近に生息しているとされ、海中では鱗に覆われていると判明した。

海中のエウラギシカ・ギガンティアは毒々しい色の鱗で覆われているが、陸に上がるとすべて脱落した状態に。動いているところを捉えた映像には、金色の毛を巧みに使って泳ぐようすが映し出されている。貴重なエウラギシカ・ギガンティアの標本は、アメリカのスミソニアン博物館で見られるようだ。

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画像は、「YouTube」より

■アトランティック・フェザー・スター

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画像は、「Antarctic Underwater Field Guide」より

浅海から6,000m級の深海まで広く分布するウミユリ綱の一種である“アトランティック・フェザー・スター”は、南極の冷たい海を好む。ウミユリは2億5,000年前の地層から化石が多く見つかっており、生きた化石として有名な生物。

ろ過摂食を行うためほとんど動かないが、その泳ぎが映像に捉えられたこともある。アトランティック・フェザー・スターの泳ぎはとても優雅で、20本の“腕”を使って羽ばたくように海を舞う。2008年にはNIWA(ニュージーランド水大気研究所)が南極大陸近くで数百メートルに渡って群がる多数のウミユリ群を目撃。南極近くで新種が見つかる可能性があると発表していた。

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画像は、「David Cothran | VIDEO」より

■南極のクモ

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画像は、「CBC」より

南極に住む“クモ”はとても巨大。クモといっても昆虫ではなくウミグモ綱と呼ばれる海洋節足動物のことで、単純に“ウミグモ”と呼ばれることもある。南極のウミグモは体長30cm~35cmほどで、このサイズは通常の100倍ほどの大きさ。

南極のウミグモがここまで大きくなった理由を、研究者は「酸素をほとんど必要としないので代謝が遅くなり、ここまで成長したのではないか」と考えている。なぜ巨大化するのかを解き明かせれば進化生物学の大きな進歩に繋がるが、その謎は未だに解き明かされていない。

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画像は、「CBC」より

■ホフガニ

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画像は、「DAILY MAIL」より

2010年、イギリスの海洋調査船が南極沖の寒い海域で白いカニを発見。このカニは腕や脚や胸が毛で覆われていた。そのため、立派な胸毛を持つアメリカ人俳優デヴィッド・ハッセルホフの愛称“ザ・ホフ”にちなんで“The Hoff Crab(ホフガニ)”と命名されることに。ホフガニが毛深いのは、エサであるバクテリアを呼び寄せるため。彼らは生物がほとんどいない極寒の地で、エサを自らの毛に絡めて“栽培”していることが判明した。

ホフガニが発見されたのは、水温0度の海底にある熱水噴出口近く。周りに比べて少し水温の高い場所に群れでいたため、ホフガニは低すぎる水温では長時間生息できないと予想されている。しかし調査船は、噴出口から離れた生息可能域外でメスのホフガニを数匹発見。この現象を研究者は「ホフガニの幼生が成長するためには、寒い環境が必要なのではないか?」と予想している。

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画像は、「DAILY MAIL」より

■南極のトビムシ

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画像は、「CANADIAN GEOGRAPHIC」より

南極に住むトビムシは、非常に興味深い生態を持つ生物。なぜなら他の昆虫とは異なり、内臓器官を持ち合わせているから。南極に住むトビムシは体長1mmほどだが、南極の“陸上のみ”で暮らす陸生動物として最大のスケール。研究者はこの生物について「南極地方の動物界で、彼らは機能的にゾウと同じである」とコメントしていた。

南極トビムシの寿命は1年~2年ほどだが、温帯に住むトビムシと比べて長生きする。研究者は長寿の秘密を「南極トビムシにはエネルギーを節約して代謝を遅らせる力がある」と予想。生物にとって過酷な環境なはずの南極で、長生きできる謎を解き明かそうとしている。しかし、どの地域にも生息するトビムシが南極でどのように進化を遂げたのかは明らかになっていない。

(文=山下史郎)

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画像は、「CANADIAN GEOGRAPHIC」より

参考:「LISTVERSE」、ほか

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