『関ジャム』、ピエール中野&玉田豊夢を迎えて解き明かされた「ドラム」の奥深い魅力

『関ジャム』、ピエール中野&玉田豊夢を迎えて解き明かされた「ドラム」の奥深い魅力

  • rockinon.com
  • 更新日:2017/12/06

これまでにギターやベースといった楽器を、約1時間かけて深く掘り下げ特集してきた音楽バラエティ『関ジャム 完全燃SHOW』が、12月3日の放送回で満を持して特集したのはドラム。ゲストにピエール中野凛として時雨)、玉田豊夢を迎え、今回も専門的でありながら、分かりやすくドラムの役割や魅力が解説されていた。

まず、番組はLUNA SEAのドラム・真矢の「360°空中回転ドラム」やX JAPANYOSHIKIがドラムとピアノを同時に演奏する映像などで、決して脇役ではないドラムの派手なプレイを紹介。その後、ゲストの山崎弘也(アンタッチャブル)がドラムの基本である8ビートに挑戦した。バスドラムとスネアはある程度一定のリズムで叩けるものの、右手のハイハットが加わった瞬間にリズムが崩れてしまう。これだけでもいかに、ドラマーが高度なことをやってのけているのかが分かる。

次にドラムの凄さが分かる曲として中野は、GLAYの“誘惑”、LUNA SEAの“ROSIER”、玉田は、NUMBER GIRLの“NUM-AMI-DABUTZ”を挙げていた。“誘惑”はドラムの叩く位置によって音の高さが変化することが上手く表現されている、としてイントロの少しずつ高くなる部分を実演して解説。「僕らの世代でコピーしてない人はいないんじゃないか」という“ROSIER”では「カップ刻み」や「シンコペーション」などの技を、楽曲を例に披露した。玉田はNUMBER GIRLのドラムであるアヒト・イナザワ自身もライブで再現できないという“NUM-AMI-DABUTZ”の「リズムをキープしながら暴れる」ドラムを再現してみせ、演奏としてギリギリ成立している凄さを解説した。また、ここでは関ジャニ∞のドラム担当・大倉忠義が驚くべき努力をしていた話も出ていた。「人に教えてもらったことが無い」という大倉はスネアの外側を叩くとより高い音が出ることや、ふちを叩くリムショットなども独学で聴き分けて演奏していたそう。このあとのジャムセッションで堂々と中野と玉田に並んで叩いている姿を見ると、相当な努力を重ねてきたのだろう。

今回の放送で、特に圧倒されたのは「ドラム即興アレンジ」と「ジャムセッション」だ。中野はPerfumeの“チョコレイト・ディスコ”、玉田はピンク・レディーの“ペッパー警部”を即興アレンジ。打ち込みのドラムを生にアレンジした“チョコレイト・ディスコ”は洗練されたダンスミュージックからガラッとロックなイメージに変わり、“ペッパー警部”は大倉曰く「ピンク・レディーがグレた」ようなハードでスリリングなアレンジで、共演者も圧巻といった感じで拍手を送っていた。ジャムセッションは先ほど中野が挙げていたGLAYの“誘惑”を大倉×中野×玉田によるトリプルドラムというバンド編成で演奏。各々が違う叩き方をして3人で1つの形になるのだが、なかなか見られないトリプルドラムに画面越しにも伝わる迫力は圧巻だった。間奏で中野と玉田が高速でスネアを叩く中、大倉も負けじと頭を揺らしながら叩く姿は、3人のドラムバトルを見ているようでもあった。

その場で見た映像にドラムで音付けする企画では、緊張感やスローの感じをドラムの音で表現していたが、玉田は「普段やっている演奏もそういう作業」だと話し、「イメージを具現化する作業」であると語っていた。ドラムは一見地味な楽器なようでありながらも、技を駆使して楽曲の物語を想像し色付けする、派手で奥深い楽器であることが伝わる放送だった。『関ジャム』の楽器特集を観るとしばらくはその楽器の音に注目して色々な楽曲を聴くようになるのだが、今回もドラムに注目すると、聴き馴染んでいた楽曲の新たな発見が出来そうだ。(菊智太亮)

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