よく当たる「動物寝相占い」 ― 草食系と肉食系、実はイメージと真逆!?

よく当たる「動物寝相占い」 ― 草食系と肉食系、実はイメージと真逆!?

  • TOCANA
  • 更新日:2016/10/19
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――大田区平和島にある『五十三次どうぶつ病院』の北澤功先生は、大学の獣医学科を卒業後、動物園に獣医師として勤務した経験を持つ。『獣医さんだけが知っている動物園のヒミツ 人気者のホンネ』(辰巳出版)という、動物の不思議な生態をコミック仕立てにした本が好評となっており、筆者はその編集担当として参加した。だが、同書の性質上、性的な内容やグロテスクな内容は残念ながら(R15)でボツだったのだ! とはいえ、それらのネタをお蔵入りにするのはもったいないので、ここでいくつか公開、連載することになった。

【連載第7回目 人間も当たる! 動物寝相占い】

ライオンなどの肉食動物は、天敵がいないので裏返ったり、手足をダラーンと伸ばしたりといった大胆かつだらしない姿勢で熟睡する。一方、弱点であるお腹を隠すようにな姿勢で緊張しながら寝るのが草食動物。これが意外と人間の性格判断にも当てはまるという。あなたやあなたの彼、旦那様は草食系? 肉食系?

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■頭突きで天井を破壊するシマウマ・パニック

草食動物は、いついかなる時でも敵に襲われないかドキドキ、ビクビクしながら暮らす。そのため、多くの草食動物は寝るときも敵を警戒している。

たとえばサイ。天敵であるライオンは、獲物であるサイに気づかれないよう、風下から近寄る習性があるが、サイは風下に向かってツノを構えた姿勢で寝ることで対抗し、身を守っている。ライオンが来たら風向きの変化ですぐにわかるようにしているということだ。

野生動物だけでなく、敵に襲われる危険のない動物園暮らしの草食動物たちにもその傾向が見られるという。ただし、動物園生まれの個体や、動物園生まれの両親から生まれた個体などはだらしなく、無防備な寝相を見せることもある。

北澤先生によると、小心&パニック気質の草食動物の典型はシマウマであるという。

「獣医や飼育員が動物たちの部屋を訪れるとき、いきなり顔を出すと驚いてしまいます。特にシマウマはパニック気質で、知らない人が現れたりすると、びっくりして狭い寝室の中を猛スピードで走り回ります。そのため、骨折したり、鉄柵に頭をぶつけるなどの大ケガになってしまうことも。以前、ビックリして驚いたシマウマがジャンプして天井に穴を開けたこともありました。天井は壊れてしまいましたが、幸いシマウマは命に別状はありませんでした。ただ、目が腫れあがってかわいそうでした」

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神経質なシマウマは、自然界でも寝るときはおっかなびっくりで心底休まるヒマがありません。横になってゆっくり休むときは見張り役を立て、群れのメンバーで交替で睡眠・見張りを行うほどの徹底ぶりなのだとか。

また、草食動物の眠りについて、「肉食動物はカロリーの高いエサが必要なので、獲物をとるためのエネルギーを蓄えるために狩り以外の時間はほとんど寝て過ごします。一方、草食動物は草などカロリーの低いエサをたくさん食べれば体を維持できるため、睡眠時間は短く、食べている時間が長いのではないでしょうか」と先生。

■動物も人間も寝相で性格がわかる!?

睡眠中に敵に襲われたとして、急所であるお腹をやられないように、草食動物はお腹をかばうように丸まって寝る傾向がある。その反対に肉食動物(特に天敵のいないライオンのような強い種類)は、多少の音は気にせず熟睡する。お腹を丸出しにして仰向けになるほどのリラックスした姿勢を見せることもあり、大胆不敵そのものだ。

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これが意外と人間にも当てはまるようで、他人に対する警戒心が強く内向的な人は胎児のように丸まって眠る傾向がある。まさに草食系。一度寝たら大の字になって大イビキ……ちょっとの物音では起きないという人は、百獣の王・ライオンを彷彿とさせる自信家・肉食系であることが多い。

さてこれはオマケであるが、「草食系=性的に淡泊、肉食系=精力絶倫」というイメージがあるが、動物学的には真逆。一瞬で交尾を終えてメスを妊娠させるウサギや、繁殖力旺盛なハツカネズミ、完全草食なのにレイプ魔のオランウータンの例があるように、草食動物こそ大繁殖中なのだ。うるうる黒目のかわいいシカはメスを囲ってハーレム暮らし。これは、食べられる以上に数を増やさなければ種として残ることができないからである。

つまり、身なりがこぎれいでモテそうなのに異性に関心がなさそうな“草食系”とは、あちこちで女をつくる遊び人ということなのだ! 「僕、性欲薄いから」などといって、あなたの隣でお腹を抱えて縮こまって寝ている彼、ホントに“草食系”ですか? それとも“繁殖系”?

■おまけ:動物の睡眠あれこれ

・ ネコ
暑いときは手足を伸ばして体表面積を広くして放熱効果を高めながら寝る(伸び寝)。寒いときは、放熱を押さえるためにクルンと丸まって寝る(アンモナイト寝)。また、この寝方はとぐろを巻いたヘビを擬態したものだという説もある。

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・ ラッコ
皮下脂肪が多くプカプカと流されやすい体型のため、仲間同士手をつないで寝たり、コンブを体に巻きつけて流されないようにして寝る。水族館でも見られ、これがとてもカワイイ。

・ コアラ
1日に約20時間を眠ったり休んだりで過ごす。残りの4時間で食事などをすれば十分という省エネ設計の動物なのである。ナマケモノもだいたい同様の、うらやましいほどののんびりライフスタイル。

・ フラミンゴ
いつでも逃げられるようにするため、片方の足をひっこめているほうが体温が下がりにくいなどの理由から、1本足立ちで寝る。

・ クマ
冬眠しながら妊娠・出産する。クマの妊娠はユニークで、受精卵は秋の終わりに母グマが栄養をたっぷり蓄えるまで着床せず休眠し続ける。

(文=木村悦子/ミトシロ書房)

※これまでのシリーズはコチラ

★書籍案内★
本記事を執筆した木村悦子が編集を、北澤功先生が監修を担当した『獣医さんだけが知っている動物園のヒミツ 人気者のホンネ』(辰巳出版)が好評発売中。

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