ガストフロントにご注意 九州北部突風の正体?

ガストフロントにご注意 九州北部突風の正体?

  • 西日本新聞
  • 更新日:2017/08/11

九州北部で9日に起きた突風について、福岡管区気象台は「ガストフロント」である可能性が高いとしている。福岡県内で発生が確認されたのは初めて。九州では熊本県で過去に被害があり、発達した積乱雲があれば年中可能性があるという。専門家は「積乱雲が多く発生する夏場に、特に注意が必要」と呼び掛ける。

ガストフロントは竜巻をはじめとした突風の一種で、英語で「突風前線」という意味。発達した積乱雲から雨粒が落ちるのに伴い、周辺の冷たい空気が引きずり下ろされ、地表付近の暖かい空気とぶつかった境目で起こる。突き上げるような強風に襲われるという。

9日午前は、九州北部を発達した積乱雲が西から東に移動。各地で最大瞬間風速20メートル以上の風が吹いた。福岡市博多区付近上空に積乱雲が位置した午前8時15分ごろ、推定風速約30メートルの突風が吹き、同区須崎町の日本茶販売店の外壁が剥がれ落ちた。長崎市ではゴルフ練習場の鉄製支柱9本が倒れた。ガストフロントは気温の降下も特徴で、福岡市では同日午前8時に29・9度だった気温がわずか10分で27・8度に下がった。

2008年7月、福井県敦賀市でイベント用のテントが飛ばされ1人が死亡、9人が負傷した。九州では09年7月、熊本県山鹿市で電柱が折れており、いずれもガストフロントとみられている。特定はできなかったが、山鹿市の被害と同じ日、福岡県みやま市でもビニールハウス4棟が倒壊した。

日本気象協会九州支社の松井渉気象予報士は「真っ黒い雲が近づいてきたり、雷の音が聞こえてきたりしたときは発生の恐れがある。頑丈な建物や窓のない部屋に避難してほしい」と話している。

=2017/08/11付 西日本新聞朝刊=

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