織田裕二が語る「脳みそが疲れきっているときの工夫」とは?

織田裕二が語る「脳みそが疲れきっているときの工夫」とは?

  • 文春オンライン
  • 更新日:2018/01/11
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織田裕二が正義感溢れる監査役を演じる。舞台は20年前の銀行。バブル崩壊後、経営危機に瀕し、銀行再編の波に飲まれた時代だ。

「一般的に企業の監査役のイメージというと、経営陣に口を出すことはなく、本当の意味での経営監査などしていない場合がほとんどだと思うのですが、僕が演じる野崎は48歳で若くして監査役となり、持ち前の正義感を発揮し、様々な問題を解決しようと挑戦するんです」

出世コースとはほど遠い東京の下町の支店長を務めていた野崎だが、支店閉鎖が決まり、まさかの監査役就任を命じられるところからドラマはスタートする。

「野崎は、まじめで、人に寄り添い、困っている人を助けたいと考える男です。台本にはないのですが、元々は頭取も狙えるエリートだったけれど、紆余曲折があって、人助けをしたいと考えるようになった男なのではと想像しながら演じています」

共演陣も豪華だ。頭取には古谷一行。女性初の役員の座を狙う同僚に松嶋菜々子。その他の役員として岸谷五朗、ユースケ・サンタマリアら曲者揃いの面子がすみずみまで揃う。

「1990年代末の3年間を描いています。パソコンが導入されたばかりだったり、スーツも当時のゆったりしたデザインだったり。総会屋やヤクザとの戦いも描かれます。だけど、僕は、今よりも今を描いていると感じています。同じ会社のトップとはいえ、メディアを通じてしか見たことがなかったような別世界の役員たち。そういう権力者との戦いは、普遍的なテーマだと思います」

当時、バンカーたちは何を考え、どう行動し、なぜ舵取りに失敗したのか。大手銀行のリストラのニュースも喧(かまびす)しい今、注目したい物語だ。

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『連続ドラマW 監査役 野崎修平』

「野崎は権力との戦いでもストレートしか投げません。時には、黒い噂が流れている人物のことも信じたいと言います。長いものに巻かれれば、命の安全は保障され、ポストも用意されるのに、野崎はそれをよしとしません。茨の道だけど、不条理と戦うのです。野崎のせいで仲間は飛ばされていきます。しかし、知ってしまったからには、不正を見ぬふりはできない。愚直なほどに真面目な男です」

織田裕二のイメージにぴったりの役柄とも感じる。

「いやー。普段の撮影ではお酒は飲まないんですけど、今回は、夜寝る前にビールを1杯飲んでから寝ます。脳みそが疲れきっているときの工夫ですね。どこかであきらめて1回寝るといいことに気づいたんです。しっかり寝ることだけを考えるんです」

翌日のシーンのことを考えて頭がいっぱいになるほどに、織田裕二は今この役に集中しきっているのだ。

おだゆうじ/1967年、神奈川県生まれ。映画『湘南爆走族』でデビュー。CXドラマ『踊る大捜査線』はシリーズ化、映画化され話題に。近年の映画に『アマルフィ ―女神の報酬―』『ボクの妻と結婚してください。』など。キャスター、ミュージシャンとしても活躍している。
www.yuji-oda.com

INFORMATION

『連続ドラマW 監査役 野崎修平』
バブル崩壊後、不良債権問題を抱え経営方針の転換を迫られる銀行を舞台に、監査役に任命された主人公の生き様を描く。WOWOWにて1月14日放送スタート。毎週日曜夜10時~(全8話・第1話無料放送)。
http://www.wowow.co.jp/dramaw/nozaki/

(「週刊文春」編集部)

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