ストレートネックを予防するウェアラブルデバイス『alex』

ストレートネックを予防するウェアラブルデバイス『alex』

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/12

■連載/鈴木拓也のクラウドファンディング・ウォッチャー

長時間のスマホ使用で、頭痛や肩こりなどを引き起こす「スマホ首」が問題になっている。一説によると、スマホを所有している成人の約8割がスマホ首にかかっているか、その兆候があるという。

スマホを使っているときは、ついつい俯いた姿勢になってしまうが、これがスマホ首を引き起こす素因となる。大人の頭部はボーリングの球1個分(約5kg)の重さがあるが、スマホの画面を見て前傾姿勢になると、その負荷は3倍になる。そのため首の筋肉が常に緊張状態となり、様々な不定愁訴をもたらす。さらにスマホ首が進行すると、頚椎のカーブがなくなってしまうストレートネックになり、肩こりなどが慢性化してしまう。

スマホ首を治すには、いくつかの方法がある。過緊張となっている胸鎖乳突筋のストレッチ運動をする、テニスボールを首の後ろにあててマッサージする、大きく湾曲した竹枕で寝るといったものである。いずれも効果はあるが、今回紹介する『alex』は、既にかかってしまったスマホ首を治療するのではなく、スマホ首になるのを予防するという、画期的な製品である。

『alex』は自重が25gのウェアラブルデバイスで、黒いメガネのような形状をしている。ただしメガネと違い、あてがうのは首の後ろで、両端のつる(レッグ)で後ろから耳にひっかけて固定する。

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『alex』本体には、首の角度をモニターするセンサーとバイブレーターが内蔵されている。装着時に、首が一定以上の角度・時間曲がり続けると、バイブレーターが細かく振動して、スマホ首姿勢になっていることを警告するという仕掛けになっている。首を正しい位置に戻せば、振動は止まる。「振動→姿勢を直す」を繰り返しているうちに、『alex』がなくても正しい姿勢が身につくようになるが、それには1日4時間の装用を半年続けるのが目安となる(最初の3週間あたりから、徐々に効果は体感できる)。

また、本体にはフラッシュメモリも内蔵されており、Bluetoothで自身のスマホにデータを転送することができる。スマホに専用アプリをインストールしておけば、メモリのデータ(姿勢の角度や持続時間等)がスマホに転送され、どんな時に悪い姿勢になるのかグラフで表示され、自分のクセを知る参考になる。良い姿勢を続ければスコアを獲得し、100点を目指すというゲーム感覚で使うことも可能。

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スマホ首を予防するという、ありそうでなかった世界初のウェアラブルデバイスを開発したのは、2014年創業の韓国のナムという会社。姿勢矯正用の機器の開発・販売に特化して、『alex』が初の商品となる。当初はクラウドファンディングのキックスターターで資金を募ったところ、目標額の140%を達成して大成功を収めた。現在は日本のクラウドファンディング大手Makuakeで、販売代理店の株式会社EFGが先行販売を行っている。こちらは、目標額達成率にかかわらず日本国内での販売が約束されており、今なら個数限定で9,150円(税込)で購入できる。

ひとつ注意したいのは、『alex』はスマホ首を予防するデバイスであり、既にスマホ首になっているのを完治させるものではないという点。もちろん、それ以上の悪化は食い止める効果はあるだろうが、スマホ首の治療には専門家の指導のもと、ストレッチ運動など別の手段を併用する必要がある。

文/鈴木拓也

老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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