般若、UZIとZeebraに激怒「あんたら世代の意識の無さ」 痛烈なディス

般若、UZIとZeebraに激怒「あんたら世代の意識の無さ」 痛烈なディス

  • KAI-YOU.net
  • 更新日:2018/01/25

ラッパーの般若さんが1月21日(日)に更新したブログのフリースタイルにてラッパーのUZIさんやZeebraさん、G.K.MARYANさん、DARTHREIDERさん、サイプレス上野さんに対する痛烈なdisを行った。

これは、MCバトルの人気番組「フリースタイルダンジョン」でも共演するUZIさんが大麻所持の疑いで逮捕された件を受けたもの。

その内容は、UZIさんとZeebraさんに対する怒りをぶちまけたものが中心となっており、「20年もやってきてオメェら一体何やってんだよ 文句あんだったらこっちこいよこの野郎 全員バチバチにやってやっからよ」という言葉で締めくくられている。

般若とUZI

「フリースタイルダンジョン」のラスボスとしても知られるラッパー・般若さん。

1996年頃からキャリアをスタートさせ、三軒茶屋を活動拠点としたヒップホップクルー・妄走族を結成。

物怖じしないスタイルでゲリラライブなどを行う一方、多数のMCバトルにも参戦。2002年の「B BOY PARK MC BATTLE」にて準優勝、2008年の「ULTIMATE MC BATTLE」で優勝するなど、輝かしい実績を残している。

これまで9枚のアルバムをリリースしているほか、長渕剛さんのライブ出演、他のアーティストの楽曲への参加など日本のヒップホップの第一線を常に走ってきた存在だ。

一方のUZIさんは、1996年の伝説的イベント「さんピンCAMP」にも参加、般若さん以上にキャリアが長いラッパーだ。TBS「有田ジェネレーション」ナレーションや格闘技のリングアナウンサーなど多方面で活躍している。

「フリースタイルダンジョン」では進行/ナレーションをつとめ、オーガナイザーのZeebraさん、ラスボスの般若さんらと共に番組を盛り上げてきた。

しかし先日、大麻所持の疑いで逮捕。

般若さんは、UZIさんが逮捕された直後、自身のInstagramのストーリーにて「普段SNSでネガティブな事は言いたくないし発信するつもりも無いけど/今の気持ちを素直に言うと最悪の気分だわ。」とコメントしていた。

般若さんは長年、ブログにて、日常で考えていることなどをフリースタイルという形で毎週更新してきた。過去には、自身が出演した映画『Zアイランド』絡みで、RHYMESTERの宇多丸さんをdisったことも。

KダブシャインさんやKREVAさんへの宣戦布告など(関連記事)、ラッパー同士のdisり合いが「ビーフ(BEEF)」という文化として定着しているヒップホップにおいてさえ、その歯に衣着せぬ言動は目立っている。

また、大麻については肯定的なスタンスをとるラッパーも存在する中、般若さんは大麻否定派として知られている。妄走族の楽曲「大麻合掌」や4thアルバム『ドクタートーキョー』に収録されている楽曲「吸われた街」にて、大麻を批判しているとみられるリリックもある。

般若、ブログで容赦ないディス G.K.MARYAN、DARTHREIDER、サイプレス上野にも言及

般若さんは、1月21日(日)に更新したブログで、UZIさんやZeebraさんを痛烈にdis。今回、日本語ヒップホップの名曲にしてかつて痛烈なdisを展開したLAMP EYE『証言』のトラックが用いられ、証言世代の先輩たちへの批判のシリアスさを強く物語っている。

お前らが持て囃されたあの時代 挫折と失意のどん底だった 教えてやるよ 何でこうなった 証言してやるよ 俺はラッパー俺ここにくるまで全部捨ててる 歩みも話もだから辞めてる 一言で言えねえ だから震える

おいUZI マジでだせえな 年上だけど お前しゃべえな 何で昔からだらしがねえんだ 何でいま言わなきゃいけねぇんだよヤクブーツ 勝手にやれよ やんならハナから番組辞めろ 気まずいやつはテレビに出んな 周りの人に迷惑かけんな

あんたが昔この業界で いっときあんま出なくなったとき 這い上がってく姿 俺は見て ぶっちゃけ胸がマジ熱くなったそりゃあ俺だって 下手も打った 血も汗も涙も泥もすすった 狂ったように曲を作った この音楽が俺を救った

許せねえんだよ オメェもZeebraも カッコばっかで中身がねぇんだ 誰かが逮捕 誰かが逮捕 また一からやり直すのかジェンガ別にディスりたくねぇけどZeebra こないだ話したな俺と電話 あんたが俺を選んだ だからあんたについてくけどやっぱ変だ

あんたら世代の意識の無さ せっかくここまで来たってのにさ おい!マーヤン ageHaに来んな 理由? 邪魔だ 十分だダース上野死ぬまで群れろ だったらUZIくんのケツ持てよ 持てねんだったら擁護すんな 半端な気持ちを譲渡すんな

好きか嫌いかで俺はやってねえ 人柄なんてクソっくれえ 好きか嫌いかで俺はやってねえ 人柄なんてクソっくれえ

20年もやってきてオメェら一体何やってんだよオイ 文句あんだったらこっちこいよこの野郎 全員バチバチにやってやっからよ般若、BLOG503より文字起こし

途中、G.K.MARYANさん、DARTHREIDERさん、サイプレス上野さんの名前もあがり、G.K.MARYANさんに対しては、「おい!マーヤン ageHaに来んな 理由? 邪魔だ 十分だ」と言及。(*ageHaは「フリースタイルダンジョン」が収録されている新木場のクラブ会場)

一見、disの理由は分かりづらい。G.K.MARYANさんについては、以前に大麻取締法違反の疑いで逮捕されていることを受けての言及だと推測される。

そして、DARTHREIDERさんやサイプレス上野さんはTwitterなどでもいち早くUZIさん逮捕に言及し、逮捕については残念としながらもその人柄を讃えるかのような趣旨のコメントが般若さんには「擁護」だと映ってしまったのかもしれない。

音源を聴いたリスナーの反応は様々だ。

「フリースタイルダンジョン」では依然として共演しているZeebraさんへの真正面からの批判、上の世代に度々噛み付いてきただけに「それでこそ般若」という賞賛の声も多く挙がっている。

一方で、すでにZeebraさんは、Twitterやラジオでも、「フリースタイルダンジョン」オーガナイザーとしての責任について言及。逮捕されたUZIさんに代わって謝罪の言葉を口にしている中、そこに追い討ちをかける般若さんの言葉を疑問視する声も存在する。

Zeebraもラジオ番組で般若disに言及

このdisが公開された翌日の1月22日(月)に放送されたWREPのラジオ番組「LUNCH TIME BREAKS」にて、生放送の場でZeebraさんがこの件について言及。

Zeebraさんは「まあ、あいつも言うことあるから、言うのはしょうがないと思いますよ。俺は責任者だから怒られてもしょうがないと思ってます。」とコメント。特にそれ以上の言及は見られなかった。

余談だが、Zeebraさんは2013年にラッパーのNORIKIYOさんにライブにおける態度をdisられた際も、Twitterなどで言及はしたものの、結局アンサーソングという形ではアクションを起こしていない(アルバムに収録する曲で正式にアンサーするとコメントするも、4年が経ってもアルバムはリリースされていない)。

ヒップホップと大麻

筆者的に般若さんのdisは、日本のヒップホップの今後の為、UZIさんやZeebraさんなどに対して愛があってのものだったのではないかと解釈している。

日本で大麻を所持することは法律に反する。昨今のラップブームなどで、ラッパーがテレビに出演し社会的にもヒップホップというカルチャーが認められつつある中、重要なポストにいたUZIさんの逮捕を受けて、般若さんのような気持ちになるラッパーやファンも少なくはないだろう。

一方、アメリカでカウンターカルチャーとして発祥したヒップホップと大麻は、切り離して語ることができないのも事実だ。実際に大麻にまつわるリリックを歌い、それが魅力となっているラッパーも多く存在する。

「フリースタイルダンジョン」でも、それは度々「コンプラ」という形で具体的な言及は伏せられる形でネタにされてきた。

UZIさんの逮捕後、社会的にも浸透しつつあったヒップホップカルチャーの今後、そして大麻問題、それぞれ活発な議論が巻き起こっている。般若さんのdisを受けて、ラジオ以外でのZeebraさんの言及はあるのか、また他のラッパーはどんな反応をみせるのか。一層の注目が集まっている。

※記事初出時、名称に誤りがありました。お詫びして訂正いたします

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