大阪・チンチン電車が走る町の こだわりがぎゅっと詰まったパン屋さん

大阪・チンチン電車が走る町の こだわりがぎゅっと詰まったパン屋さん

  • CREA WEB
  • 更新日:2017/08/15

チンチン電車と呼ばれ、親しまれている阪堺電軌上町線。姫松駅から線路沿いを天王寺方向へ150メートル程歩いたところに、小さなパン屋さんがあります。その名も「オーガニックパン工房それいゆ」。

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お店はチンチン電車の線路沿いにあります。右側に見えるのが、最寄りの姫松駅。

木造の建物を改造した店に一歩入ると、こんがり香ばしいパンの香りが漂っています。左手には、煉瓦を積んだ迫力の石窯と麦を挽く石臼。右手は、吹き抜けにした壁面の棚に、パンがずらり。

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左:木の扉が目印。右:オーナーの藤坂允さん、直穂さん夫妻。

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左:木のぬくもりがあふれる店内。右:店内の石臼で麦を挽いています。

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おいしそうなパンがずらり!

オーガニックの麦を石臼で挽いた全粒粉を、自家製の天然酵母で発酵させて石窯で焼いている、こだわりのパン屋さん。他の粉も材料も、店内の冷蔵庫に並んでいる飲み物も、オーガニックです。オープンは2011年11月11日。

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手前の左側にあるのが石窯。奥は厨房になっています。

「石窯は、京都・石窯研究所の竹下晃朗さんの設計。3日間かけて組み立てました」と、ご主人・藤坂允さん。大学生の頃から飲食店でアルバイトをし、いずれはカフェをしたいと思っていたのだそう。

「家で天然酵母のパンを焼くようになって、パン屋がいいなと(笑)」。パンの大手チェーン店数軒で基本の技術を習得。病気の母親が自然療法で元気になった経験から、食や材料へのこだわりを強めます。

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左:すべてのパン、スコーンなどの焼き菓子を石窯で焼いています。右:焼きたての食パン。

「オーガニックの材料を使うけれど、普通のパン屋さんっぽくやろうと決めたんです」と、マクロビオティックを学び、同じくパンのチェーン店で腕を磨いた妻の直穂さん。ハード系あり、食パンあり。お総菜系や甘いパンまで揃う、一見、最近よくある可愛いパン屋さん。でも、実はオーガニックで、自家製粉や窯にまで、おおいにこだわっているのです。

「チーズはオーガニックのものがないので、無添加のものです。生地には卵や乳製品を使っていません。アレルギーの方にも食べていただきたいから。自分達が食べたくないものは、作りたくありませんしね」。

種類豊富なオーガニック野菜のパン

まずは、種類豊富なオーガニック野菜を使ったパンをご紹介しましょう。

店の近所に泉州の農家さんが定期的に売りに来る野菜だけでなく、沖縄からの野菜や允さんの実家・京都からの野菜をふんだんに使った、旬のオーガニック野菜パンは、常時10種類以上。

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上左より時計回りで「無農薬人参のフォカッチャ」240円、「無農薬なすびとアンチョビのトマトソース」320円、「キクイモとゴルゴンゾーラのガレット」300円、「無農薬野菜の石窯焼きピザ」320円、「無農薬野菜のタルティーヌ」300円~、「ベジの野菜カレーパン」240円、「無農薬ごぼうとアンチョビのエピ」270円。

「無農薬野菜の石窯焼きピザ」は、オープン当初から人気の定番商品。もちもちした食感の生地に、旬の野菜をたっぷりトッピング。事前に注文すれば、ホールで持ち帰ることもできます。ホームパーティーにもオススメ。

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「無農薬野菜の石窯焼きピザ」320円。

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「無農薬なすびとアンチョビトマトソース」320円。

「無農薬人参のフォカッチャ」は、無農薬のニンジンが生地にいっぱい入っていて、優しい風味。ふんわり食感のフォカッチャ生地で、子供から年配の方まで食べやすい。

「無農薬なすびとアンチョビのトマトソース」は、豆乳とモチ粟のホワイトソースが使われていて、まろやか。野菜の持ち味がしっかり感じられます。

「キクイモとゴルゴンゾーラのガレット」も、豆乳とモチ粟のホワイトソースを使用。キクイモの食感とチーズの塩味でクセになる味わい。

「無農薬野菜のタルティーヌ」のベースは、バゲット。季節の野菜とチーズがたっぷりトッピングされています。

「無農薬ごぼうとアンチョビのエピ」は、さっくりした歯触りのフランスパン生地に、ゴボウの歯応えとアンチョビの風味がアクセント。

「ベジの野菜カレーパン」は、スパイスもオーガニック。マイルドな辛さの焼きカレーパンです。

どれも石臼で挽いた全粒粉の風味がして、噛む程においしい。「野菜パンは絶対やりたいと思っていたんです」と、料理好きの2人はにっこり。野菜は季節と共に変わっていきますが、どのパンも野菜の持ち味や食感が生かされていて、野菜好きにはたまりません。

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左が「ルヴァンカンパーニュ」1200円。上から時計回りに「ゴルゴンゾーラとナッツとレーズンのカンパーニュ」290円、「いちじくとくるみのカンパーニュ」260円、「有機クランベリーとクリームチーズのカンパーニュ」260円。

石臼挽き、石窯焼きというこちらのパンの特徴が一番はっきりわかるのが、土・日曜と平日1日だけ焼かれるカンパーニュ系の生地のもの。お目当てのパンを目指して遠方から買いに来る客も多いのだとか。

「カンパーニュ生地は、石臼挽きの有機全粒粉、BIOのライ麦全粒粉、有機レーズンの液種で作っています」と藤坂さん。むっちりした食感と口いっぱいに広がる麦の風味に感動。噛むうちにすっと消える口溶けの良さも大きな魅力です。

「ルヴァンカンパーニュ」は、口の中で麦が香り立つ豊かな味わい。さっくりした口当たりで、とても食べやすい。

イチジクの形をした「いちぢくとくるみのカンパーニュ」は、コリコリしたクルミとプチプチしたイチジクの食感が楽しい。

三日月型の「ゴルゴンゾーラとナッツとレーズンのカンパーニュ」も組み合わせが絶妙で、ワインにぴったりの味わいです。

「有機クランベリーとクリームチーズのカンパーニュ」は、クランベリーとナッツが入った生地でクリームチーズを包んで焼き上げた一品。これもワインが進みます。

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食パン「それいゆ20」460円。

全粒粉を20%を配合した定番の食パン「それいゆ20」のほかに、土日に焼く全粒粉100%の食パンも、ファンの多い逸品。どちらもトーストするとさっくりした食感で、香り高く、シンプルで食べ飽きません。

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左から、「プチそれいゆ20」140円、「レーズンのプチパン」150円、「くるみのプチパン」160円。手書きの札にはそれぞれのパンのおいしさの秘密が書かれています。

おやつにぴったりなパンもずらり!

おやつにぴったりの「甘い系」パンも、もちろんオーガニック。その代表が「よもぎアンパン」です。

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上左より時計回りで「ジャムとクリームチーズのパン」240円、「有機クランベリーのベーグル」230円、「有機ブルーベリーチョコぱん」250円、「ホワイトチョコパン」240円、「よもぎアンパン」220円、「レモンクリームパン」240円。

藤坂さんの親が山で摘んだ野生のヨモギを蒸して生地にたっぷり練り込んであります。こっくりと炊いた自家製有機あんを包んで焼き上げたアンパンは、食べると、自然そのものを味わっているよう。

「ジャムとクリームチーズのパン」は、クリームチーズとジャムが好相性。もちろん、ジャムはオーガニックの材料を使った自家製。全粒粉の生地のさっくり食感で、後口もさわやかです。

「有機クランベリーのベーグル」は、生地に弾力はありますが、とても食べやすい。甘酸っぱいベリーの風味で紅茶によく合いそう。

「有機ブルーベリーチョコぱん」は、ふんわりした生地の中に、ベリーのジャムとチョコレートが入っています。ベリーの酸味とチョコの風味で、ちょっぴり大人の味わい。

「ホワイトチョコパン」は、オーガニックのチョコレートを使用。どのパンも後口すっきり。もうひとつ食べたくなるおいしさです。

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こちらは期間限定の「よもぎとデーツのベーグル」240円。

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左:「それいゆのドーナツ」180円。右:「いちぢくとくるみの全粒粉100%のスコーン」240円。

見た目はいたってシンプルな甘い系のパン。こちらも季節ごとにどんどん変わります。また、パン以外にも、スコーンやマフィン、ケーキなど、季節に合わせて色々登場。どれもほんのり優しい甘さだから、どんな飲み物ともマッチします。

「オーガニックパン工房それいゆ」のパンは、どれも毎日食べても飽きないおいしさ。食べるとなぜか、ほっこりします。

「いつか2階でカフェを」。2人の夢が実現する日がとても楽しみ。早く焼きたてパンでおやつタイムができますように。

オーガニックパン工房それいゆ
所在地 大阪市阿倍野区帝塚山1-7-4
電話番号 06-6656-1623
https://www.facebook.com/organic.bakery.soleil/

文・撮影=そおだよおこ

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