侍3番の上林 打てる、走れる「稲葉の兵法」

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2017/11/16
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3回1死一、三塁、打者・山川の時に二盗を決める上林

16日開幕の国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」に出場する日本代表の上林誠知外野手(22)=福岡ソフトバンク=が12日、稲葉ジャパンの“初安打”をマークした。初実戦となる日本ハムとの練習試合(宮崎・清武SOKKEN)に「3番右翼」でフル出場し、初回のチーム初安打など2安打。盗塁も決める活躍を見せ、指揮官のクリーンアップ起用にきっちり応えた。試合は3-3で引き分けた。

■小技でもアピール

稲葉ジャパンの初実戦で、真っ先に「H」ランプをともした。初回2死。侍の3番を任された上林は、初球から迷いなくバットを振った。4球のファウルなどで粘り、フルカウントからの8球目を仕留めた。右腕吉田の直球をはじき返した打球は中前で弾んだ。

「試合も久しぶりで初球からどんどん振っていこうと思った。(安打は)安心した。ホッとしました」

ホークスでは一度も経験がないクリーンアップでの起用は、朝のミーティングで知った。「打順はびっくりした」と驚きを隠せなかったが、すぐに「やることは変わらない。いつも下位なのでなかなかないこと。いい経験と思って打ちたい」と気持ちを落ち着けた。

3番起用は稲葉監督の強い意向だった。金子ヘッド兼打撃コーチは「監督たっての希望。打って走ってというところ」と説明。4番に長打力のある山川、5番は“4割打者”の近藤健が控える。打つだけでなく、足も速く、小技も効く上林が3番に抜てきされた。

■野手唯一フル出場

期待通りの働きを見せたのは3回だ。1死二塁から右前打で一、三塁とチャンスを拡大。続く山川の初球で二盗を決めた。「塁に出たら走ろうと思っていた。初球からいけたのは良かった」。山川の犠飛、近藤健の二塁打で2点を奪い、稲葉監督は「思い切って走ってくれた。効果的な盗塁だった」と褒めた。

7回には犠打も成功。外野手では唯一フル出場とアピールに成功した。ポストシーズンで打撃に苦しんだ姿は消えた。稲葉監督からは「トップを早めにつくっておくこと」と指摘を受け、「練習の打球の感じも良くなっている」と手応えもある。本大会だけでなく、3年後の東京五輪も見据えるホープに首脳陣の期待も日増しに高まっている。

この日の練習前には「何か“事”を起こします」と宣言し、マルチ安打に盗塁と有言実行。早くも稲葉ジャパンの「核」となりつつある。「チームのために何かできれば。いいイメージを持って大会に臨みたい」。伸び盛りの22歳が、アジア王者への道を切り開く。 (小畑大悟)

=2017/11/13付 西日本スポーツ=

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