中日の入団テストに挑む松坂大輔 本当に戦力になるのか

中日の入団テストに挑む松坂大輔 本当に戦力になるのか

  • 文春オンライン
  • 更新日:2018/01/13
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「チャンスを頂き、感謝してます」と松坂 ©共同通信社

“平成の怪物”が、崖っぷちまで追い込まれている。

昨年11月5日にソフトバンク退団が発表された松坂大輔投手(37)。現役続行を模索しながらも、なかなかその去就が決まらない中、手を挙げたのは中日だった。

状況が動き出したのは昨年の12月19日。中日が獲得調査、と一部スポーツ紙が報じたのだ。白井オーナーは当初「賞味期限が切れておる」と否定的だったが、翌日の球団取締役会で報告を受けると一転。「監督、コーチなどの決定に任せる」として今月下旬、入団テストが行われることとなった。

「今回の話は、西武時代から松坂の兄貴分として昵懇の仲で、今は中日の編成を務めるデニー友利が動いた」と、ベテラン記者が解説する。

「デニーは松坂に一番最初に声を掛け、松坂本人は早々に中日入りを意識していたようです。ただ、球団内での根回しが不十分で、オーナーの耳に届いておらず、賞味期限切れ発言が飛び出してしまった(苦笑)。テスト云々は、いわばその辻褄合わせです」

どういうことか。

「オーナーの発言がなければ、テストなしで松坂入団が発表されていたはず。だから、テストで松坂が落ちるかも、と思っている番記者はいません。本人も名古屋の知り合いに『どの辺に住めばいいの?』と聞いて家探しをしていると聞いています」(同前)

松坂が中日のユニホームを着るのは確定的だとして、問題は、戦力になるか否かだ。

「本人は“良くなっている”と言っていますが、昨季は2軍でも投げていないわけで、常識的には難しい。ただ、中日では、もう投げられないと見られていた岩瀬仁紀(43)が復活した例もある。年俸は、出来高はつくでしょうが1軍最低ライン(1430万円)程度になりそう。森監督は『1、2勝してくれたら万歳だ』と言っているそうです」(スポーツ紙デスク)

その森監督は、松坂の西武時代の投手コーチだった。

「森さんは『(ダメだったら)辞めようや、と。引退試合をしてやってもいい』と言っていましたが、あれだけの投手を路頭に迷わせてはいけないという親心が獲得の理由だと思います」(同前)

平成の怪物は甦るのか、それとも師の“介錯”で球界を去るのか。まさに土壇場だ。

(「週刊文春」編集部)

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