「さっさと離婚して、彼を返して欲しいの...」友人の夫と浮気した、女の陰謀:サイコパスな夫

「さっさと離婚して、彼を返して欲しいの...」友人の夫と浮気した、女の陰謀:サイコパスな夫

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  • 更新日:2018/05/03

東大出身/外資系証券会社勤務/身長185cm/イケメン

このスペックを見て、あなたは何を感じるだろうか。

え?…ハイスペ男子?

あぁ、世間ではそう持て囃されているみたいね。しかもその人、爽やかで優しくて気が利いて、笑顔がとっても素敵みたい。

そんな完璧な人間、出会ったことある?
いたら、結婚したい?

やめておいたほうが、身のためだわ。

完璧な人間なんてこの世に存在しないのだから。もし存在するとしたら、その人は…“サイコパス”かもしれない。

希はそれまで付き合っていた商社マン拓也を振り、完璧な男・歩と結婚することに。当初は幸せな新婚生活を送っていたはずだったが、徐々にすれ違いを感じ始める。

結婚式直前に妊娠が発覚したが、歩の残酷な言動にショックを受け、不信感が募る。そして希は母親に全てを話そうと実家に逃げるが歩に連れ戻されてしまう。離婚しようか悩む希に、奈々が浮気の証拠があると口を開いた。

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奈々の陰謀

—希と歩君は、離婚すべきだ。

私にはわかる。私の父親と似ているの。
あの冷たい目を見た瞬間、わかったの。

—歩くんは、確実に…“サイコパス”だ。

私の父も、外では完璧な人間だった。とても社交的で優しくて…周りの人に慕われていた。沢山の人が父に媚びていたのをよく見ていたし、私にとっても自慢の父親だった。

でも、突然…。家に帰ると別人のように変わってしまうんだ…。

父は直接的な暴力は必ずしも振るわないものの、冷酷で利己的で、他人を利用するための道具としか見ていなかった。

人前で優しいのは、本当にその人の事を思って優しくしているのではなく、優しくした方が得だからだ。慢性的に嘘をつき、人を平気で傷つけるが罪悪感は皆無だった。

奈々が語る、サイコパスの実態が徐々に明らかになる…!

サイコパスは恐怖や不安を一切感じないため、言葉も態度も自信に満ちあふれており、口が達者で魅力的。

世間からの評判を異様なまでに追い求め、貪欲に賞賛を得ようとする性質があるため、社会的に成功するサイコパスも多いと聞いたことがある。

祖父母も父の事を大層気に入って、祖父母の強烈な後押しもあり、母は父との結婚を決意したようだ。

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父は、心臓外科界の名医だった。代々医者家系だから、私も医者になる道しか許されなかった。

テストで100点を取れば過剰なほど褒めてくれるけど、100点以外は0点と一緒。1番でなければ意味がないと物凄い形相で怒られた。

正直、父からは無償の愛というものを感じたことがない。過激すぎる飴と鞭のせいで、私は狂っていった。

100点を取らなければ、褒めてもらえない。1番でなければ、愛してもらえない。医者になれなければ、人間として扱ってもらえない。

父に褒められたくて、愛されたくて一生懸命頑張ってきた。

だけど結局、私は父が希望していた大学の医学部に受かる事は出来なかった。

「家の恥だ。おまえなんか要らない」

私はそう言われ、勘当された。もう10年くらい連絡は取っていない。

母は、箱入り娘だった。

なに不自由なく愛されて育ってきたからだろうか。世の中には、良い人しかいないと信じて疑わない純粋さがある。希に…とっても似ている。

母はどんな時でも父を貶す事はなかった。慈愛の精神に満ち溢れた聖母マリアのような女性だった。愛情深く、そして強くて真っ直ぐな女性だったのだ。

きっと母以外の女性だったら、精神を崩壊させすぐに離婚になっていた事だろう。いつも笑顔で穏やかな母は、本当の意味で強い女性だと思う。母は私が無事就職したのを見届けると、そこで初めて父に離婚を申し出た。

父は離婚に激しく抵抗して地の果てまで母を追いかける勢いだった。母が自分の言う事を聞かないとわかると、呆気なく母を捨て、数いた愛人の内の一人とすぐに再婚した。その人とは1年くらいで離婚してしまったみたいだが…。

奈々と歩が浮気した真相

サイコパスは、情のある優しくて愛情深い人間を狙う。それは、自分とは正反対の人間味のあるタイプだ。そういう人でないと自分を受け入れてくれないってわかっているから。

「幸せとは、心が静かに満たされてゆくこと」

マザー・テレサの、そんな言葉がある。欲望を満たしても、心が満たされることはない。人間の心を満たすことができるのは、心の底から静かに湧き上がる、愛の喜びだけ。

しかし、サイコパスは愛を知らない。人を愛する事が出来ないから、愛してもらおうとする。愛を搾取し、愛を利用するのだ。悲しきかな、決して愛し合うことはできない。

ステータスを手に入れたり、お金を稼いだり、権力を手に入れたり、性に奔放になったり、人を傷つけたり、どんなことをしても彼らの心は満たされることはない。

サイコパスは人の感情がわからないのではなく、むしろ感情を読み取る能力に長けているという。人の感情はわかるけど、共感する事が出来ないのだ。

相手が傷ついているという事実はわかるけど、可哀想だと思ったり心から慰めたり、思いやりを持って人の気持ちに寄り添うことは決してできない。

優しくて愛情深くて疑う事を知らない純粋無垢な希は、サイコパスにとってまさに、格好の獲物だったのだ。

…だから、私も希と仲良くなった。こんなに歪んだ自分を、疑うことなく暖かく受け入れてくれるから。

医学部に落ちた私は、高校の同級生達からは見下され疎遠になった。大学では新たな人間関係を築こうと思ったけれど、結局大学でもマウンティングばかりの人間関係にうんざりする毎日だった。

そんな中、人に上下を作らず誰に対しても平等に分け隔てなく接してくれる希は貴重な存在だった。そんな彼女に惹かれつつも、その純粋さをズタボロにしてやりたいという衝動に駆られてしまう。

でも…歩くんの目を見ると、少し安心する。
あぁこの人、父と一緒だ、同類だって。

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だから私は、歩君のお嫁さんには選ばれなかった。

でも、お似合いなのは私だ。お前と俺はお似合いだよって、彼もよく言ってくれた。

歩君は私の闇を瞬時に察知して、私をいとも簡単に夢中にさせ溺れさせた。お互いの闇をわかっているから、共依存のような関係なのだ。

こんな男イヤだと思いながらも、父に似た男に惹かれてしまうのよね。父に愛してもらえなかったから、歩くんに愛してもらう事で辛い過去を昇華しようとしていたのかも。

とにかく、希はこれ以上歩くんといても傷つくだけ。私は母を見ているから、希の未来も見える。遅かれ早かれ離婚するんだから早い方がいいわ。

とっとと離婚して、歩くんを返して欲しいの。

—ねぇ、希?歩くん、今、私の隣にいるよ

▶︎NEXT:4月27日金曜日更新予定
親友と浮気していた夫。さぁ、どうする希…!?

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