平昌冬季オリンピック、日本勢のメダル獲得数は?

平昌冬季オリンピック、日本勢のメダル獲得数は?

  • @DIME
  • 更新日:2017/12/05

DIME1月号の大特集「2018トレンド大予測」スポーツ編で紹介している、平昌冬季オリンピックについて、高樹ミナ氏、江橋よしのり氏のスポーツライター2人が対談。日本勢のメダル獲得数について予想した。

No image

高樹 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕選手強化本部長が、平昌オリンピックのメダル獲得目標を9個と設定しました。前回のソチ大会はフィギュアスケート男子・羽生結弦の金メダルを含む合計8個でしたので、さらに1つ上積みという目標ですね。もちろん、スポーツの価値や人気をメダルという物差しだけで測ることはできませんが。

江橋 メダルがすべてじゃないというのは、まったくそのとおり。それでもやはりメダリストが数多く誕生し、彼ら彼女らの生き様が共感を呼ぶことでスポーツが盛り上がるのも間違いないです。

高樹 JOCの山下本部長は「(平昌では)日本選手がかなり活躍し、良い雰囲気が2020年東京オリンピックに向けてできあがると思っている」ともコメントしています。

江橋 そのJOCが掲げた9つのメダルとは?

高樹 氷の競技がフィギュアスケート男子の羽生結弦と宇野昌磨、そしてスピードスケート女子の高木美帆、小平奈緒、団体追い抜きで5つ。雪の競技はスキー女子ジャンプの高梨沙羅と伊藤有希、ノルディックスキー複合の渡部暁斗、フリースタイルスキー女子ハーフパイプの小野塚彩那の4つ。合わせて9つです。フィギュアの羽生と宇野、ジャンプの高梨と伊藤は、同一種目でダブル表彰台を狙えるという読みですね。

江橋 僕はさらに、カーリング女子もメダル有力だと思っています。まずカーリングのオリンピック代表の選び方は独特で、サッカーやバスケのように代表監督が個々の選手を選抜して代表チームを作り上げるんじゃないんですね。直近2年間の日本選手権に勝ったチームがそのまま日本代表になるというシステムなんです。ところがその日本選手権は昨年がLS北見、今年は中部電力が優勝したので、一騎討ちの「代表決定戦」を行い、LS北見が代表の座をつかみました。

No image

高樹 カーリングは2010年バンクーバー大会で現地取材しました。その時の代表メンバーの本橋麻里が、現在のLS北見のキャプテンですよね。

江橋 そうです。本橋がそのバンクーバー大会の後、故郷の北見市(旧常呂町)で立ち上げたチームがLS北見です。本橋以外のメンバーも全員が北見市出身で、姉妹がいたり、子どもの頃から知り合いだったり、同じ指導者に教わってたりして。

高樹 すごく仲が良さそうですよね。

江橋 カーリングの選手って試合中よくしゃべるじゃないですか。テレビだとあの声をマイクが拾うので、作戦とかも丸聞こえで面白いんですよ。

高樹 すごく繊細な競技なのに、口調は割とケロッとしていて。

江橋 そう。「獲るか獲られるか」みたいな痺れる場面なのに、まるで女子が休み時間にロッカーの前でおしゃべりしてるみたいな感じで相談してる。あのギャップもまたいいですよね。……その話は置いといて、実際カーリングはどのぐらい繊細かというと、氷の表面温度が0.5℃上がるとストーンの走る距離が約0.4m伸びると言われています。時間や試合経過とともに変化する氷のコンディションに適応できるかどうかが、勝敗のカギを握ります。LS北見は2016年、世界選手権で日本勢初の表彰台(銀メダル)に登った実績があるので、平昌でもメダルに大いに期待したいです。

高樹 また今大会はメダルを展望するにあたって、ロシアのドーピング・スキャンダルも大きく影響しますよね。

江橋 国ぐるみでの違反が指摘され、IOCも厳正な処分を下すとみられます。仮にロシアが出場を認められなかった場合、メダルが他の国に渡るわけですからね。アメリカのエンターテインメントデータ企業であるグレースノート社は日本のメダル予想を金3(羽生、高梨、小野寺)、銀6、銅2の計11個(11月1日付のデータ)としており、ロシア不在となればさらに2つが上積みされるという予想をはじき出していますが、さて、どうなるでしょうか……。

No image

※対談終了後に追記:11/20現在の情報としては、IOCは12月5日にロシアの出場可否を決める模様。

No image

■高樹ミナ

スポーツライター。2000年シドニー大会以降、夏冬合わせて5度のオリンピック・パラリンピックを現地取材。「2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会」メンバーでもある。書籍『転んでも、大丈夫』(臼井二美男著/ポプラ社)、『美宇は、みう。——夢を育て自立を促す子育て日記』(平野真理子著/健康ジャーナル社)構成。

No image

■江橋よしのり

作家・スポーツライター。FIFA(国際サッカー連盟)女子Player of the year投票記者。「なでしこリーグ」中継の解説&実況アナウンサーも。主な著作に『世界一のあきらめない心 なでしこジャパン栄光の奇跡』(小学館)、『サッカーなら、どんな障がいも超えられる』(講談社)など。また小説『おはなし猫ピッチャー』(小学館ジュニア文庫)も上梓。

文/江橋よしのり

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

フィギュアスケートカテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
羽生結弦選手の誕生日を祝う織田信成にファン感激! 「これからも羽生選手を守って下さい」
羽生結弦を元気づけたトロント住民からの“粋なサプライズ”
羽生結弦 氷上練習再開へ 調整期間1週間 厳しい状況も...全日本出場あきらめない
ファイナル女王のザギトワ妖艶な舞 トラ柄タイツで魅了
  • このエントリーをはてなブックマークに追加