ダム好きがダム好きのためクラウドファンディングで作った「ダムカード」

ダム好きがダム好きのためクラウドファンディングで作った「ダムカード」

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/14

"工場萌え""ダム萌え"など、産業構造物に萌えるブームはすっかり定着した。筆者も実はダム萌えである。

昔からなのだが、一般的に「美しい」という景色、夜景にはほとんど興味がない。「あ〜きれいだねえ」と周囲に気遣って口には出しつつも、5秒も経たずに飽きてしまっている。

大和ハウスのCMで、竹野内豊扮する夫が「天井の高い家が好き」と言いながらも、天井が低くて狭い空間が好きで、実は妻(中村優子)にはバレているというのをご存知だろう。多くの景勝地でそんな心境になっている。みんなが感動する景色に感動できない。おそらく写真や映像で見慣れてしまっているからだろう。

しかし、ダムを見るのは好きだ。「人間がこんな巨大な建造物を作れるのか!」と思うと、ココロが震える。いつまで見ていても飽きない。放水などされたら感動でめまいがしそうになる。

でも、ダム愛についてはもっともっと深い人がたくさんいる。そんなダム好きのために作られたカードがあるのだという。それが「ダムカード」だ。

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ダムカードは国土交通省と水資源機構(独立行政法人)の管理するダムを多くの人に知ってもらうため、平成19年から発行されているものだそう。カードの大きさや載せる内容を全国で統一している。

表面にはダムの写真や名称が掲載され、裏面にはダムの形式や貯水池の水量、ダム建設の技術などの情報が掲載される。

このダムカードが密かな人気を集めていることから、ダムの所有企業である東京電力ホールディングスも、ダムカードを2017年11月1日から大幅に増やして発行することになった。

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東京電力ホールディングスでは堤の高さが15メートルを超す、いわゆる"ハイダム”が全部で44基あるのだそう。その中から19のダムを候補として、クラウドファンディングによりダムカードを作ることになったのが、2017年9月のこと。早速クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で募集がかかり、9月26日の終了日までに246人の支援者から134万8000円の支援費用が集まった。

このうち寄付額が多かった13基のダムを、国土交通省が定めた統一デザインのダムカードとして発行することになった。

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一番人気となったのは、長野県松本市、信濃川水系犀川の上流部・梓川に建てられた「奈川渡ダム(ながわど)」だ。高さ155mの美しいアーチ式コンクリートダムで、1969年に竣工。日本の経済発展を支えてきた発電用のダムだ。ほかにも「稲核ダム(いねこき)」や「玉原ダム(たんばら)」など美しいダムが揃う。

惜しくも選からもれたが、22基のダムについては、東京電力エナジーパートナーの電気料金メニュー「アクアエナジー100」を契約した方への限定ダムカードとして発行されることになった。

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ちなみに筆者はコンクリートの量が多く、堂々としたダムが好きなので(どうでもいいと言わないで 笑)、「葛野川ダム(かずのがわ)」がおすすめ。山梨県大月市にある相模川水系の土室川にあり、堤の高さは105.2m。この地にある「葛野川発電所」は世界最大の有効落差、714mを持つ揚水式発電所だというのは、ダム好きとしては書かざるをえない。

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国土交通省の定めに従った最初の13基のダムカード(紺色のフレーム)については、ダムの管理事務所やダムの周辺施設で配布されているので、よかったら当地を訪れたときにチェックしていただければありがたい。

国土交通省ホームページ

なお、前述「アクアエナジー100」は2017年6月から開始された料金プランで、面白いのは"水力発電100%の電気"をお届けするというところだ。もちろん、発電所毎の電気を専用線で送電することはできないのだが、水力発電で起こした分に相当する"みなし電力"を分電するしくみなんだそう。

料金は2割程度高くなるが、"CO2排出量ゼロの電気"として注目されている。また、電気料金の一部は水源涵養林(すいげんかんようりん・難しいことばで恐縮だが、水源地で水を蓄える木々とご理解いただきたい)の育成などに使われるなど、環境を考えた活用がなされる。

CO2排出を減らすことは、世界中の企業で急がれていることであり、この「アクアエナジー100」と同様に水力100%でCO2ゼロの企業向けプラン「アクアプレミアム」は企業のCO2排出量削減の面でも注目なんだとか。

そして、「アクアエナジー100」に加入すると、いろいろな体験ができる。たとえば、丸沼ダム・丸沼発電所の見学へ行けたり、

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東京電力ホールディングスが管理する尾瀬ヶ原の一部エリアで夜のシカ調査ができるなど、貴重な体験ができる特典があるそう。こちらもご興味あれば、一度体験してみてはいかが?

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文/中馬幹弘

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