指原莉乃が涙。TOKYO IDOL FESTIVAL 2017で見つけた物語

指原莉乃が涙。TOKYO IDOL FESTIVAL 2017で見つけた物語

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  • 更新日:2017/08/13

日本の夏、アイドルの夏。ドドドドドドン。
毎夏恒例のイベント、TOKYO IDOL FESTIVALが今年も8月4日~6日の3日間、東京・お台場地区で開催された。

私がTIFを取材するのはこれで4年目。いままで記事でとりあげてきたなかには、解散や活動休止したグループも結構あるし、グループは残っていても、メンバーが卒業したり加入したりといったことは珍しいことではない。今年のTIFでは、いつにもましてそのことに思いをはせることが多く、ステージから、それぞれのグループの抱えた物語を読み取ることもしばしだった。この記事では、そんな彼女たちの物語をいくつか紹介したい。

自分たちの手でつかんだTIF出演

今年のTIFでは思いがけない“再会”もあった。それは、2日目(8月5日)にSMILE GARDENで行なわれた「TIF全国選抜LIVE優勝者お披露目ステージ」でのこと。

このステージでは、全国7ブロック(北海道・東北、関東A、関東B、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄)での選抜LIVEで優勝したアイドルが一曲ずつ披露したのだが、このうちトップバッターを務めた関東Aブロック代表のParfait(パルフェ)というグループが、不思議と聞いたことのある名前だった。しばらく考えてやっと、彼女たちが一昨年のTIFで、物販ブースにてパンフレットを売っていたことを思い出した。

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あのとき、Parfaitのメンバーは、私の腕章に入れた名刺に「ライター」とあるのを目ざとく見つけると、アピールのためパンフの裏表紙にグループ名をサインしてくれたのだった(このことは同年のレポートにも書いた)。その彼女たちが念願のTIFのステージについに立ったと思うと感慨深い。しかも、自力で勝ち取ったのだから、なおさらすごい。

ベッド・イン、ついに単独出演

数年がかりでTIFのステージに上がったグループといえば、ベッド・インもそれに当てはまる。たしか私が最初にTIFを取材した4年前、会場にゲリラ的に現れ、ファンと交流していたのがその始まりだった。昨年には、TIF内のイベント「Zipperステージ SPINNSファッションショー&トークショー」に出演者の一組として登場。そして今年、満を持して単独でステージを務めるにいたった。

MCではバブル期の流行語、あるいは下ネタを連発するおなじみのパフォーマンス。出てきた当初は色物という印象だったが、ここまでキャラが完成されると、もはや文句のつけようがない。披露する楽曲がまた、80年代末~90年代初めのビーイング系などを彷彿とさせ、40代の筆者の琴線に触れまくった。

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グループを移ってのTIF出演

一昨年、メインステージ出演を賭けた争奪戦を見事優勝したのは、GALETTeというグループだった。鮮烈な印象を与えながらも、その後、メンバーの脱退と加入を経て、昨年、残念ながら運営会社のアイドル事業撤退を理由に解散を余儀なくされた。だが、一昨年のTIFに参加したメンバーのうち古森結衣は転校少女歌撃隊、四島早紀とののこはDEAR KISSのそれぞれメンバーとして今年もTIFに出演している。

GALETTeが一昨年のTIFでメインステージへの出場権を獲得したのは、フジテレビ社屋横に設けられた「マイナビ・ステージ」。私が今年のTIFで転校少女歌撃隊を観たのも同じステージだった。それだけですでに感慨深かったのだが、15分ほどのステージの最後に、古森のGALETTe時代のナンバーである「じゃじゃ馬と呼ばないで」を披露していたのにはグッときた。

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BiSH、去年に続き会場を沸かせる

昨年のTIFでは、BiSHがその前年に出演が急遽中止となった雪辱を晴らすように、代表曲「星が瞬く夜に」をじつに6回も繰り返し披露して、会場をおおいに盛り上がらせた。

そのBiSHが、昨年のZepp DiverCityから今年は屋外のHOT STAGEに登場した(2日目)。1曲目、「星が瞬く夜に」のイントロが流れたとき、「これは今年もやるな……」と予感したのだが、まさしくそのとおりだった。曲がいったん終わり、息つく間もなくまたイントロが流れ、彼女たちは歌い、踊り始める。そのたびに会場のボルテージは上がっていく。そして今年も6回繰り返したところで、BiSHはステージを去っていった。お見事というしかない。同時に彼女たちは、これでひとつの物語を完結させたようにも感じた。

指原が泣いた

BiSHのあと、TIF2日目のHOT STAGEのトリを務めたのはHKT48だった。あれだけ盛り上がったあとだから、出にくいのでは? と思ったのだが、まったくそんなことはなかった。

セットリストの1曲目はシングル曲「12秒」。それに続き「初恋バタフライ」と、HKTの事実上のデビュー曲(AKB48のシングル「永遠プレッシャー」に収録)を披露したのが、ちょっと意外だった。このあともう1曲、やはり比較的初期の曲である「桜、みんなで食べた」のあとでMCに入ったのだが、このとき、指原莉乃が涙ぐむというハプニングが起こる。

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「最近、HKTは色々ありすぎて、何かだめなんじゃないかと思ってたから、きょうはこんなに人が来てくれてうれしい」と語った指原。新たに結成されたSTU48を兼任、さらに自らプロデュースするアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」もデビューし、HKT以外の仕事でますます多忙をきわめるだけに(今年のTIFではチェアマンも務めた)、久々のHKTのステージには感慨もあったのだろう。ファンとしても、セットリストの選曲もあいまって、HKTに指原が加入した当時の他メンバーの戸惑いなど、HKTのこれまでの歩みをふと想起させられた。

エビ中、アンコールにこたえて再登場

話は前後するが、TIF1日目のHOT STAGEでは、私立恵比寿中学がトリを務めた。エビ中といえば、今年2月、メンバーの松野莉奈が急逝したことが思い出される。しかし残されたメンバーは、松野の死を胸に抱きつつ、新たな出発を切った。

今回のTIFのステージでは湿っぽいところは一切見せなかったが、MCで、きょう(8月4日)でエビ中結成からちょうど8周年を迎えたことが語られるなど(もっとも結成当初からのメンバーでいまも在籍するのは真山りかしかいないが)、やはりグループの歩みに感慨を抱かせるステージとなった。

最後の曲を終えてメンバーは一旦はけたあと、会場から上がったアンコールの声に再登場。TIFではあまり見られない光景だ。「大人の事情」で曲は披露できなかったが、ファンと一緒に記念写真を撮って、今年のTIF唯一のステージを締めくくった。

新たな物語のはじまりか

今年がTIF初出演というグループももちろん少なくなかった。なかでも印象に残ったのは、すでにファンのあいだでは評価の高いTask have Funとsora tob sakanaの二組。いずれもメンバーは10代、3人組のTask have Funにいたっては全員がまだ中学生という若さだ。

Task have Funは、空手の型も取り入れていると思しきキレッキレのダンスに圧倒される。1日目に行なわれたTIF恒例の「メインステージ争奪LIVE決勝戦」では、パフォーマンス後、「やりきったと思うので、もし負けても悔いはないです」と語っていたのがクールだった(なお、このとき優勝したのは26時のマスカレイド)。

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一方のsora tob sakanaは、曲もダンスもふんわりとした雰囲気。衣装も純白で、ピュアさを前面に押し出している。今年のTIFでは、「おどるサカナ」という名でフィロソフィーのダンスとのコラボも実現した。

もうひとつ、強烈な印象を残したのがMIGMA SHELTERだ。「サイケデリック・トランスアイドル」というふれこみで今年デビューしたばかりのグループだが、トランスミュージックに乗せて披露するダンスは、激しいというのとも違う、不思議な感じ。

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Task have Funもsora tob sakanaもMIGMA SHELTERも、これまでにないタイプのアイドルであることは間違いない。彼女たちがこれからどんな物語をつむいでいくのか、楽しみだ。

以上、今年のTIFで印象に残ったシーンをざっと紹介してみた。もっとも、これはTIFのステージのほんの一部だ。たとえば、1日目夜のプログラム「TIFもハジける!スパークリングNIGHT!!」に出演した恵比寿マスカッツが「バナナ・マンゴー・ハイスクール」を歌う姿に、なぜか感動を覚えたこととか、今年のTIFには出ずっぱりだった大阪・春夏秋冬(「・」は正しくは星印)が、それまでの黒を基調とした衣装から、アイドルっぽい衣装でステージに登場したこと(それでも曲はあいかわらずかっこいい)とか、まだまだ書き足りないことはいっぱいある。

TIFが閉幕した直後、でんぱ組.incの最上もがと、乃木坂46の中元日芽香のグループからの卒業があいついで発表された。両者とも、体調不良が理由のひとつにあがっていたことが共通する。

ファンとの接触も多い最近のアイドルのこと、肉体的・精神的にきついこともきっとたくさんあるだろう。今回のTIFでは、2日目の欅坂46のステージで、センターの平手友梨奈が見るからに体調が悪そうで、心配になったことも思い出す。ファンとしては、そんな彼女たちにけっして無理をさせることのないよう、運営の人たちに願うばかりだ。

それにしても、暑いなか、高いクオリティのステージを見せてくれたアイドルたちにはつくづく頭が下がる。今年もすばらしいパフォーマンスをありがとう! と感謝の言葉で、この記事を締めたい。
(近藤正高)

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