人類は地球外生命体を宿した“紫色の惑星”を見落としている! 宇宙人と“初対面”のXデーは2021年か!?

人類は地球外生命体を宿した“紫色の惑星”を見落としている! 宇宙人と“初対面”のXデーは2021年か!?

  • TOCANA
  • 更新日:2018/07/13
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この広大な宇宙に、我々のほかにも生命を宿す惑星が存在するのか? あるいは我々と同程度、またはそれ以上の文明を持つ知的生命体が、どこかで繁栄しているのか? さしあたって手がかりのないこの問題に対し、今やサイエンスの世界は決して空想を弄ぶのではなく、具体的な検討に入っているようだ。

■生命を宿した“紫色の惑星”が存在する!?

宇宙探査新時代を迎えるにあたって、我々はどんなことを肝に銘じておかなければならないのか。最近になって各分野の科学者たちは、それぞれの具体的な見解を述べている。

NASA(アメリカ航空宇宙局)が中心となり、現在鋭意開発が行われているのが赤外線観測用宇宙望遠鏡「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope、JWST)」だ。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 画像は「wikipedia」より

JWSTは現在運用中のハッブル宇宙望遠鏡の後継機として2021年3月に打ち上げが予定されているが、その主要任務のひとつには太陽系外惑星の詳細な観測も含まれている。その惑星に生命が存在する痕跡となるバイオシグネチャー(biosignature)を注意深く観測することもまたJWSTを通じて行われるのである。

JWSTが衛星軌道上に投入される2021年以降、人類の宇宙探査は新たな段階に入り、地球外生命体の探索が強力に推進されることになる。

宇宙誕生から2億年後の光を集めることができるJWSTは、反射する光を記録することによって地球外生命体が存在する可能性のある惑星の大気の状態を識別できるようになる。大気中の各構成要素はそれぞれ異なる光の帯域を反映することから、大気の成分と地表で優勢な色を識別できるということだ。“緑の惑星”である地球の優勢な色はもちろん“緑”となるが、NASA・エイムズ研究センターの宇宙生物学者であるメアリー・パレントー氏によれば、生命を宿した“紫色の惑星”もあるかもしれないという。

「生命の存在する惑星はどのように見えるでしょうか? 私たちは、多彩な世界を持つ銀河において、さまざまな異なる状況で生命を宿す可能性を見込んでおかなければなりません。“緑の地球”のようではない、紫色の惑星だって多分あるのです。このことが私たちが幅広い可能性を検討している理由です」(メアリー・パレントー氏)

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Express」の記事より

ほかの惑星の生命について想像をめぐらせれば、どうしても我々は地球上の生物を雛形にしてイメージを膨らませてしまいがちだが、パレントー氏によればどんな先入観も持ってはならないということだ。この宇宙にどのような“命のかたち”があるのかはまったく予断を許さないのである。

■「惑星が生きているかどうかは、生命が存在していることのみによって説明できる」

その惑星に生命が存在する可能性を占う条件としてまず最初にくるのが酸素の存在だ。しかし、米ワシントン大学の天文学者であるビクトリア・メドウズ氏は、大気中の酸素に過度にこだわることは、発見を見落としかねないバイアスになることを指摘している。我々の地球にしても、現在のように大気中の酸素が豊富になる以前にも数多くの生命が存在していたのだ。

メドウズ氏をはじめとする科学者は、NASAの地球外生命体探査プロジェクトであるNExSS(Nexus for Exoplanet System Science)の研究者に、これまで以上の広範囲の“命のかたち”を探索するよう促している。

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Express」の記事より

NASA・ゴダード宇宙飛行センターのショーン・ドマガル・ゴールドマン氏は、その惑星に生命がいるのかいないのか、安易に決めつけてはならないのだという。

「他の惑星での生命探査において“いる”または“いない”という回答をする必要はありません。惑星が生きているように見える理由は、生命が存在していることのみによって説明できるという強い自信が我々にはあります」(ショーン・ドマガル・ゴールドマン氏)

これまではややもすればSF的な、浮世離れしたイメージもあったかに思える地球外生命体探査の分野だが、決して夢物語ではなくきわめて具体的かつ現実的に検討する段階に入ったということになりそうだ。

「銀河系内の生命の存在の可能性について理論化する段階は終わり、今は“私たちは一人ぼっちか?”という究極の質問に対する答えを与える堅実な科学的探求に移行してきています」とNASAの太陽系外惑星研究者であるマーチン・スティル氏は語る。

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Express」の記事より

こうしてあらゆる可能性を視野に入れた地球外生命体探査の取り組みが着実に推し進められている。紫色の大自然に覆われた惑星が発見されるのもそう遠い先のことではないのかもしれない。
(文=仲田しんじ)

参考:「Express」、ほか

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