海外モバイルトピックス (103) フロントカメラが2,100万画素! 次のステージに進んだスマホのカメラ画質競争

海外モバイルトピックス (103) フロントカメラが2,100万画素! 次のステージに進んだスマホのカメラ画質競争

  • マイナビニュース
  • 更新日:2016/10/18

最近のスマートフォンのカメラ機能の進化は著しい。今や2,000万画素クラスのカメラを搭載したスマートフォンも複数のメーカーから登場している。風景写真やレストランでの食事など、これだけ高画質なカメラならデジカメと変わらぬ美しい写真を撮影することができるだろう。ところがそのカメラの高画質化が、さらに進んでいるのだ。それは背面のリアカメラの話ではなく、フロントカメラの機能強化だ。

1,600万画素、2,100万画素と聞けばリアカメラの画質と思うだろうが、新興メーカーからはフロントカメラが1,000万画素を超える製品が次々と生まれている。それらの製品のターゲットユーザーはセルフィー、すなわち自分撮りを楽しむ若い女性ユーザーだ。新興メーカーのセルフィースマートフォンは、フロントカメラだけを比較すればiPhoneなど大手メーカーのスマートフォンよりもはるかに高性能になっている。

インスタグラムを見れば食事やペットの写真に交じって、自分の顔写真をアップしているユーザーが多くみられる。朝起きてから夜寝るまで、日常生活のあらゆるシーンでセルフィーを行う若い女性たちにとって、自分の顔を美しく写せるスマートフォンは無くてはならないものだろう。

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今やセルフィーはSNSに欠かせない

最近、OPPOとVIVOというスマートフォンメーカー(ブランド)が海外で急激にシェアを伸ばしている。その理由は両者ともセルフィーを強化したスマートフォンを次々に送り出しているからだ。中国の新興メーカーであるこの2社は、気が付けば世界のスマートフォンシェアで5位以内にランクインしているのである。日本でスマートフォンを販売しているソニー・モバイルはもちろんのこと、LGやASUSといった大手メーカーよりもOPPOとVIVOのスマートフォン販売台数は多い。サムスン、アップル、そして最近急に伸びているファーウェイのトップ3社の、その後につけているのがこの2社なのである。

OPPOの「F1 Plus」は価格が約45,000円と、iPhoneなどのハイエンドスマートフォンの半分(から2/3程度)と価格は安い。そしてリアカメラが1,300万画素なのに対し、フロントカメラは1,600万画素と、フロント側の方が高画質なのである。またVIVOの「X7」も価格は同等で、こちらもフロントカメラは1,600万画素、リアが1,300万画素とやはりセルフィー重視の設計になっている。

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急成長を遂げたOPPO。フロントカメラを売りにしている

両モデルはミッド・ハイレンジ向けのCPUを搭載する中高位に位置付けされる製品だ。だが動作速度は十分実用的で、SNS、WEBや地図検索など日常的な利用には十分な性能を有している。スマートフォンの性能は日々進化しているが、今のハイエンドスマートフォンはアプリやサービスを使うにはオーバースペック気味であるのである。それよりも若干低スペックな製品であっても、一般的な使い方であれば困ることは無いだろう。

OPPOもVIVOもセルフィー強化スマートフォンの広告や動画CMではフロントカメラを大きくアピールしており、リアカメラを使うシーンは一切ない。友人たちとの集合写真ですら、誰かがスマートフォンを持ってリアカメラで撮影しないのである。暗い室内であっても、フラッシュを搭載したフロントカメラを使えば、撮影者を含む全員が収まるセルフィー集合写真を撮影することができるのだ。

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VIVO X7の広告もセルフィー機能を大きくアピール

このセルフィースマートフォンの究極のモデルを出しているメーカーもある。こちらも中国の新興メーカー、Meituが発売する「M6」で、フロントカメラの画質はなんと2,100万画素に達している。本体デザインも女性を意識した美しいものになっており、セルフィーに興味の無いユーザーは元からターゲットにしていない、という潔い製品だ。

このM6は実際に中国や東南アジアではユーザーが多く、展示会に行けばコンパニオンの女性が休憩時間にM6を使ってセルフィーで自分を撮影、それをiPhoneに転送してSNSにアップしてる姿を見ることも多い。彼女たちにとってiPhoneのフロントカメラ画質では物足りないのだろう。

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女性を意識した外観のMeitu M6。だが最強の機能はフロントカメラだ

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展示会のMeituブースでM6を試すコンパニオンの女性

セルフィーは一過性のブームに終わると思いきや、自分の顔、すなわちそのときその瞬間の表情をがメッセージとして相手に伝えることができる。文字やスタンプよりも自分の気持ちをより的確に表現できるコミュニケーション手段であり、今後は静止画だけではなく「セルフィー動画」の利用者も増えていくだろう。

「スマートフォンを選ぶ時に、真っ先にフロントカメラ画質を確認する」なんて時代がいずれ来るだろう。そのころはフロントにデュアルカメラを搭載したモデルも出てくるかもしれない。スマートフォンのカメラは、これからフロントカメラの性能強化の時代を迎えそうだ。

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