ZOZOの株価が急落...! カリスマ・前澤社長に「最大危機」のワケ

ZOZOの株価が急落...! カリスマ・前澤社長に「最大危機」のワケ

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2018/10/08
No image

機関投資家たちが「ZOZO売り」を加速させるワケ

ファッション通販サイト『ZOZOTOWN』を率いる前澤友作氏といえば、いまや日本を代表するカリスマ経営者として知られる。

最近ではアメリカのカリスマ経営者イーロン・マスク氏が経営するSpaceXと契約したことを突如発表、民間人として初めて「月に行く」として世界中の度肝を抜いたばかり。

10月4日には、自身のツイッターで個人としての国内での納税額が「70億円」になる予定だとみずから暴露するなど、相変わらず派手な話題を振りまいているが、じつはそのウラで率いる会社の株価下落が止まらない「異常事態」が起きていることをご存じだろうか。

No image

〔photo〕gettyimages

10月1日に社名をスタートトゥデイからZOZO(3092)に変更した同社の株価を見てみると、確かに今夏には5000円近くあった株価がいまや3000円台前半…。

7月18日には4875円の高値をつけていたところ、直近10月5日には3215円まで落ち込んでおり、この2ヵ月半で約35%も株価が急落しているかたちである。

株価下落の直接的な引き金となったのは、ZOZOが発表した18年4-6月期決算。

成長著しいZOZOだけにマーケットの期待感が高まっていたところ、いざフタを開けてみると「本業の儲け」を示す営業利益が26%もの大幅減益(前年同期比)であることが判明。これまでZOZOの成長を信じてきた機関投資家たちが、突然のネガティブサプライズに慌てて、一斉に「ZOZO売り」を加速させたのだ。

「さらに、投資家たちを不安視させているのが、前澤社長が乾坤一擲の勝負を賭けているプライベートブランド商品『ZOZO』の動向です」(財産ネット企業調査部長の藤本誠之氏)

顧客が自分のスマホなどを使って採寸できる「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」を無料配布して、一人ひとりの体型に合ったプライベート商品を販売するのがプライベートブランド『ZOZO』のビジネスモデル。

しかし、サービス開始当初からゾゾスーツの配送遅延が発生したり、受注したビジネススーツの納品まで時間がかかるなど、課題が次々に判明。画期的なビジネスモデルではあるものの、その先行き不透明感が高まっているのだ。

「そもそもZOZOSUITで採寸した人たちが、どれくらいプライベートブランドを購入するかがまったく不透明。4-6月期の取扱高実績は約1.1億円だが、ZOZOはこれを7-9月期に15億円、10-12月期に77億円、1-3月期に107億円まで拡大させるという壮大な計画を立てている。前澤社長が掲げるその目標に達することができるのか、マーケット関係者たちはいま『疑いの目』を持ち始めている」(証券アナリスト)

ZOZOはZOZOSUITの配布をさらに増やしていく意向だが、目下の物流費の高騰からコスト懸念も高まってきた。

こうした事態を受けて、ZOZOの目標株価を引き下げる大手証券も出てきた。

「前澤友作のイーロン・マスク化」という最大懸念

大風呂敷を広げながらもそれを実現して経営を拡大させる方法が似ていることから、前澤氏と前出のイーロン・マスク氏を「似た者同士」とする声がある。

一方、最近のイーロン・マスク氏は会社の経営が不安定になるにつれ、みずからの言動も不安定化しており、前澤氏が「イーロン・マスク化しないか心配だ」(ファンドマネジャー)という声もある。

前澤氏はみずからを批判する声の高まりを意識してか、最近のツイッターでは以下のように投稿して見せた。

「批判したい奴も嘲笑いたい奴もどうぞどうぞ。そんなの屁でもないわ。何言われようが、昔からギリギリの中で自分確立してきて今があるから」

では、前澤氏は沈んだZOZOの株価を復活させることができるのか。

ズバリ、的中率80%を超える『Phantom株価予報AIエンジン』(財産ネット社開発・運営、詳細はhttps://phantom-ai.com/)が弾き出した「週間株価予報」は以下の通りである。

No image

前出・藤本氏は言う。

「ZOZOは10月31日に中間決算発表予定ですが、『ZOZOSUIT』の配布コストなどで、減益懸念が残る。株価は下落トレンドが続きそうです」

一方で同じアパレル業界で、「株価期待大」の会社が

そんなZOZOとは対照的に、『Phantom株価予報AIエンジン』が主要上場銘柄について株価予測を実施したところ、ZOZOと同じアパレル業界で今週特に株価が強い上昇傾向を示した銘柄がある。

アパレル大手のアダストリア(2685)である。

「アダストリアは、『グローバルワーク』『ニコアンド』などのブランドで、ショッピングセンターに展開するカジュアル衣料品大手。9月の月次売上高が、ジャケットなどのアウター類、長袖シャツやカーディガンなどの秋物商品が順調だったことから、株価が急伸しました。

週足では26週移動平均線を上回っており、昨年7月以来の13週線と26週線のゴールデンクロス形成の可能性が高まっており、しばらく堅調相場が続きそうです」(前出・藤本氏)

そんなアダストリアの「AI株価予報」の結果は、以下の通りである。

No image

ZOZOと同様、10月末の決算発表が「キモ」になる

最後に、今週のAI株価予報の注目銘柄をもうひとつ紹介しておこう。

SBIホールディングス(8473)がそれ。

No image

前出・藤本氏が言う。

「SBIホールディングスは、ネット証券最大手SBI証券を中核とした証券、保険、銀行、ベンチャー企業投資などの総合金融業。バイオ関連にも注力しています。8月16日安値2719円をつけてから、10月2日高値3655円まで一気に急伸しています。

一方、その後は反落相場となっており、10月31日の決算発表までは上値の重い展開が続きそうです」

つまり、ZOZOと同じく10月末の決算がこれからのキモになる。

今週はZOZO、アダストリア、SBIホールディングスの3銘柄に注目だ。

「今週のAI株価予報」とは

●財産ネット社(https://zaisan.net/)が独自開発した株価予測AI『Phantom AI』が、トレンド分析し、未来の株価を計算しています●「目標株価」は、翌営業日に80%以上通過すると期待される範囲になります(225銘柄でバックテスト検証済)●「押し目買いゾーン」、「吹き値売りゾーン」は、一般的には上髭下髭エリアです。一時的に値が動いた場合、その後目標株価へ収束する可能性が高いゾーンです。ゾーンを超えて推移した場合は、当エンジンの想定を超えるイベントが発生した可能性が高くなります●この予測をもとに個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

経済カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
IMFが公表した日本の財政「衝撃レポート」の中身を分析する
恐ろしい電力会社の闇。日本から電柱がなくならない酷すぎる理由
日本株、個人投資家の「黄金時代」になる3つの理由
作業服の「ワークマン」が始めた新業態に若い女性も殺到する理由
大ピンチ! 巨象・パナソニックを追い詰める「中国企業」の正体
  • このエントリーをはてなブックマークに追加