な?やっぱりインディアンスが来たやろ?と言うつもりはないけれど

  • J SPORTS
  • 更新日:2016/10/19

いったいどれぐらいのファンが日本にいるのかは分からないけれど、インディアンス・ファンはドキドキ。ブルージェイズ・ファンはイライラした最初の3試合だったのではないか。

アメリカン・リーグの優勝決定シリーズ(ALCS)は、ワイルドカードゲームと地区シリーズで圧倒的な破壊力を見せつけて勝ち上がったブルージェイズが有利だと見られていた。ところがふたを開けてみれば、誰もが予想しなかったインディアンス(ワールドシリーズ王者をぶっ倒すのは、まさかのインディアンス?参照)の3連勝。1996年以来のリーグ優勝に王手をかけた。

もっともインディアンスは、決して過小評価されていたわけではない。ただ単に注目度が低かっただけである。その理由は明らかで、彼らが地区シリーズの相手レッドソックスのような人気球団でもなければ、今シリーズの相手ブルージェイズのように昨年から連続してポストシーズンに進出している球団でもなかったからだ。

それに加えてロードでは41勝39敗とほぼ勝率5割だったので(ホームでは53勝28敗、勝率.654)、敵地のメディア、つまりクリーブランドの地元記者以外はあまり強いイメージを持てないチームだった。おまけに主砲ブラントリーは故障のために今季ほとんど戦力にならず、9月に入って先発三本柱の内の2人―まだ登板の可能性が残るサラザーと今季絶望のカラスコ―が次々と負傷して戦線離脱しており、タイガースから逃げ切って地区優勝を果たすのがやっと、と思われていたような感じさえあった。

だから、ポストシーズンになって毎試合のように先発投手の後を受けて登板する救援左腕のミラーや、持ち前の長打力と好守備でチームを盛り立てる22歳リンドア遊撃手が突然、注目されたりするわけだが、もちろん、ブルージェイズをリーグ優勝決定シリーズの初戦から連破した理由は彼らだけではない。

インディアンス打線で目を引くのは何と言っても、1番か5番に入ることの多いサンタナである。典型的な1番打者のイメージからは程遠いがっちりした体格の持ち主で、元捕手の「走れない1番打者」である。やはり元捕手のナポリと指名打者と一塁手のポジションを共有しており、ポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズ第二戦まで(以下同様)打率.235、長打率.412とまずまずの成績だが、公式戦では自身最多の34本塁打を放っている(これもナポリと同じ)。

サンタナに続く2番キプニスはポストシーズン打率.222、長打率.389。前出の3番リンドア遊撃手が同.350、長打率.700、4番ナポリは18打数2安打と苦しんでいるが、5番ラミレス三塁手が打率.313、出塁率.389、6番チゼンホール左翼手が打率.438、長打率.625と当たっている。リンドアとチゼンホールはそれぞれチーム・トップの4打点を叩き出しており、キプニスも3打点と上位打線は公式戦同様の勝負強さを発揮している。

第3戦はドローンを触っていて怪我したバウアーが、その小指から大量に出血して一回で降板となり、キプニスの本塁打などで上げた4点を計7投手の継投で守り切った。

第4戦もブルージェイズ・ファンの人々にとっては、今か今かと打線爆発を待ち続けるイニングが続き、インディアンス・ファンの人々にとっては、投手陣の熱投を祈るような気持ちで見守り続けるのだろうか―。

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