「ぐるナイ」で衝撃 異色の親子コンビ「完熟フレッシュ」はブレーク必至

「ぐるナイ」で衝撃 異色の親子コンビ「完熟フレッシュ」はブレーク必至

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  • 更新日:2018/01/14
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過去には、ブルゾンちえみも「おもしろ荘」で飛躍のきっかけをつかんでいる (c)朝日新聞社

年末年始に放送されるバラエティ番組の中でも、お笑いファンやお笑い業界関係者に最も注目されている番組の1つが『ぐるナイ! おもしろ荘SP』(日本テレビ系)である。毎年正月に放送されるこの番組は、新人発掘型のネタ番組として有名だ。

ほかの番組にもほとんど出ていないような目新しい顔ぶれが見られることが多い上に、その中からしばしば大ブレークする芸人が出てくる。過去には横澤夏子、おかずクラブ、ブルゾンちえみがこの番組で飛躍のきっかけをつかんでいる。

今年、出演していた芸人の中で、視聴者に最も強い印象を残したのは完熟フレッシュだろう。完熟フレッシュは、モヒカン頭で筋肉質の中年男性である池田57CRAZYと、おかっぱ頭の女子中学生である池田レイラのコンビ。中学生で芸人をやっているというだけでも珍しいのだが、さらに驚くべきは、彼らが実の親子であるということだ。

父親である池田57CRAZYは、もともと別のコンビで芸人として活動していたのだが、なかなか芽が出なかった。その間に妻に愛想を尽かされてしまい、離婚して父子家庭となった。彼は娘を養うためにサラリーマンとして働き始めたのだが、芸人としての夢が捨てきれず、2016年に娘とコンビを組んで新たに活動を始めた。

すると、娘が思わぬ才能を発揮した。実際の親子関係を元にした自虐ネタが評判になり、瞬く間に頭角を現し始めた。結成2年目に挑んだ『M-1グランプリ2017』では準々決勝まで進むという快挙を成し遂げた。そして、前のコンビ時代には一度も受からなかった『おもしろ荘』のオーディションにも一発で合格して、見事に出演を果たしたのだ。

完熟フレッシュの面白さは、レイナの父親に対する容赦ない毒舌にある。「ウケないくせにダラダラ(芸人を)続けるから、ママが出てっちゃった」とキツい言葉を浴びせて、「芸人やってて売れないなんて罪だから」と断言。そして、正面を向いて「皆さん、売れない芸人はもはや犯罪者です」と主張する。父親はタジタジになるばかりだ。

でも、娘とのコンビに手応えを感じている父親は「娘の七光り」で売れさせてほしい、と甘えた態度に出る。そこで娘は「生まれてくる家、間違えたー!」と、とどめの一言を放つ。

相方が売れない芸人であることをここまでボロクソに罵る漫才は珍しい。同じことを普通の芸人がやったらもっとキツく見えてしまいそうだが、純朴そうでかわいらしい女子中学生が実の父親にそれを言うことで印象がマイルドになっている。

昨年、『M-1グランプリ』の予選で彼らを見たときにも、娘のレイラの堂々とした雰囲気に驚かされた。この手のネタは、子供の態度に「やらされている感」が少しでも見えたら笑えなくなってしまう。だが、レイラにはそれが一切感じられなかった。落ち着いた調子で一方的に父親をこき下ろすのが、実にさまになっていて痛快だった。

完熟フレッシュは親子コンビであると同時に、男女コンビでもある。男女コンビでは、男性側がいかに「負け顔」を見せられるか、というのが大事になる。対等な立場でやろうとすると、どうしても男性が女性を抑圧しているように見えてしまいがちだからだ。宮川大助・花子、南海キャンディーズなど、名のある男女コンビでは男性が下手に出て、女性の良さを引き出すサポート役に回ることが多い。

完熟フレッシュの2人も、この役割分担がきちんとできている。父親の57CRAZYは「サラリーマンでありながら、芸人として売れる夢を捨てきれないダメ人間」という立場に徹して、娘の直言をそのまま受け止めている。

『おもしろ荘』では、ネタの後のトークのときにも、57CRAZYは緊張してうまくしゃべれず、レイラから「ほら、大事なとこで噛む」「だから最初から黙っとけって」と苦言を呈されていた。普段の親子関係が漫才のネタにそのまま反映されているのがうかがえる。

フリーで活動していた彼らが、この番組の放送直後にはワタナベエンターテインメントに所属することが決まったと発表された。テレビでの活躍が認められてワタナベ入り、というのは昨年の『キングオブコント』で準優勝したにゃんこスターと同じ流れだ。すでに出演オファーも殺到しているという。中学生プロ棋士として昨年ブレークした藤井聡太四段のように、今年は中学生芸人のレイラが世間を騒がせることになるかもしれない。(ラリー遠田)

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