新興宗教団体で育った男女の物語「息衝く」予告編、3.11以後の日本を描く

新興宗教団体で育った男女の物語「息衝く」予告編、3.11以後の日本を描く

  • ナタリー
  • 更新日:2018/01/14

「へばの」「愛のゆくえ(仮)」に続く木村文洋の長編新作「息衝く(いきづく)」の公開日が2月24日に決定。あわせて予告編とメインビジュアルが解禁された。

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「息衝く」

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東日本大震災から数年後の日本を舞台とする本作は、ある与党の政治団体であり、新興宗教団体でもある“種子の会”で育った2人の男と1人の女の物語。自らの信念を疑いながらも団体の中で生きる則夫と大和、そして団体を離れシングルマザーとなった慈が、かつて失踪したカリスマ・森山に再び会いに行く。

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YouTubeで公開中の予告編には、激しい政治活動に飛び込む主人公たちの姿や、彼らと家族の関わりなどが映し出されている。キャストには、柳沢茂樹長尾奈奈古屋隆太青年団サンプル)、木村知貴西山真来川瀬陽太らが名を連ねた。

このたび宗教学者の島田裕巳と作家の木村友祐からコメントが到着。コメント全文は以下に記載している。

「息衝く」は東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開。

島田裕巳 コメント

親と子と信仰。これは、三位一体の関係にある。そんな関係が成立してしまうのも、その背景には貧しさがあり、社会の矛盾があるからである。社会は冷酷で、その矛盾を弱者に押し付けてくる。弱者は居場所を失って、新宗教に逃げ場を求める。
その組織は果たして、そうした矛盾から人を救い出してくれるのだろうか。
それは、映画が提起する重要な課題だ。

木村友祐 コメント

「息衝く」を観ながら、おれはこんな小説が書きたかったんだと全身がざわつき、高ぶり、軽い嫉妬をおぼえていた。息ができない現代日本の空気感を生々しくとらえながら、それでも“まっとうさ”を希求する本作の純真なたたずまいに、胸打たれずにはいられない。

c)teamJUDAS2017

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