外国出身力士は日本語が上手...

  • 西日本新聞
  • 更新日:2017/11/12

外国出身力士は日本語が上手。優勝インタビューはもちろん、金星を挙げた若手のインタビューでも、日本語が自然に出てくる

▼彼らの日本語は言語学者の興味をそそる。早稲田大大学院の宮崎里司教授は、助教授時代に外国出身力士、親方、おかみさん、床山、近所の応援団などから話を聞いた

▼周りの人が言葉の先生になる相撲部屋は「理想的な日本語道場」と分かった。モンゴル出身1期生の旭天鵬は国から持参した辞書をほとんど使わなかった。来日直後に九州場所に行ったブラジル出身の国東(くにあずま)は一人で博多ラーメン店に通うことから始めた

▼米ハワイ出身で横綱になった曙は、下積み時代に兄弟子から「ごっつあんです」を「この野郎」に変換して教えられ、お世話になった人に「この野郎」を繰り返したという。言葉でもかわいがられて強くなった

▼力士は各地を毎年回るから方言も覚える。大阪では「そうでんなあ」、名古屋から帰ってくると「何言っとるがや」、博多に行くと「ばってん」などが会話に出てくる

▼以上、宮崎教授の著「外国人力士はなぜ日本語がうまいのか」(明治書院)から拾って書いた。この本の出版は16年前と古いが、「日本人はなぜ外国語が…」と言われ続ける間は新しさを失わない。ちなみに「なぜと思うか」と聞かれた外国出身力士は言ったそうだ。「日本人はどこに行っても固まる。できないの当たり前ですよ」

=2017/11/12付 西日本新聞朝刊=

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