小泉進次郎をダメにしたのは大手メディアの取り巻き記者と甘やかしてきた永田町という”ぬるま湯”

小泉進次郎をダメにしたのは大手メディアの取り巻き記者と甘やかしてきた永田町という”ぬるま湯”

  • 日刊サイゾー
  • 更新日:2019/10/16
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今週の注目記事・第1位「菅原一秀経産相『秘書給与ピンハネ』『有権者買収』を告発する」(『週刊文春』10/17号)

同・第2位「旭川空港に『与党として支援できない』総務副大臣『ゴリ押し』音声」(『週刊文春』10/17号)

同・第3位「関電を大阪特捜が捜査できない『上級人脈』」(『週刊文春』10/17号)

「『高浜のドン』黒革の手帖に『原発マネー』リスト-国会議員に献金!」(『週刊新潮』10/17号)

同・第4位「朝ドラ俳優小手伸也『独身偽装不倫』をマレーシア直撃」(『週刊文春』10/17号)

同・第5位「『週刊朝日』独白は捏造なのか、北村滋<日朝交渉>発言の波紋」(『週刊文春』10/17号)

同・第6位「「小泉進次郎とは何者か」(『サンデー毎日』10/27号)

同・第7位「漂流国会の狂言回し『安倍総理』の罠にはまった『小泉進次郎』」(『週刊新潮』10/17号)

同・第8位「主犯女教師は前校長のお気に入り、神戸イジメ教師の履歴書」(『週刊文春』10/17号)「『陰湿イジメ』で仄見えた『小学校教諭』の『知られざる世界』」(『週刊新潮』10/17号)

同・第9位「道端アンジェリカ夫妻は組対2課に狙われている-恐喝事件の捜査に精鋭部隊」(『フライデー』10/25号)「警視庁が狙う『道端アンジェリカ』に美人局疑惑」(『週刊新潮』10/17号)

同・第10位「吉永小百合独占インタビュー『今も腹筋を毎日100回やってます』」(『週刊朝日』10/25号)

同・第11位「再開『表現の不自由展』はなぜそんなに公金が欲しいのか-朝日新聞が擁護」(『週刊新潮』10/17号)

同・第12位「佳子さま孤独の食卓と『へそ出し』『女豹』10・6セクシーダンス」(『週刊文春』10/17号)「『秋篠宮邸』に響く怒声」(『週刊新潮』10/17号)

同・第13位「香港デモ『マスク禁止』の裏に中国『監視カメラ捜査』の脅威」(『週刊文春』10/17号)

同・第14位「『いだてん』の打ち上げは史上最大級-視聴率は苦戦したけど……」(『フライデー』10/25号)

同・第15位「視聴率もサゲてしまった『立川志らく』試練の『人情噺』」(『週刊新潮』10/17号)

今週は現代とポストが合併号でお休み。

12日から13日にかけて静岡、長野、関東から東日本を襲った超大型の台風19号は、大きな爪痕を残した。

千曲川や東京の多摩川が氾濫するという信じられないほどの大雨を降らし、ラグビーW杯で日本がベスト8に進出した喜びも吹っ飛んでしまった。

大地震も大変だが、河川の氾濫で浸水した家屋を元通りにするには、想像を絶する困難があるだろう。

テレビで、家の中にまで水が入ってしまった家屋の人たちの姿を見ると、お見舞いの言葉を失う。

改めて「災害大国ニッポン」をどうしたらいいのか、日本全体で対策を考えるべきときである。

これで首都圏大地震が来たら、日本は再び立ち上がる気力さえ失うだろう。これほどの大きな台風が襲ってくるのも、地球温暖化の影響があるはずだ。

仕方ない、自然には勝てないと諦めないで、できることをまず始めることだ。少なくとも、崖下や河川の氾濫が予測されるところに住んでいる人たちを、安全な場所に住み替えてもらうことぐらいはやらなくては。もちろん新しい住居は国が提供する。

原発はすぐに廃炉にする。都市機能移転を早急に進める。永田町などは東京のど真ん中にある必要はない。国会と一緒に北海道へもっていったらいい。沖縄でもいい。

毎年のように繰り返される災害被害を、最小にする努力を今すぐに始めるべきである。

さて、最初は、朝のワイドショーの話から。

立川志らくという落語家がいる。談志の後継者だと、自分だけ思っているおめでたい人間だが、彼が10月から、TBS朝の情報番組『グッとラック!』のMCになり、チョッピリ話題になった。

だが新潮が報じているように、視聴率は、落語家だけに下げっ放しだそうだ。初回が2・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、2回目も2・6%、3回目は2・3%と下げ止まらない。

多少志らくを知っているものだから、気になって覗いてみたが、悪いのが一瞬でわかった。志らくの着物姿は朝から見たくない。それに画面がやけに広々としている。2人のアナウンサーの話し方も素人の域を出ない。志らくでは視聴者を呼べないのだから、もっと工夫がないと、あっという間に終わりになるかもしれない。

次もテレビの話。NHKの大河ドラマ『いだてん』は、大河史上最低の視聴率で話題になったが、それでも打ち上げは「史上最大級だった」とフライデーが報じている。

10月4日の港区の高級ホテルには、中村勘九郎、綾瀬はるか、橋本愛、松坂桃李、役所広司などが続々集まり、視聴率下げ男のビートたけしも来て、何をいっているのかわからない滑舌の悪い挨拶をしたそうだ。

文春がコラムで、香港のデモ隊に「覆面禁止法」が定められたのは、中国側が、デモ隊を撮影しておいて、首謀者を顔認識で割り出すためには、覆面やマスクが邪魔だからという理由だと報じている。

そのことはデモに参加している学生たちも十分承知していて、ゴーグルや防毒マスクははずさないといっている。この香港デモ、まだまだ終わりそうにない。

ところで、相も変わらず、秋篠宮家の話題が多い。新潮は、長女・眞子さんの結婚問題に端を発した母と娘の諍いが、夫婦間にも及び、とうとう宮内庁関係者が、「ご夫婦は現在、ご一緒にいたくないのではないか。そう訝る声が、庁内からも上がっています」といいだしたのだ。

秋篠宮夫妻の離婚が、眞子さんの結婚より先になる?

文春では、次女の佳子さんが、10月6日、所属しているヒップホップダンススクールの発表会で、「ヘソ出し」「女豹」セクシーダンスを披露したと報じている。

かなり詳しく、その時の様子が書かれているが、なぜ文春は、その佳子さんのセクシーダンスを隠し撮りしなかったのだろう。

もちろん撮影は禁止されていただろうが、そんなことで怯む文春ではあるまい。それがグラビアにドーンと載っただけで、20万部は増刷できるな。私も真っ先に買う。

文春も、世間の目を気にするようになったのか。失礼だが、そうだとしたら週刊誌の堕落である。

さて、中止騒ぎが波紋を呼んだあいちトリエンナーレ2019の中の「表現の不自由展・その後」が、10月8日に再開された。

文科省が補助金を交付しないといい出したり、まさにこの国の言論・表現の不自由さをあぶりだす展示会になったが、再開されたからといって、手放しでは喜べない。

一番の理由は、こうした展示をやろうとした津田大介芸術監督たちが、この不自由展がなぜ中止になってしまったのか、なぜ再開したのかを、はっきり説明できてないからである。

作品に対する個々の想いは様々あって当然である。慰安婦像や天皇をコラージュした展示物に、色々な反応があるのは予想されたことだ。それでもこれをやらなければという、強い思いが、主催者側からいまだに伝わってこないのだ。

政治家や文科省などほっとけばいい。なし崩し的に中止し、なし崩し的に再開では、出品している側にも見る側にも、釈然としないものが残るだけだと思うが。

さて、私が愛してやまない吉永小百合が週朝でインタビューに答えている。最新作『最高の人生の見つけ方』(公開中)について語っている。

これはしばらく前に公開されたジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが、余命半年と宣告され、次々に死ぬまでにやりたかったことをやっていくというストーリーで、日本でも大ヒットした。

これをリメイクしたものだが、こちらは天海祐希との女2人が主人公である。11日から公開されている。見に行こうと思っているのだが、台風のためにまだ見ていない。

彼女は私と同じ年の生まれで、彼女は3月の早生まれ、私は11月だから、8ヵ月もお姉さんになるが、若々しさと健康的なところは、往時と変わらないのは凄い。

あなたの死ぬまでにやりたいことはと聞かれ、こう答えている。

「新しいスポーツをやりたいという思いがあるんですよね。アウトドア派で、体を動かすのは大好きですから。これまでずいぶんいろいろなスポーツをやってきました。合わないと思ったものはやめて、また新しいものに挑戦するというのを繰り返してきたんです。

腹筋はちゃんと続けていますよ。強度は弱くしてますけど、毎日100回やっています。最近面白そうだと思っているのは、空手です。東京オリンピックで正式種目になって、テレビでやることも多くなりましたよね。

清水(希容)選手という美しい女性がいまして、彼女のやる形がとてもきれいなんですよねえ。空手の形をやると体にいいでしょうし、その動きが芝居にもプラスになるんじゃないかと思っています。それで今、憧れています。

これまでやらずに後悔したことですか? これは後悔とは違うんですが、他の職業を知らないということですね」

これからやりたいスポーツが空手というのは驚く。空手着を着た姿を見てみたいな。女優をいつまで続けるのか?

「女優も、いつまでできるかはやってみないとわかりません。幕が下りるときは、自分で感じると思うんです。そのときはやめようと思います。(樹木)希林さんのように、最後まで何本も出続けるのはかっこいいと思います。でも私にそういうことができるかどうか。それはわからないですね。

あまり先のことは考えず、『最新作が代表作』になるように、いただいたお仕事をひとつずつ頑張っていきたいと思います」

私が死ぬまでにやりたいことは、吉永小百合にインタビューすることである。それができたら死んでもいい。永遠のサユリストの夢である。

お次はフライデーから。道端アンジェリカ(33)というモデルがいる。父親はアルゼンチン人だそうだ。結婚した相手はキム・ジョンヒ(38)という韓国籍の男だが、10月3日に、恐喝容疑で警視庁組織犯罪対策2課に逮捕された。

被害男性は会社経営者の40代男性で、道端の友人。キムが経営する代官山のバーの個室で、イチャイチャしているのを防犯カメラで撮影していて、それを見せながら「鉛筆で目を刺す」と脅したというのだ。

だが脅迫額が35万円と中途半端で、これからも延々絞り取ろうとしているのではないかと見られているようだ。それに、恐喝であれば捜査1課が動くのに、2課が動いたのは、コリアンマフィアとキムが関係があるのではないかとみなされていると、フライデーは見ているようだ。

それに道端も、恐怖で止められなかったといっているが、「共犯」の線で捜査を続けているという。新潮は、美人局疑惑があるのではないかと見ているようだが、この事件、まだまだ奥がありそうだ。

さて、神戸市立東須磨小学校の教師たちが、同僚の20代の男性教師にいじめを働き、目に激からスープを擦り付け、それを動画で撮っていたことが問題になっている。

こんなバカなことがあっていいわけはないが、なぜ、そのときの一部始終が撮影され、その動画が流出したのであろう。

いじめは、新潮によると、2018年から今年にかけて行われ、須磨小の教員4人が20代の男性教員にセクハラの強要やパワハラを行ってきたという。加害教員の中に40代の女性教員がおり、彼女がリーダーで、他の3人は彼女に気に入られたいがためにやっていたという。

件の男性教員は精神的に不安定になり、9月から休職しているそうだ。

学校側は今年の6月にはこうした問題を把握したようだが、加害者側を十分に説諭した形跡は見られないという。

さらに文春によれば、リーダー格の女性教員は、受け持ちのクラスのホームルームで、「こんなことがあって楽しかったんだ」と話していたそうである。

ワイドショーなどでは、男ならなぜやり返さないんだ的無責任な発言が聞かれるようだが、学校という上下関係の厳しい閉鎖社会では、声を上げても、追い出されるのは被害者の方だったりすることがあるので、辞める覚悟がない人間にはできないのだろう。

フランスへ行っていたので、2週間日本を留守にした。

溜まった雑誌を読んでいる。文藝春秋11月号の「『ポスト安倍』に問う」で、岸田文雄自民党政調会長が、「次の総裁選には立ちますか?」と聞かれて、「はい、立ちます」と答えている。その前提が「安倍総理の時代が終わった後」というのが岸田らしくて面白い。

この中で岸田は、憲法改正について聞かれ「それぞれが司司の役割を果たしていく」といっている。なるほどと思った。司司を連発したのは竹下登元総理だった。岸田は竹下型政治家なのだ。だが、田中角栄のいうがままだった竹下も、金丸信に炊き付けられて「創政会」を立ち上げ、田中と離反して総理へと昇りつめた。岸田はいつ安倍を見限るのか、それとも安倍と一緒に沈没するのか。

相も変わらず、小泉進次郎の評判が悪い。新潮が面白いエピソードを載せている。内閣改造の直前に、進次郎のもとに参じた知人たちが、彼の行きつけの四川料理の高級中華料理店で、「冷やし担々麺」を食べることになったという。

進次郎が前もって人数分を頼んでいたそうだが、それは「冷やし担々麺の坦々抜き」だったそうだ。坦々とは上に乗っているひき肉だが、その脂肪が、健康に気を配る進次郎には気になったのかもしれない。

だが、坦々なしのただの「辛麺」である。そこで新潮らしく、担々は脂肪の塊だから、常に世論受けを目指す彼にとっては、それは体形を崩す余計なものだったか、あるいは、大事なのは具(中身)ではない、という彼なりのメッセージを伝えたかったのではないかというのである。

要は、今の進次郎の存在そのものが「坦々抜きの担々麺」だといいたいのだ。

改造の目玉として起用したのだから、安倍首相はずいぶん気を揉んでいるのではないかと推測するが、そうではないと官邸スタッフが解説する。

進次郎人気が続けば、いざ解散という時に彼を人寄せパンダとして使えるし、コケれば、進次郎の後にいる菅官房長官にダメージを与えられるから、どちらにしても安倍にとって都合がいいというのである。

国会の初答弁でも、官僚が書いたと思われるカンニングペーパーを読みながらで、テレビを見ていた私はガッカリした。小泉進次郎危うしである。

サンデー毎日では、マスメディアが進次郎をダメにしているのではないかという見方をしている。

『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』(集英社)の著者である畠山理仁が、大手メディアの記者たちの進次郎の持ち上げ振りを批判をする。

「日本のメディアは血筋に弱い。小泉家は4代続く政治家一家で、父親は元首相。しかも、本人がイケメンとなれば、皆持ち上げる。選挙に関係ない高校野球の話題を振ってコメントを取ろうとするなど、記者たちはニコニコ顔で小泉氏のご機嫌をうかがう。その中で、私が嫌な質問をすると、一斉ににらんできた」

産経新聞のある政治部記者も、産経ウェブニュース「【安倍政権考】小泉進次郎環境相が“小泉語録”で被弾の理由」(10月4日付)で、こう記しているという。

「(小泉氏の番記者だった)当時の反省も含めて素直にいえば、演説上手の小泉氏は、国政選挙で全国各地に応援に入れば人が集まるスターとしてちやほやされ、永田町という“ぬるま湯”で甘やかされてきた面もあると思う」

メディアが甘やかし、事務所は過剰に進次郎を守ってきた。そのことが、「小泉氏にとって最大の不幸だったのではないか」と、畠山は振り返る。

文春がコラムで、安倍の懐刀といわれる北村滋国家安全保障局長が、週刊朝日に、「今年中に安倍総理と金正恩朝鮮労働党委員長の平壌での首脳会談実施を目指しています」と答えたことが話題になっていると報じている。

そりゃあそうだろう。新聞だったら一面の大スクープだ。本人はもちろん否定しているが、取材したのが『内閣情報調査室』の著者である今井良で、同書の帯に北村が、絶賛するコメントを寄せているからだ。

金正恩との会談を仕掛けるために水面下で動いているのは間違いない。だが、外交上手の北朝鮮だから、実現したとしても、高い代償を払わされるはずだ。

ところで、小手伸也(45)という俳優がいる。早稲田大学の演劇サークルに憧れ、二浪して早稲田に入り、卒業後に劇団を立ち上げ、役者の道を選んだ。

だがなかなか芽が出ず、苦節20年、ようやく個性的な役者として、NHKの大河ドラマ『真田丸』や『コンフィデンスマンJP』でブレイクした。

今春上半期でテレビ出演68本増と快進撃の小手だったが、文春が、彼の不倫相手から、小手が結婚していないとウソをついてカラダの関係を続けていたという告白を掲載したのである。

女優の柴咲コウ似の30代の女性は、彼の演劇『黒執事』を見に行ってファンになり、メッセージを送ると、「サムネ(プロフィール画像)が可愛いから気になっちゃって(中略)今度飲み行こ!」という返事が来た。

会ったその夜に、小手は慣れた手つきでホテルを予約し、男女の仲になった。

彼女によると、小手は彼女なんていないといっていたが、いつも撮影を理由に朝早くホテルから帰っていくし、料理を作りに行こうかと聞くと、モゴモゴいって要領を得なかったという。

そのうち、『コンフィデンスマンJP』などで売れ始めると、距離を置くようになり、そして、「ごめんなさい。そばに大切な人が出来ました。だから、今までのようには……」という一方的なメッセージが来て、終わりを迎えた。

だが、今年始めのテレビで、小手が、11年に結婚していて子どもがいると明かしたのを見て、彼女は小手に嫌悪感を抱いたというのだ。

そこから、文春に告白するまでかなり時間があいているが、まあいいか。小手は文春に対して、最初は彼女との関係を否定していたが、その5日後に自ら文春に来て、神妙な顔をして彼女との仲を認めたというのである。そしてこう語った。

「僕自身、モテる人間ではないので不倫などとは接触のない人生だった。自己耐性のなさがブレーキの踏みどころを誤ることになったと思います」

また公式サイトでも、「全ては私の不徳の致すところ、自身の未熟さを痛感して、家内からもかつて無い程叱られ深く反省しております」と謝罪している。まあ、チョッピリ可哀想な気もするけどね。

先週も少し触れたが、野暮用でフランスのニースとパリに行ってきた。ニースの真っ青な海と空の下で、生ガキとムール貝を食べながら飲むシャブリが最高。

ニースは初めてだったが、パリも40年ぶり。後に映画字幕の第一人者になる戸田奈津子がまだ売れない時で、通訳として週刊現代の取材で行ったわれわれに同行してくれた。

その頃と一番変わったのは、どの案内板にもビストロのメニューにも中国語が表記されていることだ。

40年前は、レストランのメニューに日本語で料理の説明があると、日本もここまで国力が上がったのかと感激したものだった。だけど今は圧倒的に中国語、少し韓国語、日本語は少数派。

フランスは人種の坩堝。夜は15度ぐらいまで冷え込むのに、肌の色の違う女性たちが、黒を基調とした薄い服装で颯爽と街を闊歩していた。

日本人のように、俯いてスマホをのぞき込んで歩くのは男性にもほとんどいない。カッコ悪いのだ。

ビストロのワインが安くておいしいのは当然だが、料理もボリュームがあり、値段もリーズナブル。日本でいえば少しいい居酒屋程度。

パリやニューヨークのマンハッタンのいいところは、どこへでも歩いて行けること。エッフェル塔近くのアパルトマンから、モンマルトルの丘のにあるサクレ・クール寺院まで1時間と少し。歩き疲れたらカフェでエスプレッソ・ダブルを啜りながら、道行く人を眺める。

私の好きなマティスの美術館(ニース)、モネの大作「睡蓮」のあるオランジュリー美術館、ルーブルでは45分かかってモナリザも見てきた。

心配していたひったくりには遭わなかったが、帰国当日、パリの警視庁本部で男性職員が同僚4人を刃物で殺害する「テロ事件」が起こった。パリの空の下には、まだまだ不穏な空気が流れているようだ。

デジタル版の新聞はもちろんのこと、d-マガジンも読めるので、日本の事情はわかっていた。

一番びっくりしたのは、関電幹部たちが総額3億2000万円といわれる金品を受け取っていたという“事件”だった。

渡していたのは福井県・高浜町、人口1万人程度の小さな町役場の助役だった森山栄治という人間で、今年の3月に90歳で亡くなっているという。

先週号の新潮で、社会部記者がこう解説していた。

「森山さんに資金提供していた土木関連会社『吉田開発』に、昨年、金沢国税局が税務調査に入ったのが端緒です。

この調査から森山さんへの資金の流れを把握した国税は、森山さんを調べた。彼がつけていた手帳を押収したところ、関電への金の流れを記したメモが見つかったのです」

新潮によると、森山の背景には部落解放同盟があったといわれているようだが、それにしても一助役がなぜそのようなことができたのか。

当初、辞めないといっていた関電の八木誠会長と岩根茂樹社長だが、一転、辞任を表明した。

新潮は今週の続報で、カネの還流のカラクリは、森山が非常勤顧問に就いている「吉田開発」などの特定企業に、関電が原発関連事業を発注して、その受注で潤った企業が森山を通じて関電側に金品を贈るという構図だとしている。

こうしたことが行われていたのは、森山ケースだけではなく、原発を誘致している町や村では似たようなことが行われているはずである。また当然だが、森山マネーは政治家にも渡っていた。福井1区選出の稲田朋美元防衛相に、森山が関係していた会社が献金していたことも明るみに出てきた。

これだけはっきりした事実があるにもかかわらず、大阪地検特捜部は捜査に及び腰だと文春が報じている。

なぜなら、関電は「関西検察のドン」といわれる元検事総長の土肥孝治弁護士を招聘していた。今年6月からは、土肥の後任として佐々木茂夫元大阪高検検事長が就任するなど、大阪地検OBたちに守られているからだそうだ。

伏魔殿の原発村の闇を解明するチャンスだが、国会での野党の突っ込みも矛先が鈍い気がする。

文春は、北海道選挙区の長谷川岳参院議員(48・現総務副大臣)が、旭川空港ビル社長も務める西川将人市長に電話してきて、「空港ビル側が非協力的で、冷たい対応をしているのは看過できない」といってきたと報じている。

長谷川の知人で、旭川空港でスイーツ専門店をやっている人間が、空港ビル側に、採算が取れないので店舗の運営を市の補助金で支援してほしいと申し入れたのに、「店舗を維持するための補助金は制度的にありません」と断ったことに怒ったためだという。

この御仁、自分をよほどえらい人間だと勘違いしているようだ。

というわけで、今週の第1位は、改造内閣の目玉の一人、菅原一秀経済産業大臣の醜聞である。

これだけ悪条件が揃っているのに、辞めさせることができなければ、野党の責任は重いといわざるを得ない。

改造内閣の火種といわれている菅原一秀経産相(57)を文春は、「令和の疑惑のデパート」と呼んでいる。

この大臣、早稲田大学時代にダンスボーカルグループ『TRF』のSAMと組んでいたことで知られているそうだが、秘書に対するパワハラがひどくて、初当選から16年間で17人もの公設秘書が辞めていっているという。

怒り出したら止まらない。道順を間違えた運転手を、後部座席から蹴り飛ばす。秘書からカネを借りても返さないそうだ。

その上、私設秘書を「公設秘書にしてやる」といって、秘書給料40万円の中から、毎月10万円を事務所に入れさせるなど、やり方がセコイ。

だが、地元の支援者たちにはカネを惜しまず使う。文春が手に入れた文書によると、盆暮れには5000円前後の高級メロンやカニ、イクラなどを贈っていたというし、新年会やお通夜には、1万円から5000円を秘書に持って行かせていたそうである。

これらの行為は、政治家のモラルに反することはもちろんのこと、政治資金規正法にも抵触する恐れがある。

菅原は、選挙区内の人にモノを贈ったことや秘書給与のピンハネについては、否定しているが、しかるべき場で説明責任を果たすべきである。

菅原も長谷川も菅官房長官派だそうだ。

何やら、ポスト安倍がらみで、一歩抜きん出ているといわれる菅をけん制しようと、誰かがリークしているようにも見える。

自分がキングメーカーになりたい安倍と、実力ナンバー1の二階、それに岸田と菅が、水面下で激しく動き出した気がする。(文中一部敬称略)

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