投票したい政党がない人、必見! 少しでも「マシ」なところに投票する方法

投票したい政党がない人、必見! 少しでも「マシ」なところに投票する方法

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  • 更新日:2017/10/13
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果たしてどこに投票すべきなのか… 自分でしっかり考えてみては?(※イメージ写真)

10日、衆院選は公示された。街頭演説や選挙カーでの名前の連呼が始まった。各党自分の政党の政策をピーアールするが、今回の選挙、多くの国民が投票先に悩んでいるのではないだろうか。

そこで、今回は、『日本一やさしい「政治の教科書」できました。』(朝日新聞出版)から、ジャーナリストの津田大介さんが、AKB48の加藤玲奈さん、向井地美音さん、茂木忍さんに行った、選挙についての授業を紹介したい。

■せめて、マシな政治を選ぶには

津田大介:さて、長かった授業も、これで最後ですね。

加藤玲奈:これまで授業を受けてきて、やっぱり自分の意見に近い人や党を探して、選びたいなと感じています。

津田:そうですね。投票先の選び方に「正解」はありませんが、判断の基準を個人にするか、党にするかを考えて選ぶことがポイントになりますね。

茂木忍:候補者や党から発信している情報をチェックする以外に、自分の考えにあう人や党を見つける方法はないんでしょうか?

津田:ネットにあるサービスを使って投票先を考える方法もありますよ。選挙期間になると、各新聞社などが「ボートマッチ」というウェブサイトを設けます。

加藤:ボートって、あの「船」の……?

津田:いえ、「boat」ではなく「vote」のことで、「投票」という意味です。マッチは「match」で「合う」という意味。つまりボートマッチとは、「自分の考えと、各政党(候補者)の考えがどれだけ一致しているか、自動で測定してくれるサービス」のことなんです。

向井地美音:じゃあそれで一致度の高い候補者を選べばいいんだ。面白い!

■争点を知り、自分の考えに近いところを探す

津田:ボートマッチでは、アンケートのようにさまざまな質問に答えていくと、最後に結果(各候補者との一致度)が出ます。実際に「2014年衆院選」のときのサイトを見てみましょう。

茂木:憲法についての質問で、「改正して自衛権を明記したら……」とありますね。憲法9を改正したら、戦争につながるかどうかという議論のことでしょうか。難しいなあ……。

加藤:ほかにも、聞いたことはあっても、詳しく内容を知らない質問も多いですね。

津田:たしかに難しい質問もあると思います。でもボートマッチでは、質問を見て「何が問題になっているんだろう」と考えることも大切なポイントなんです。例えば「アベノミクス」の意味がわからなかったら、自分で検索して調べてみる。

加藤:なるほど。アンケートの質問を見ることで、逆に、今の日本の政治で問題になっていることや、解決しなければならない課題が何か、わかるようになっているんですね。

津田:質問の内容がわかれば、自分が賛成か反対かも判断できるでしょう。政治や経済、社会のさまざまな問題を学ぶ、いい機会になりますよ。

加藤:それぞれの問題の争点が何か、知るきっかけにもなりますね。

茂木:「ヘイトスピーチ」についての質問もありますね。

津田:ネットを見ると人種差別的な発言が目立ちます。2016年の国会で「ヘイトスピーチ対策法」が成立しましたが、罰則がないので付けるべきだという人もいます。

向井地:人を傷つける発言は良くないと思います。

茂木:でも、むやみに規制したら、個人の考え方を拘束することにもつながりかねないと思います。

津田:そうですね。罰則を設けると、みんなに保障されている「表現の自由」を制限するおそれもある。両面から考えるべき問題ですね。

茂木:「カジノの解禁」って、どんな問題なんでしょうか。

津田: 日本では、賭博に当たるカジノは法律で禁止されています。ただ、パチンコや競馬は認められています。

加藤:なぜカジノはだめなんでしょう?

茂木:賭けごとに依存してしまう人が増えるからですか?

加藤:パチンコについても、依存症の問題が言われていますよね。

津田:一方で、日本にカジノがあれば、海外からの観光客がお金を落としてくれるから経済が回る、というメリットを主張する人もいます。法律で禁止したままだと、こっそり闇カジノを開く暴力団などの資金源になってしまうから、国が管理したほうが安全じゃないかという考え方もあります。

加藤:答えに迷う質問も多いですね。

津田:では、ボートマッチで皆さんが回答した結果を見てみましょうか。

■あなたは、どんな社会に住みたいか?

向井地:考え方が近い政党が出てきました。◯◯党何%とか。すごくわかりやすいです。

茂木:こうしてみると、日本には考えなければならない問題がたくさんあるんですね。ボートマッチをみて、自分だけでなく、家族とも話し合ってみたいなと思います。

津田:そうですね。もちろん、必ずしもボートマッチの結果通りに投票する必要はありませんが、投票先を決めひとつのヒントにはなります。

茂木 こうしたサイトは便利ですね。ほかにもあるんでしょうか?

津田:自分がどんな政治的な考えをもっているのか、質問に答えて傾向をみる「ポリティカルコンパス」のようなサイトもあります。イギリスには、自分が払った税金の使い道を考える「You Choose」というサイトもありますよ。

加藤:投票する前にぜひ、やってみたいです。自分自身で、いろんな問題について考える時間をつくることが大切なんですね。

向井地:ボートマッチの質問から、社会でどんなテーマが議論の的になっているのかがわかりました。それぞれのメリット、デメリットをよく飲みこんで、社会をもっとよくするにはどうすればいいのか、自分に何ができるのかを考えて、投票したいと思います!

津田:繰り返しになりますが、自分が動かなければ本当に何も変わりません。

自分にとってどんな政治がよくて、どんな社会に住みたいか。少しずつでよいので、考えて行動してみてください。

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