23歳女性がタイでサッカーコーチ 目標は福岡で女子チーム指導

23歳女性がタイでサッカーコーチ 目標は福岡で女子チーム指導

  • 西日本新聞
  • 更新日:2017/09/16

19歳の若さでサッカーの指導者となり、昨年、22歳にしてタイでプロコーチになった女性がいる。福岡市西区出身の高森ひかりさん(23)。「将来は、サッカーを楽しみたい女子の受け皿として、福岡でチームをつくりたい」と夢を描き、異国でコーチ修業に励む。

元日本代表の中田英寿さんに憧れ、女子が入れる福岡市内のクラブを見つけた小学4年のころ、サッカーを始めた。シュートを止めた時の歓声が快感になり、ゴールキーパーの練習に熱中。中学時代は部活と女子のクラブチームを掛け持ちし、15歳以下の九州選抜にも入ったが、日本選抜には届かなかった。「なでしこジャパンに入りたくて」海外留学を志した。

定時制高校に通いながらラーメン店で働いて費用をため、2012年に英ロンドンへ留学。女子のクラブチームに所属して半年後、試合中に右足首の骨にひびが入った。定位置を奪えず、選手として限界を感じていた時期でもあった。

「コーチの資格が取れるよ」。留学をあっせんした会社の提案に心が動いた。サッカーでもアルバイトでも、後輩に教えることが大好きだった。英国のコーチ免許を取得し、13年春に帰国。19歳で古巣のクラブチームの指導者に一時就いた後、東京のスポーツ専門学校で学んだ。

さらに「海外で指導の幅を広げよう」と昨年10月、タイの「バンコクサッカースクール」にコーチとして就職。幼児から中学生まで約100人を1人で教えつつ、クラブの運営にも携わる。英国人の指導責任者から、練習メニューの組み方など指導者としてのノウハウも学んでいる。

8月下旬、帰省した福岡市で旧知の高校女子部員を指導した。海外で経験を積んだ後は、やはり郷里で指導者になりたいという。

「中学生のころ、『なんで女なのにサッカーを』と言われ肩身の狭い思いもした。女子が伸び伸びとプレーできる場所を福岡でつくりたい」。自分を育ててくれた地元やサッカー界への恩返しを誓っている。

=2017/09/16付 西日本新聞夕刊=

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