阪神・原口、「ノムラのすべて」で捕る&止める!捕手で100試合目標

阪神・原口、「ノムラのすべて」で捕る&止める!捕手で100試合目標

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  • 更新日:2017/01/12

“ノムラの教え”で弱点克服だ! 阪神・原口文仁捕手(24)が11日、甲子園室内で自主トレを公開。信奉する元阪神監督、野村克也氏(81)=サンケイスポーツ専属評論家=が著書やサンケイスポーツ連載などで説いている捕手の基本、「捕る、止める」を見つめ直していることを明かした。ミットがブレないキャッチング、柔軟な股関節が生む安定したワンバウンド捕球をマスターし、正妻の座もガッチリとつかむ。

基本の「き」、捕手の「いろは」に立ち返る。原口はもう一度「捕る、止める」という技術と真っ正面から向き合った。正妻を目指す以上、避けては通れない道だ。

「去年、試合に出て課題だったワンバウンドのストップとか、そういうところで、股関節、足首の(硬さの)影響というのがすごく大きかった。何か変えたいという思いで(トレーナーに)メニューを組んでもらって、少しずつ体になじんできたので。本当にキャンプも楽しみです」

手応えとともに“実質2年目”へ踏み出せる。甲子園室内で公開した自主トレ。多くの報道陣に囲まれながら、胸を張った。矢野作戦兼バッテリーコーチらの教え。そして、「捕手の仕事の第一はキャッチングだ」と言い切る野村克也氏の哲学が、常に頭にあった。

捕手として3017試合に出場し、2901安打、657本塁打。監督としてヤクルト、阪神などを率い3度の日本一に輝いた名将。原口が「小さい頃からずっと、野村さんの本が出れば買っていました。僕の人格は野村さんの本で形成されている、と言ってもいいくらいです」と心酔する師だ。今オフも、鞄に著書「野村の金言」(セブン&アイ出版)を忍ばせ、いつでも読めるようにしている。さらに昨年、サンケイスポーツで連載された「ノムラのすべて 門外不出の野球ノートより」にも目を通し、自身に欠けている部分を確認した。

捕逸は、戸柱(DeNA)に次ぐリーグワースト2位の「7」。野村氏の『下半身強化、フットワーク練習を積むこと』という教えを実践し、昨季終了直後、すぐに股関節や足首の可動域を広げるメニューを導入。低く滑らかな動きができるよう鍛錬し、今まさに好感触を得ているという。

捕球する際の形も、根本から見直した。

「(自分のせいで)ストライクがボールになったりというのが、だいぶ僕の中であった。本当に悔しいところ。オフもキャッチングをしていました。一番は(ミットが)ブレないということ。捕った位置に止めたい」

こちらも野村氏は『一度ミットを構えた後、一瞬だけミットを下向きに閉じ、投球に合わせて開いて捕る者が多い。この癖はなくすべき』など断言している。原口が追い求める理想は捕る前から“微動だにしない”形。まずは最低限として、捕球後にピタッと止めることから取り組んでいる。

「レギュラーという数字は、キャッチャーとして100試合以上マスクをかぶらないといけない。そこを一つの目標にしたいと思います」

野村氏の遠い背中を追い、打てる捕手を志す。ワンバウンドも止める。ミットも動かさない。明確な課題を克服し、扇の要にデンと座って動かないつもりだ。 (長友孝輔)

★野球BAN出たい

この日の自主トレで原口は低く強い約40メートルのスローイングを披露。古傷を持つ右肩も「(秋季)キャンプからいい状態が続いています。実戦形式に入っていくことになると思うので、そこのレベルへ持っていきたい」と鼻息も荒い。

また帝京高の大先輩、とんねるず・石橋貴明の正月特番内のコーナー「リアル野球BAN」(ABC系列)への出演も「シーズンで結果を残して呼んでもらえるように頑張りたい」と目を輝かせた。年末には東京都内で会食が実現。同校OBの杉谷(日本ハム)、山崎(DeNA)と「帝京魂」を注入された。

データBOX

◎…昨年の阪神のチーム捕逸は「10」で、DeNAと並びリーグワースト(最少は中日の3)。原口は最多「7」で、坂本、梅野、岡崎が「1」ずつ記録している ◎…セ・リーグのワーストはDeNA・戸柱の「8」。2位は原口で、3位はヤクルト・中村の「6」。ちなみに昨年100試合以上捕手として出場した選手の中で、最も捕逸が少なかったのは中日・杉山の「1」

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自主トレを公開した原口。捕手の基本から見直し、今シーズンに挑む(撮影・山田喜貴)

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