“3年連続”日本一、負傷明けのルーキー青森山田MF檀崎竜孔「もう一度この雰囲気を」

“3年連続”日本一、負傷明けのルーキー青森山田MF檀崎竜孔「もう一度この雰囲気を」

  • ゲキサカ
  • 更新日:2017/01/10
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[1.9 全国高校選手権決勝 青森山田高5-0前橋育英高 埼玉]

大会直前のアクシデントに打ちひしがれたが、乗り越えると3年連続の日本一。青森山田高のMF檀崎竜孔(1年)は「高校年代と中学年代は全然違いました。もう一度、この雰囲気を味わいたいです」と声を弾ませた。4万1959人を前にしてのプレー。大舞台の味は格別だった。

2年前の全国中学校サッカー大会(全中)で青森山田中の7番として日本一を経験。昨年は10番を背負い、主将として全中2連覇を成し遂げた。そして青森山田高へ進学。ルーキーイヤーから頭角を現してきた。しかし昨年12月17日、先発した高円宮杯U-18チャンピオンシップ・広島ユース戦で左膝を6針縫う怪我を負ってしまった。抜糸せずに選手権へ備え、御殿場合宿に取り組んでいたが、12月27日に再度負傷。膝を縫っていた糸が切れてしまい、さらに5針縫った。

「傷口を見ていたら涙が出てきて。またか……という思いで泣いてしまいました。本当に悔しかったです」。直前合宿では先発組に入ることも多かっただけに、悔しさは募った。それでも「出来ることをやろうとリハビリとかをやりました」と何とか前を向いた。30日を過ぎてようやく身体を動かせるようになり、再び冬の日本一決定戦へ心身を備えていった。

そして始まった夢の舞台・全国高校選手権。2回戦の鵬翔戦(5-0)はベンチ入りも欠場したが、3回戦の聖和学園戦(5-0)の後半36分から途中出場で投入されると、準々決勝の正智深谷戦(1-3)でも後半33分からピッチへ立った。準決勝・東海大仰星戦(2-1)は出場がなかったが、決勝・前橋育英高戦では出番がやってきた。

4-0の後半16分、MF嵯峨理久(3年)が吐き気を訴えたことで檀崎が呼ばれた。後半31分には相手左サイドからピンチを迎えたシーンで身体を張ってストップ。スライディングで食い止めた。先輩たちからはやさしく頭を撫でての労いを受けた。その後も臆することなくプレー。この日の決勝に出場した唯一の1年生は最後の瞬間まで難なくやりきり、試合終了のホイッスルをピッチで迎えた。

「高校一年目から二冠というのを経験させてもらって、3年生にはすごく感謝しています。去年の中学校の時は自分が先頭に立ってやっていましたが、今年は1年生で先輩方の背中を見て、自分は必死に食らいついていく感じでした。今日、最後はあの大舞台のピッチに立てて、すごく嬉しかったです」

ルーキーイヤーの最後に怪我というアクシデントもあったが、乗り越えての3年連続日本一。戴冠に次ぐ戴冠だが、まだまだ満足していない。次のタイトル奪取へ目を向ける檀崎は「次は自分は2年生という立場。もっとチームを引っ張っていける立場にならないといけない」と表情を引き締めた。勝者のDNAはこうして刻まれていく。

(写真協力 『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 片岡涼)

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