2年目のジンクスで、シーズン最初の波乱!?

2年目のジンクスで、シーズン最初の波乱!?

  • J SPORTS
  • 更新日:2017/08/16
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セカンド・シーズン・シンドローム。いわゆる2年目のジンクスだが、イングランドでは伝統的に昇格2年目のチームを悩ます不振とみられてきた。しかし、近年は王者が陥る症候群となっている。

プレミアリーグでは2007〜2009年のマンチェスターUの3連覇以降、リーグタイトルを防衛できたチームが1つもいない。それどころか、2013年にリーグ優勝したユナイテッドは翌シーズンに7位と低迷。チェルシーも2015年に優勝すると次のシーズンは10位。そしてレスターも連覇がかかっていて昨季は12位という散々な結果に終わった。

だからこそ、就任1年目にリーグ制覇を果たしたチェルシーのアントニオ・コンテ監督は、チーム強化の重要性を必死に訴えてきたのだ。今夏は退任の噂が出るほど、補強方針やチームの方向性についてクラブ首脳陣と念入りに話し合い、納得できたから新たな契約を結んだ。

だが、どうだろうか。シーズン開幕を直前に控え、彼らは昨シーズンよりも強化されたと言えるだろうか。確かにFWアルバロ・モラタ、MFティエムエ・バカヨコ、DFアントニオ・リュディガーと中央の縦のラインに新戦力を加えたが、精神的支柱のDFジョン・テリーが退団し、MFネマニャ・マティッチはマンチェスターUへ移籍。何より、構想外となったFWディエゴ・コスタの穴は埋められそうにない。

OBも現状を危惧しており、6日(日)に行われたコミュニティシールドでスタジオ解説を務めたフランク・ランパードは、その日のマッチデープログラムを片手に「チェルシーはアーセナルの半数じゃないか」と選手層の薄さを指摘。確かにマッチデープログラムの裏に記載された両チームの選手リストを見ると、アーセナルの41名(これはこれで問題だが)に対してチェルシーはわずかに24名だった。

これでは本当にコンテが恐れていた「ジョゼ・モウリーニョの二の舞」も……。それはさすがに言い過ぎだが、優勝オッズで多くのブックメイカーが王者チェルシーをマンチェスター勢に次ぐ三番手に置いているのも十分納得がいく。

対するバーンリーも、決して順調とは言えない。昨季、リーグ最多セーブでクラブの年間最優秀選手に選ばれたGKトム・ヒートンは健在だが、彼の前で壁となって体を張ってきたイングランド代表DFマイケル・キーンが引き抜かれた。そして、昨季チーム2番目の得点数を誇ったFWアンドレ・グレイもワトフォードへ移籍することに。

さらにプレシーズンの締めくくりとして組まれていた8月5日のハノーファー戦が、観客のトラブルによりハーフタイムで中止という事態に。これにはショーン・ダイシ監督も「コンディションを考えて今日は60分や90分の出場時間を与えようと考えていたので痛い」と嘆かずにはいられなかった。

しかしバーンリーの場合は喜んで「セカンド・シーズン・シンドローム」を受け入れるだろう。昨季は16位で見事にプレミアに残留し、実に42年ぶりにトップリーグで“2季目”を迎える! 2年目があるだけで喜ばしいことなのだ。

もし背後から「セカンド・シーズン・シンドローム」と囁かれれば、おそらく両監督が振り返ることだろう。しかし、振り向いた顔が青ざめているのは、やはりブルーズの指揮官の方だと思う。

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